5月5日 晴れ
夕暮れが近い水辺公園を歩いていたら、
私がお空でコタロウと会うのは こんなところなのかもなぁと思える風景を見た。
しばらくその風景の中に佇んで、あの世とこの世の境い目は
そんなに離れてはいなくて、そんなにしっかり分かれてもいないような気がした。
コタロウを見送ってから、私は死ぬことが怖くなくなった。
きっとまたコタロウに会える、と思うと
あの世も楽しみ、と思えるようになった。
親が冗談で「あとはお迎えを待つだけだ」と言うのを聞くと
「やめてよ~縁起でもない」などと言っていた私だが、
歳を重ねて親や兄弟や友人を見送るたびに、あちらの方が賑やかになって
あの世の方が楽しそうだなぁと思うようになるのかもしれない。
親の気持ちが少し理解できるようになったのかしら、私も。
生きている間は、この世で自分の機嫌をとって
できるだけ幸せに生きていこう。
コタロウに久しぶりに会ったときに、
この世で経験した楽しい土産話をコタロウに話せるように。
鳥のような雲が。私を乗せてコタロウの元へ連れて行って・・・
風にそよぐフワフワの。コタロウがひょっこりあらわれないかな・・・
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