プレミア12のジャパン代表候補45人が選出されました。ここからさらにふるいにかけられ、10月上旬に28人の“侍ジャパン”が選出されますが、非常に目を引いたのがセ・パの人数比率。パの29人に対してセは16人。過去11年間の交流戦の結果(パの10勝1敗)や過去10年間の日本シリーズの結果(パの7勝3敗)を見れば当然ですが、「64%対36%」という数字を突き出されるとやはり驚きます。
上位に君臨していた巨人、阪神、中日から選出されたのが6人、低迷することが多かった広島、ヤクルト、DeNAから選出されたのが10人。それに対してパ・リーグは、ソフトバンク7人、西武8人と、過去20年近く上位に君臨したチームから数多く選出されています。高校野球でも甲子園大会で勝てる学校(私は「牽引校」と言っています)のいる都道府県は強いです。
※「甲子園で勝てる=強い」は当たり前ですが、牽引校との切磋琢磨があってこそ都道府県大会のレベルが高くなるという意味です。
セ・リーグの低迷からの脱出は巨人、阪神、中日の頑張りが不可欠。FA戦略、ベテラン重視というリスクを伴わない補強戦略からいかに脱するか、ドラフトを前に考えなければいけない最重要のテーマだと思います。
[註]次のアドレスは侍ジャパンのオフィシャルサイト
http://www.japan-baseball.jp/jp/news/press/20150910_1.html