きになるぶろぐ

都城市で不動産売買専門の「株式会社きになる」 代表の前田です。きになることをだらだらと書いていこうかと。

強制執行断交日当日

2018-09-13 10:07:26 | しごとのこと
都城市【株式会社きになる】の前田健二です。



昨日は、先日ブログで記載した強制執行の断
行日でした。


強制執行断交日2日前



午前9時30分に現地待ち合わせで、15分
前に到着すると、高齢の女性の方が物件周辺
をうろうろしている…、関係者なのか?と声
をかけると、近くにお住いの民生委員さん。


事情を話すと、今回断行される入居者に関し
て保護をしてもらうために、社会福祉協議会
と連携するために、来ていただいたというこ
とで、話をしている間に弁護士、他関係者の
私を含めて総勢12名で突撃。




執行官の方は、すでに入居者と執行するため
に今後必要なもの、今日出ていかなければな
らないことなどを説明するも、なかなか説得
に応じてくれないと少し疲れた顔で話され、
そのあと、撤去作業を依頼していた業者さん
と一緒に当初すべての室内の荷物を動かそう
を思っていたのを、現地保管に移行して、店
舗の空いているスペースに入居者が指示する
「必要なもの」を移動。
ただ、移動するたびに、害虫の死骸を含めて
おぞましい光景が…。




その間も、社会福祉協議会の職員数名が心配
そうに見守り、やはり自主的に退去してもら
うために執行官は必死に説得。
突然、【ボコォ!】という音と共に、執行官
の【アッ!】という声が…、見てみると腐り
かけていた床を踏んでしまったらしく、大き
な穴が…。







結局30分の説得の甲斐あって、入居者(推
定70才)は生活保護を受給する手続きを行
うために、連れていかれる…。
っと、同時にすべての窓を塞ぐための工事と
鍵を交換するための鍵屋さんの交換がスター
ト。
これは、強制退去後に再度生活を行えないよ
うに入居できない状態にするためで、今後は
1カ月程度保管をして、入居されていた方の
引っ越し先が決まれば、そこに移動を、連絡
がない場合は処分。
そして、室内に残された動産(ゴミを含む)
をすべて処分し、最終的には家屋は解体。








今回の強制執行で要した費用は、100万円
近い金額になっていて、解体まで行えば、3
00万円以上の金額が必要となってくる…。




執行官の方がおっしゃっていたのですが、
毎月3件程度はこのような執行があるらしく
これからもっと増えていくと思いますと言わ
れ、賃貸保証会社を利用して契約をしている
オーナー・管理会社は仮に保証会社が破綻し
た場合は、保証人のない契約者のみの契約と
なり、不景気になると債権回収が増えていき
、連動して入金が遅延、破綻…。







2020年には債権保証に関して、民法が改
正となり、保証人になるにも条件、公証人の
利用など、人的担保も厳しくなる中、善良な
入居者を見分ける目と、将来のリスクに備え
ること、想定されるリスクと対策を今のうち
に考え、少しずつ準備が必要だと感じました。




また、私自身不動産業界に入って実は、初め
ての強制執行、いままで話し合いで解決でき
て来ていたことにありがたさを感じつつ、人
として、反面の勉強ができたことも感謝。
そして執行官をはじめとする今回の強制執行
にかかわった弁護士さん、社会福祉協議会の
みなさん、民生委員の方、臭いが厳しい中嫌
な顔ひとつせずに、黙々と手伝ってくれた業
者のみなさんすべてに感謝!




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