記憶のおとしもの・わすれもの

忘れたくないこともたくさん忘れちゃうし、日々のことなんて、
もっと忘れてしまうなぁ。
大事に書き続けたいです。

消し屋A読みました♪

2008年06月10日 | 本読みました♪
おもしろかったぁ~♪
人間がおもしろい!っていうか、すごく臨場感とか登場人物が
生きているって現実味があるのと、話のテンポがいいので、
どんどん読んじゃいました。

消し屋さんの話・・・、消し屋さんって強調されなきゃ、うっかり者の
わたしは殺し屋Aって小説だと思って読んでました・・・。
人間を消すのが仕事なんです、主人公の幸三さん・・・。
手段はもちろん殺して消すんだけれども、その方法がなんというか
すごいというかすごすぎて自然で、殺した形跡を残さずに、(失踪や
蒸発などの可能性を警察に示唆して、人を消してしまう・・・)
目的の人物の命を消してしまう人なんだけれど、今回のこのお話はその
すごさを見せびらかすわけではなく、消し屋だから正直さっさと殺して
消してしまいたいにもかかわらず、依頼者からの依頼というのが、
野球選手を1日だけ試合の間だけ消してっていうことで、幸三さんは
そのために、それなりの手腕を発揮して、事を為し得る・・・という話。

幸三さんの私的なパートナーの性同一性障害の蘭子さんや、蘭子さんの
仕事仲間の方々、依頼者の博多の方々、なかでもナベカツさんは
強烈すぎて、悲しすぎて笑ってしまいます・・・
そして、野球選手の面々、ホークスの真壁選手のかっこよさは
ほんものだと思います

話の流れや登場人物の生き方とかが、すっごいそれぞれ勢いがあって、
だから自然と読み込んでいけるんだなぁ~って感じ。

最終章の真壁選手と、幸三さんチームの攻防・・・。
もんのすごい緊張感をはらんで、読んでいる方もどういう結末に
なるかそわそわしちゃうんだけれど、その反面、ナベカツさんの
秘密が絶対絶対暴露しちゃうって、話の流れからしてわかって
いるから、そのタイミングにもそわそわしちゃって、ページを
めくる手が忙しかったです
ナベカツさん・・・。生き様がなんだか~

ヒキタクニオさんの他の本も、読んでみたいですっ
なんだか、あらすじに並ぶ人々の描写がおもしろい


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