記憶のおとしもの・わすれもの

忘れたくないこともたくさん忘れちゃうし、日々のことなんて、
もっと忘れてしまうなぁ。
大事に書き続けたいです。

ストレイト・ストーリー みたよ♪

2009年03月11日 | 映画・DVD見たよ♪
ストレイト・ストーリー [DVD]

ポニーキャニオン

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なんだかようやく気付いたけれど、映画の中のご年配の方々の物語って結構好き
なのだと思います
って言っても、すぐに思いつくのはカレンダーガールと、ドライビング Miss デイジー
くらいなんだけど・・・
あの、長年生きてきたからこその、周りには時に受け入れてもらえないような思い込み
や頑固さがいいんだなぁ~って思います。
しょせん他人事だからと言えばそれまでだけれども、人生いろんな道歩んできた
それぞれの味わい深い理由をひっさげて、頑なにわが道を行く姿はなんだか微笑ま
しくていいなぁ~と思うのです。

で、このお話は73歳のおじいさんのお話。
アイオワ州のローレンスという町に住むアルヴィン・ストレイトさんが、10年前に
仲たがいをし絶縁状態にある兄が心臓発作で倒れたとの知らせを受け、トラクターで
200キロ離れた兄のところへ向かう、ロードムービー
トラクターだからもちろんスピードも時速8キロしか出ず、周りのみんなに反対されたり、
親切な人に送って行こうと声をかけていただいたりするのだけれど、車の免許は持って
いないが、自力で兄のところを目指すと決意をしてしまった、アルヴィンさんの
ストーリーなのです

見始めて想像していたのは、どのくらいで着くのかな?ってこと。
明確な答えを最終的にくれるわけではないけれど、その途中経過はわたしの想像外
だったので驚いたぁ~
その道のりで、人生教訓みたいなのを語ったりもして、それはそれで力強いものなの
だけれども、アルヴィンさんの表情や風格からそういうの滲みでてるから、じいちゃん
の強さに男らしさみたいなのも感じます
なんか芝居とは思えない、アルヴィンさんの生きっぷり
あと、ハラハラドキドキして忘れられないシーンは、火事演習をしているところを通り
かかる坂のシーン
あと、じいちゃんの頑固が生むちょっとした微笑ましい出来事
素敵なシーンたくさんだぁ。
まさに芝居とは思えないアンヴィン役のリチャード・ファーンズワースさん。
そして結末へ。じんわりしっかり、受け止めたくなる映画だなぁと思いました♪

ほんとに理解するのは、また、違うタイミングで年齢を変えて観たときかもしれない
です
また、ふと将来のわたしにまた観てほしい映画かなぁ~


監督さんは、デヴィッド・リンチ!驚き!