一人山行

長野県の山を中心に一人で山行した記録や感想や
その後大阪富田林に戻っての近郊の記録

2017.12.3 稲村ヶ岳

2017年12月05日 | 大峰山脈
天気予報では朝方に放射冷却現象で冷え込むものの高気圧に覆われて気温も上がり良い天気になるとのこと。
それなら冬場には巡る機会が無くなりそうな大峰山系に行って大峰の山々を眺めようと思い、今年の6月11日に初めて登った稲村ヶ岳に行こうと母公堂に向かって車を走らせる。
前回、稲村ヶ岳山頂ではガスが巻いていて眺望が無かったので、是非とも山頂から山上ヶ岳や大普賢岳、八経ヶ岳をじっくり見たいと思ったのだった。

7時過ぎに2台停まっている標高889mの母公堂の駐車場に到着し、7時35分に思ったほど気温も低くない中、出発をする。




前回はレンゲ坂谷を登ったが今日は母公堂から法力峠を巡る最短の道を歩く。
法力峠までは変化に乏しいスギの植林帯を詰めていく。



詰めること1時間10分で法力峠に到着したのでバックパックを下ろして休憩する。



休憩していると2組が登って来たので自然林も出始めた道を出発をする。
30分ほど登ると陽も当たりだしてきたのでパーカーを脱いで衣服調整する。
稲村小屋直下の崩れた橋前後辺りからは所々日陰で雪が残っている箇所があるが通過には支障は無かった。



10時に誰もいない稲村小屋に到着したので風を避けることが出来るベンチに座ってしばらく休憩する。
山頂付近には雪があるかと思っていたがほとんど融けているようだった。



休憩後、稲村ヶ岳山頂に向けて風に備えてウインドブレーカーも羽織って出発する。
青空の下、くっきりと浮かび上がる大日山の特異な山容がだんだん近づいてきて気持ちもはやる。





大日山の分岐に着くが先の稲村ヶ岳を目指して歩を進める。
テラス直下では流石に疲れも出てきてしんどくなるが、11時丁度に2人組と入れ替えに稲村ヶ岳のテラスに到着した。



風もほとんど無くて、日差しが暖かい本当に素晴らしい天気で四方の山々をすべて望むことが出来る景観が広がっていた。

まずは山上ヶ岳の西の覗き岩、そしてその稜線延線上に8月に登った大普賢岳、南には八経ヶ岳、そして南西には霞んではいるものの金剛山と葛城山が望める。







ヤマコー地図を出して望める山々を確認する。
大普賢岳の左手奥に見えるピークは日出ヶ岳か?何度も地図を照らし合わせる。
しばらく眺望を楽しんで佇んでいると30代前半と思われる若者が登って来たので挨拶して言葉を交わすと、みたらい渓谷に車を停めて、バリエーションルートでヤブコギして尾根筋を登り、バリゴヤの頭に登ってここまで来たとのこと。
下山は天気も良いので黒モジ尾根を下るか観音峰に回るかどちらかの予定とのことで何とも健脚というかすごい人もいるなあと感心する。
テラスでは30分以上のんびりしたのでぼちぼちお腹も空き、下山することにしてストックを出して稲村小屋へと下ることにする。



大日山は前回登ったので今日はパス、大日山のトラバース道にはツララがびっしり付いているのと道が凍っているので慎重に通過する。



やがて12時15分に小屋へと下ったのでベンチでカップ麺を食べてしばらく休憩をする。




小屋からも金剛山と葛城山が見てとれた。



陽射しが暖かいのでのんびり30分ほどしてから往路を下ることにする。



自然林のブナの葉が落ちきって見通しが良くて気持ちの良い下りとなる。





300mほど下ッたところで大日山を振り返り、また来年来るわな~と独り言を呟いて後にする。



法力峠手前では一瞬何事が起こったのかとびっくりするほどの大きな羽音を立てて、飛び立つヤマドリに出くわしたりもする。
法力峠からは薄暗い植林帯に入り、ひたすら黙々と下ってやがて2時半過ぎに母公堂に下り着いた。



今日は以前の管理人がおられ、帰り支度をしてコーヒーを頂いてから帰路に着いた。









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