2022.4.9 吉野山

テレビニュースや新聞報道で散々見てきた吉野山の桜。
吉野山は2018.10.28に宮滝から一度登っている。
今までは開花時期は人が一杯押し寄せ、車で行くには駐車場が少なそうなのとどこに停めればいいのか判らない。
かといって電車で行くのもなんだか大層やなあと思って一度も行ったことが無かった。
しかし、一度はこの目で見てみたいという気持ちがここ２，３年思っていた。
桜が咲くのも１年の内の僅かな時期、ここのところの晴天続きで丁度見頃との新聞の開花便りを見てチャンスと思い行くことにする。
車はどこに停めて良いのやら判らないので電車で行くことにして８時前に富田林駅から乗り込む。



古市で乗り換えて吉野駅行きの急行に乗り換えるが、思っていた以上の通勤ラッシュアワーのような混み具合。
ドアそばで足下にバックパックを置いて外の景色を眺めて混雑した車内の気分を紛らわす。
9時前に吉野駅に着き、晴天の下バス待ちやケーブルカー待ちの人達の横を抜けて七曲がりの坂を登っていく。





少し霞んでいるものの雲一つ無い青空が広がっていて気分は上がるが気温もぐんぐん上がっていく感じだ。
前方や左手には桜が咲いて良い景色が見られる。





登っていく斜面にはスミレやムラサキケマン？が沢山咲いていて綺麗だ。





七曲がりを登りきり、金峯山寺は山門が改築中なのでぐるっと回り込んで本殿へと向かう。
ここでも桜があって絵になる光景だ。







今日無事来られたことをお詣りして先へと歩く。
今年初めて見るシャガやクリンソウ？が木陰に咲いていて楽しませてくれる。





人が多くて歩くペースが乱れるのとじりじり照りつける暑さで汗を絞られる。
如意輪寺？も眼下に見え出す。





ふと軒先で野草が売られていて、何だろうと見てみるとシュンランが無人販売されていた。





こんな所でシュンランが見られたのにはびっくりだった。
ちなみに値札を見ると５００円からとのことだが、５００円のものは無く１０００円から６輪花のついているものは５０００円だった。
登りも下りも人、人、人なので道を外れて金剛山と葛城山が望める日陰の軒先で腰を下ろして一服する。



風も吹き抜けて気持ちの良い場所でずっといときたかったが他人の軒先ではそうもいかない。
自分が腰を下ろしていたので同じように次から次と他の人も休憩しだした。
そこそこにして先へと歩を進める。
上千本辺りになり高度も上がってきているので山間の桜が良い感じになってきていた。



空にはテレビ局か新聞社のヘリコプターが時間を変えて3機ほど飛んできていた。



やがて眼下の景色が拓けてきて金峯山寺を望むことが出来る場所辺りに着く。
この景色を見たかった～としばらく眺めに見入って過ごす。









周りの人達も次から次とカメラを構えて写している。
ここ上千本辺りに公衆トイレがあるが、どこもかしこも女性用は長蛇の列だ。
この辺りでゆっくりしたが先の吉野水分神社へ向かう。
しかし、境内は人でごった返しているので先の高城山へいく。
山頂の展望所に着いたのが１１時４０分。
ここで持ってきただし巻き弁当を食べて過ごす。
お昼を食べたらもう先の奥千本に行く気になれず往路を戻る。
水分神社は先ほどより人の混みようがましになっていたので一回りする。
境内の桜が綺麗だった。





往路を戻りながら又眺めを楽しむ。
はっとするような色のミツバツツジが咲いていたが、なかなかその発」色の表現が出来ない。





もう一度金峯山寺をズームしてじっくり眺める。



後は土産にするものを物色して下る。
生憎、柿の葉寿司はどこも売り切れになっていた。
七曲がり坂手前で上千本方向を眺める。



１時を過ぎ人出は最高潮。



心配なのは出発時に１２時以降の特急券は全て売り切れの放送があった電車の状況。
帰りも古市まで立ちっぱなしになるのだろうか。
速やかに吉野駅へと歩く。





１台急行を見送ったが、並んでおられる３列目に並んで３０分待って無事阿部野橋行きの急行に座ることが出来た。
暑かったはずでこの日の奈良は２７℃まで気温があがったようだ。
気になっていた吉野山の桜を見ることが出来、満足して自宅に帰ったのだった。