一人山行

長野県の山を中心に一人で山行した記録や感想や
その後大阪富田林に戻っての近郊の記録

2019.11.3 大普賢岳周回

2019年11月05日 | 大峰山脈
この所、身辺にいろんなことが起こって山行が出来なかった。
何度か入院する北野病院に見舞いに行くが病気で兄が亡くなり、逗子に住んでいる長男に子供が生まれ初孫が出来た。
一つの命が消えて新たな命の誕生が一時に重なる。
生きていく上でいろんなことに遭遇する。

さて、久しぶりの山行は紅葉の便りも聞こえどこに行こうかあちこち悩んだが、一昨年8月に和佐又ヒュッテ前でテン泊して登った大普賢岳に登ることにして朝5時半自宅を出発。
先日、ヨシミスポーツから靴底張り替えが出来上がったてきたとの連絡をもらって税込16,500円で引き取る。(張り替え代、もう少し安かったらなあ)



久しぶりに登山靴を履くことにして、169号線から和佐又山への道は所々舗装修復されていてストレス無く和佐又ヒュッテに7時に到着した。
前日の天気予報は午前中曇りがちとのことだったが青空が広がっていて気持ちが良い。





ヒュッテに登山届を提出して駐車料金1000円を支払い7時20分に出発する。
ルートは2度目なのと案内も所々にあるので問題は無い。
紅葉が見頃で立ち止まっては眺める。













1時間ほどで9人程のパーティーが休憩している笙ノ窟に着く。





先に歩いて日本岳の分岐から石ノ鼻へと向かう。
先行者がいた石ノ鼻に上がると雲海を見ることが出来た。







パーティーが登って来るので交代して先へと進む。
この辺りから階段場が続くが特に難所は無く高度を上げて行く。
小普賢岳の鞍部から一旦高度を下げ、登り返して行くがさすがにこの辺りまで来るとしんどくて時々立ち止まって息を整える。
やがて稜線が見えて来て大峰奥駈駈道に登り上がる。



ここまで来ると山頂は一登りで多くの人が休憩している山頂に9時半到着した。



天気予報と違って青空が広がっていて稲村ヶ岳方向の稜線が良く望めた。



天気も良くて風もそう無く体調も良く、この日を逃せば周回する機会はもう以後無いだろうと思って行動食を摂って水太覗目指して下って行く。
一昨年来た時には水太覗まで来てピストンしたのだが、今回は先へと巡る。





これといった変化の無い弥勒岳や存在感のあるブナの木を眺めて国見岳へ。





先には尖った七曜岳の姿が見える。



少し進んだ所からは巡って来た大普賢岳や小普賢岳が見てとれ、結構歩いて来たんやなあと感じる。





国見岳からのクサリ場を下っている時に結構速いスピードで下って来る人が来た。
まず落石を起こされたらまともに当りそうなので待避して先へ譲る。
声もかけずにもしものことを考えないのかと思うと少し腹立たしくなるが、景色を眺めて気持ちを切り替えて歩いて行く。
七つ池を通ってしばらく北側の斜面を登って行くと七曜岳の山頂に11時20分到着した。









そうお腹は空いていなかったが荷を軽くする為にもここでカップ麺を持ち上げたお湯を入れて食べて過ごした。
それまでの良い天気から雲が広がりだしていた。
ここまでの道のりの天気が良かったことが何よりやなあと思う。
七曜岳を後にして分岐に来た所で下りになるので膝サポーターを着ける。
肝心の手助けとなるストックは自宅に忘れて来ていた。
このところバックパックにストックを入れていても使うことが無くなってきているのでまあいいかと思う。
分岐からの下りを斜度があり所々クライムダウンしながら、12時を過ぎて緊張感が途切れがちになるので注意しながら下って行く。
やがて水の流れが耳に聞こえ出し沢の流れが見えて来た。



無双洞に降り立つとコンコンと洞窟から水を吐き出していた。



ここで渡渉するのだが、片足をふくらはぎ辺りまで水没してしまう。
靴下を濡らすことも無かって済んだが、こんな時にはストックがあればなあと思った。
この無双洞へは一昨年2日目にここまで来ていたので後の道のりは判るので一安心といったところだった。





水廉の滝には3人連れが休憩していたので先へと歩く。
途中同年代の人と擦れ違ったので話を聞くと、水蓮の滝下の林道に車を停めて時計回りで周回したとのこと。
林道はゲートまで車で上がれるが石が随分落ちていたと言っておられた。
しばらくして最後の難所、底無し井戸に向けてのクサリ場の登りとなる。



ここの登りで自分がこぶし大の落石を起こしてしまう。
幸いにも後続者がいなかったので良かったが、国見岳のクサリ場でのこともあったので注意しなければと改めて思う。
底無し井戸では小石を投げいれてすぐに底の音?が鳴ったように思った。



この日のルートは底がしっかりしている登山靴が有難い。



底無し井戸を少し登るともうきつい登りも無いが良く似た風景、同じ所を歩いているような錯覚をするがアプリで見ると着実に和佐又山に近づいて行く。



やがて樹林の向こうに和佐又山が見え出す。



そして朝に通った和佐又山のコルに2時20分到着する。



ここのベンチで水分補給して紅葉を眺めながらヒュッテを目指す。











2時40分に無事雲が広がる和佐又山ヒュッテに到着。
帰り支度をして小屋番の女性に話を聞いてみると、今年の紅葉はもう一つでしょうと言われる。
雨風が強くて、紅葉すべき葉がどんどん落ちてしまったようだ。
それでも自分にとって今シーズン初めての紅葉を見ることが出来て充実した一日を過ごすことが出来た。
3時の時報を聴きながらヒュッテを後にして自宅へと帰った。















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