一人山行

長野県の山を中心に一人で山行した記録や感想や
その後大阪富田林に戻っての近郊の記録

2018.6.17 高見山

2018年06月19日 | 大台ケ原・高見山・倶留尊山
先月のGWに明神平でテン泊をした最終日、計画では縦走して高見山に登り、たかすみ温泉に下山する計画を立てたが、とても思いバックパックを背負って縦走する元気が無くて大又のやはた温泉に下ったのだった。
そのことがずっと頭の片隅に残っていたのと、冬の高見山に登る機会があればその下見も兼ねて電車とバスを乗り継ぐ。
近鉄富田林駅から古市、橿原神宮、大和八木で乗り換えて榛原駅へ。
榛原駅からは多くの登山者が乗っている曽爾方面へのバスを見送って、地元の老人2人と乗客3人の菟田野行きへ乗る。
終点の菟田野で奈良コミュニティバスのタクシーに乗り込んで高見山登山口へ行ってもらうが運賃は200円だ。



9時過ぎに着き、民家の横の道を登って行くとユキノシタの群落が出迎えてくれた。



この道は旧伊勢南街道(紀州街道)とのことで伊勢へのお参りや海産物、塩、米の交易の道として、また紀州の徳川家が江戸参勤交代の折に利用したとの立札があって、歴史にロマンを感じ感傷に浸る。
登山口からある程度高度が上がると、街道らしく?整備されたアップダウンの少ない道を只管東へ歩く。



時々、進行方向右手となる北側の眺望が得られて近隣の山が望めた。



道は一ヶ所山ヌケしている所もあるが、高巻く道も整備されていて問題は無い。



そこからしばらく歩いた所で林道の小峠に到着。
ここから稜線に上がるルートもあるが大峠を目指す。







林道を100mほど歩き、沢を越えた所で旧道に取りつく。



大峠に向かう手前では斜面がコンクリートで整備されていた。





ここでヤマコー地図を出して台高山脈の雲ヶ瀬山方向を眺めて過ごす。



ここからはほんのしばらくで眼下に大峠の駐車場が見えて来る。



大峠に下りてベンチでパンを食べて休憩する。
大峠からはこんもりお椀を伏せたような山容が望めるが、登山道はツヅラ折れの斜度のある登りになる。



途中でウツギの蜜を吸っている蝶々や自然林の木々に癒されながら進む。





大峠から40分ほどでひょっこり祠のある山頂に11時半過ぎに到着した。



登って来た東側は強い風が吹き抜けていて掻いた汗もすぐに乾くが、じっとしていると寒いくらいだ。
眺望は生憎ガスが次から次と湧いてきていて、ガスの切れ間を見て曽爾高原や一目で判る兜岳や鎧岳、屏風岩を眺めて過ごす。





山頂の東側から西の展望台に移動すると風も若干弱まり、ウインドブレーカーを羽織って金剛山や大峰の山、そして先月登った明神岳や薊岳を眺める。





展望台ベンチでゆっくり昼食を摂って休憩しながら眺望を楽しむ。
休憩後、もう一度東側に行くと、まだ歩いたことの無い三峰山も良く見えた。



まあこれだけ眺望を堪能出来れば充分で12時40分下山することに。
下山は前回歩いたたかすみ温泉へと下る。
前方には吉野方面と金剛山を眺めながらの贅沢な下りだ。



右手眼下にはこれから下って行く平野集落。



ブナやヒメシャラの木々の中を下って行く。



子峠の分岐からは南方向に転じて沢へと下って行くが、この辺りはコアジサイの群落の中を歩いているような面持ちだ。



沢に下ってしばらく進むと樹齢700年といわれている存在感が半端ではない高見杉に下る。



その後、植林帯の中を抜けて行き、2時40分に赤い欄干の橋に下り着いた。



バスの時間は3時50分に予約してあるのでそれまで温泉に浸かってのんびりする。
この日、源泉を汲み上げるポンプが故障していて水道水を沸かしているとのこと。
その為料金も500円から300円になっていた。
こちらは水道水でも安い方が良いので有難い。
3時40分に支度をして外に出るが予約のバスが手違いで30分待たされる。
30分遅れで来た人は朝高見山登山口まで送ってくれた方で榛原駅まで送ってくれると言う。
乗り込むと勝手知ったる道ということもあり、直線では100km程出してピュンピュン飛ばし、榛原駅には行かず「間に合いましたあ」と言って菟田野のバス停に滑り込む。
着いたと同時に榛原駅行きのバスが来たので何かキツネにつままれたような思いだったがバスに乗り込んで榛原駅へ。
後は往路を戻って富田林に帰った。





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