一人山行

長野県の山を中心に一人で山行した記録や感想や
その後大阪富田林に戻っての近郊の記録

2019.5.1 熊野古道小辺路撤退

2019年05月03日 | 高野山・熊野古道
令和の元日、この日から3泊4日のテント泊をして高野山から熊野本宮大社までの熊野古道小辺路を歩く予定で5時43分発極楽橋駅行きの始発に乗り込む為、雨模様の中傘を差して5時過ぎ自宅を出る。
過去、3泊4日のテント泊は初めてなのであれやこれやとバックパックに詰め込んで20キロ近くになってしまう。



河内長野駅で乗り換えの電車に乗り込み。



計画段階では極楽橋駅から不動坂を歩いて登るつもりでいたが、とても朝一から急登をこなす元気も無く10分も乗らないケーブルカーに。



もうこうなれば楽する次いでに高野山駅から連絡しているバスに乗り込んで、小辺路の取りつきとなる千手院橋バス停まで乗る。
同じ目的の雨具を着込んだ人達が7人程が一緒に下車。





高野山に着いて雨は本降りになっているので軒下で雨具を着てカバーを掛ける。
今年1月の上高地以来となる重たいバックパックを担ぐので、膝対策にサポーターを着け、傘は畳んでダブルストックで歩く。
15分ほどでろくろ峠に着くが雨具が蒸れて汗がじとーっと出てくる。
こうなると汗掻きなのでゴアテックスだろうが追いつかない。



ここからの分岐をちゃんと確認してなく思い込みで間違って女人道に入る。
相ノ浦道の標識が出て来たので地図を見直して元のろくろ峠へ行って来いで40分ほどロスする。





写真を撮ることに意識がいって肝心のルートを見失っていたのだった。
初めて歩くルートの分岐は注意せなアカンと今まで何度となく思って来たことを改めて思う。
ろくろ峠から次のポイントとなる薄峠まではそう高低差が無いが40分ほどの林道歩きとなる。



薄峠からは大滝の赤い御殿川橋まで30分ちょいの下りとなる。
ここで二人組が写真を撮って欲しいと待っておられたのでこちらも写してもらうが、もうここでかなり疲れた表情をしている。



この二人、今日は大股の民宿に泊まられるとのことで二人とも中型バックパックで歩かれていた。
御殿川橋が下り切った所ですぐに急な登りへと転じる。
舗装された車道に出てしばらく歩くと作業小屋?に着く。
雨が少し小降りになったので、蒸れる雨具を脱いでストックを片方仕舞い傘で歩くことにする。





ここからまだまだ登りが続く。



しかし、この坂を登り切った所に休憩適地のトイレが併設されている東屋があり、3人が休憩していた。
この東屋からもなだらかながらも長い登りが続いているなあと思いながら、やっとのことでガスが立ち込めるスカイライン出合に着く。


時刻は11時半過ぎ、連休中で車が多いのか結構なスピードで行き交う。
計画ではテント泊適地な大股の萱小屋跡避難小屋まで行く予定だったが、登山地図を確認すると、この先スカイライン上を30分歩いた後、大股集落から避難小屋まで激登りの3時間余りを歩かなければならない。
そんなことを考えていると先へと歩を進める気力がどんどん失せていき、ただただぼんやりと通過する車を眺める。
ユポで作られている登山地図、雨に濡れても大丈夫やなあとしょうもないことを思いながら、ここで撤退することにして取り敢えず大滝の東屋まで戻って休憩を摂ることにする。



東屋に戻り、入れ替わり出発していく人達を見送って、マメの出来かかった指にテープを巻いて、行動食を食べて休憩をする。
明日から晴れが続く予報なので、予備日も1日ありここでテントを張って停滞するのも良いかなあとも思ったが、雨足が衰えること無く降り続いているので気が滅入っている。
やはり今回は無理がありすぎたので出直すことにして高野山まで戻ることにする。
先程通過した薄峠まで未だか未だかと思いながらの長い辛い登りとなる。
13時40分、バテバテでやっとのこと到着。



ここから高野山まで下り基調の林道歩きになったので少し元気が戻る。



その後、ろくろ峠を通過して高野山の街並みに戻り着いた。
丁度来た高野山駅行きのバスに乗り込んで、高野山駅の視界の無い展望室で休憩する。
そしてケーブルカーと橋本駅で急行に乗り継いで、娘が迎えに来てくれた金剛駅から18時に自宅に帰った。
今回のことで山行の方法を一から考え直さなければならないことを思い知る良い経験が出来たなあと思った。






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