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東武佐野線沿線CITY-GUIDE 〔カテゴリーからお入り下さい〕

こならの森 98号

2008-04-22 | 創刊~100号
       ■こならの森98号■1996.6発行

C・o・n・t・e・n・t・s

表紙 「田中重光さん 田植え」

■こならの森7月号■

おぞねとしこのポエム…はぼたん…3p
その他の情報…/猫バス22……4p
知らんの5つの市/…ポポロ………5p
両毛神楽物語………6p
結婚…寺内実さん夫妻…7p
特集…一号一絵……8-17p
JC・JOURNAL………18-19p
インフォメーション95………20-23p
海棠市子の映画評……………24
書評・絵本紹介………………25
現代国語………26
占う………27p
協賛店マップ………28-29p
新・こならの森から…………30p

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【本文抜粋記事】

新・こならの森から
 昔から一つでいくつも兼ね備えているというものが好きだった。例えば3ウェイバッグ。結局店の人に、一つ一つが完璧にならないから、すすめられないよと言われた。事実どれも中途半端でこれだけでどうにかしようと思ったら無理があるのかもしれない。
 しかし日本の囲炉裏などは暖房、調理、照明、防虫・防腐などいくつもの機能を備えていたように思う。照明、調理についてはいささか今日的には無理があるかもしれないが、照明などは読書をしたり仕事をこなしたりと言うことがなければ、この明かりで充分なような気もする。
 第一に、エネルギー問題がほぼ解決してしまうし、エネルギー消費による廃棄物、木灰が次のエネルギー(薪=樹木)を育てる格好の肥料となる。植物は本来自給自足の生活が基本だという。雨の中には植物の成長に必要な窒素が溶け込んでいる。太陽エネルギーを受け成長し、木の葉を落とし、次の成長の養分とする。植物は動物の先輩だという。植物が先に繁栄しなかったならば、動物の繁栄もありえなかっただろう。
 そんなことを最近始めたミニ菜園とミニ陸田の世話をしながら考えている。陸田の方は、賢治のいうような、「創作止めばふたたび土に起つ」、「芸術をもてあの灰色の労働を燃せ」という具合にはいかないようだが………。



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