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木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

サツマイモの近況

2023年08月18日 05時07分17秒 | 耕作放棄地

サツマイモが大きく育ってきた。たかがサツマイモ、されどサツマイモ。秋の大事な収穫物なのだ。かっては飢饉の折、サツマイモのおかげで命を繋ぎ得たとか何とか。現在でも決して粗雑には出来ない栽培物なのだ。お彼岸も近づき、元気よく育ってる姿をご紹介しようかと思う。みんな同じように見えて、同一場所をアングルを変えて撮った画像かと思われるかも知れないが、全部別人のイモ畑である。つまりほぼ全員が栽培中という人気の栽培物と言えるかも。

ご存じだろが、サツマイモは江戸時代に琉球を経て薩摩国に伝わったので、薩摩の芋つまりサツマイモと名付けられたそうな。青木昆陽氏によって全国に広められ、救国の作物と為ったのはご存じのとおり。現在も継続して栽培されている。とりわけ焼き芋などは大人気で、私宅でも買い物帰りには大抵購入するが、1個500円~600円程もする。大阪マダムの好物が、「イモ・タコ・ナンキン」、とも言われるが筆頭に上がるのは無論サツマイモ、人気の商品なのだ。残すところ1ヶ月余り、来月末頃には収穫可能だろう。

品種は様々で、各位がお好み次第で選択している。人気品種はベニハルカ、ベニアズマ、シルクスイーツ当たりだろうか。最近はネットリ系とでも言うのか、少し柔らかめの甘口タイプが人気のようだ。多くの者が数種を選択しており、子狸もベニハルカとナルトキントキを栽培中だ。上述のように焼き芋が大好物なのだが、焼き芋が出来るような環境には無い。ご存じのように、焚き火禁止が法令化され、気軽に焼き芋をと言う訳にはいかなくなった。秋の風物詩が一つ消え去ったのだ。畑で雑草の焼却時に焼いたら・・・・・・・と宣うかも知れないが、火力が不十分だ。

このサツマイモ、「ツル返し」という作業が必須なのだが、残念ながら未だ対応出来ていない。ツルの生長が激しく、彼方此方に遠征して根を張ろうとする。遠征先で根を張られると、イモの部分に栄養分が行き渡らずイモが大きくなれないのだ。従って遠征先の根を抜き取る必要があり、この作業をツル返しとも言っている。暑さにかまけて作業が遅れるばかり、気はあせるのだが体がついていかない。何とも情けない状況だが、事実は事実だ。

ともあれ遅ればせながらサツマイモの発育を見守りたい。大きなイモが飛び出す収穫の喜びはひとしお、他の栽培物とは異なった楽しみがあります。澄み切った秋空の下、サツマイモの収穫に勤しむ日々を想像しながらツル返しに励みますか。

 

 

 

 

 

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