goo blog サービス終了のお知らせ 

木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

今日も明日も草刈り

2023年08月04日 06時05分24秒 | 耕作放棄地

時刻は午前9時前、この時間で温度計は33度前後を指している。灼熱地獄は既に始まっているのだ。風があればまだしもだが、ブルッとも吹かない。そよ風すら無いのだ。ジリジリとしたたる汗をぬぐいながら、刈払機の準備に入る。暑苦しいが、可能な範囲で作業を進めないと。夏野菜は終焉期を迎えた物もあり、冬野菜の準備も迫ってきている。タイミング的に終焉期野菜類の処分や土壌改良がこの時期の作業であり、前提条件として草刈りが欠かせないのだ。

エンジンは機嫌良く始動、夏場は掛りが良い。刈り始めるがチップソーの切れ味が悪く、思うような成果が上がらない。雑草を切るハメが土を切ったり支柱に当たったり石ころにぶつかったり・・・・・・・なんだから、切れ味鈍るのも致し方無いかな。徐々に刈り取っていくが、迫り来る暑さに耐えられず短時間で木陰に逃げ込む場面も。

作業手順は、草刈り後根の抜き取り、耕耘作業、石灰や肥料の散布、畝立て・・・・・と続くのだが、最初の草刈りで手こずっているのだ。耕耘機で一気にかたづけたら・・・・・・・とのご指摘もあるやに思うが、我々のはミニ耕耘機つまり荒起こし出来るパワーに満たないのだ。セオリーどおりに進めるしかあるまい。周囲を見渡しても仲間達の姿は無い。このくそ暑い時期に草刈りなどに挑戦する物好きもいないのだろう。

草刈りを続ける傍ら、既に刈り取って放置している雑草類は焼却を始める。夏場なので乾燥が早く、その点は助かっている。暑い時に熱い作業、完璧な組み合わせかと自嘲せざるを得ない、何事もタイミングなのだ。これが春秋の気候のええ時なら、長閑に煙のたな引きを楽しめるのに、ただ暑苦しいだけだ、近寄らないことだろう。

作業開始して1時間余り、子狸の体力では限界に近い。せめて昼まではと期待を込めるが持ちそうに無い。早々に逃げ帰ることにした。遠くに笑っている師匠の姿が、彼は生粋の百姓人、何だこの程度で・・・・・・・と苦笑いしているのかも知れない。屈辱だが反論の余地なしか。それにしても体力の落ち込みが早いこと、老化現象の進捗は人並み以上の模様ですな。