仲間内に校長先生と呼ばれる人物が存在することはご存じかと思う。彼は何を隠そう、現職の校長先生で農園では異色の人物だ。サツマイモの栽培が大の好物で、農園との関わりも、サツマイモの栽培を行い子ども達に焼き芋を食べさせたい・・・・・・との一念からだった。だが世の中ままならぬもので、超多忙な日常生活、なかなか農園活動とは行かないようだ。該当する田畑も荒れてきて、今年は僅か二畝だけの栽培となったようだ。事情が事情だけにやむを得ないか、と中ば諦めていたが多少の変化が生じたようだ。
久方ぶりに彼の畑を覗いたら、進入路の草刈りが行われ、部分的にだが荒起こしが実施されていた。土中の根っこなども広げられていたから、乾燥して焼却させる所存なんだろう。栽培への新たな挑戦が始まった模様、逆に本職の方は大丈夫かなとそちらが心配になってくる。多様な子ども達、種々の問題も発生するだろうしモンスターペアレントも少なく無い。可能な範囲での挑戦に留めておいて欲しいものだ。
今頃荒起こしを行うとはサツマイモの栽培では無かろう。時期的には冬野菜へのチャレンジかと思えるが、サツマイモ以外への挑戦を始めるのだろうか。遭遇出来れば聞き出したいものだが、彼の畑と子狸の畑とは距離があり、行動する時間帯も異なるようだ。見通しも利かないので出動しても気付くことが少ない。まあ、条件が厳しいことはご本人が一番了解しているはずだから。
サツマイモも元気よく育っている。熱射状態だった気温等も台風7号の影響で冷まされたようだ。水分もたっぷり吸って、元気を取り戻した模様。早ければ来月末にも収穫が可能かと。
校長先生の芋畑も同様に成長を続けている。うまくサツマイモを掘りだして、子ども達に振る舞うチャンスが訪れるのかどうか。今しばらくの待機が必要だろう。子ども達の嬌声と賑わう姿を眺めたいものだ。