京都の闇に魅せられて(新館)

京都妖怪探訪(143):嵐電「妖怪電車」2011年





 京福電気鉄道株式会社嵐電(らんでん)では、毎年8月後半頃になりますと、「妖怪電車」というイベントが行われます。
 照明を落とし、おどろおどろしいBGMを流した特別列車の車内に、妖怪(に扮した鉄道会社の職員さんたち)が乗り込んでくるというイベントです。
 乗客が妖怪に扮して乗り込むこともあるそうです。
 毎年行われ、子どもたちだけでなく、妖怪好きの人たちなど、多くの人たちの人気を集めているイベントです。

 今年(2011年)の8月にもこのイベントが行われ、『京都妖怪探訪』シリーズをやっている妖怪マニアの私としても、是非参加しなければと思い立ち、今年の8月終わり頃に行ってきました。



 京都市内、四条大宮の交差点付近。





 嵐電(らんでん)以外の最寄りの交通手段は、京都市営バス「四条大宮」停留所か、阪急電車京都線「大宮」駅があります。
 四条大宮の南東角に、京福電車・嵐電の「四条大宮」駅があります。
 京福電車・嵐電の「嵐山」駅から出る「妖怪電車」もあるのですが、今回は「四条大宮」駅から乗ります。

 やはり大人気のイベントだけあって、発車30分以上前だというのに、駅前には「妖怪電車」目当ての人たちが長蛇の列を作っています。









 これが専用の乗車券です。





 妖怪に扮した人は、運賃が50円になるそうです。

 早速、ビラ配りの妖怪さん登場。
 子どもたちに人気のようです。









 妖怪「傘化け」に扮したお客さんも居ます。





 
 しばらく待っていますと、やってきました。
 「妖怪電車」です。









 車内の様子です。












 この車両には、「鬼」「化け狐」「ひとつ目」の3人の妖怪さんが乗っていました。












 おどろおどろしいBGMを流しながら、発車します。
 一度発車しますと、終点の「嵐山」駅まで止まりません。
 小さい子供の中には、妖怪さんが近づくと本当に泣き出す子供さんも居ました。









 ところでひとつ目さんは、見かけによらずお茶目な妖怪さんのようです(笑)。


 あっという間に、終点に着いてしまいました。
 妖怪さんたちも見送ってくれます。









 別の車両には、「青坊主」や「ぬらりひょん」も乗っていたようです。









 「嵐山」駅のホームに降りてからの光景です。











 妖怪さんたちは、子供たちの人気者です。
 特に「ぬらりひょん」さんは、妖怪の総大将と言われるだけあって大人気です。


 どうも、お疲れさまでした。






 夜の嵐電「嵐山」の光景です。






 それでは、また来年!





 
 それでは、今回はここまで。
 また次回!





妖怪電車の運行と東北応援・妖怪イベントの開催のお知らせ
(「嵐電ブログ」2011年8月2日記事)
http://randen.keifuku.co.jp/event/2011/08/post-35.html



2011年「嵐電妖怪電車」のイベントポスター
http://randen.keifuku.co.jp/event/yokaidensha2011.pdf



嵐電ホームページ
http://randen.keifuku.co.jp/




*京都妖怪探訪まとめページ
http://moon.ap.teacup.com/komichi/html/kyoutoyokai.htm




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コメント一覧

小路@管理人
http://moon.ap.teacup.com/komichi/
>わ~い、お茶さん


 いつもコメントありがとうございます。
 京都では毎年夏頃になりますと、こうした妖怪関連イベントがあります。

 弊サイトで今までとりあげたものだけでも、以下のようなものがあります。


高台寺・燈明会と百鬼夜行展(第51回)
http://moon.ap.teacup.com/komichi/191.html

“妖怪ストリート”大将軍商店街(第3回)
http://moon.ap.teacup.com/komichi/132.html


 さらには、こんなニュースも!

妖怪討伐し京巡り 立命大など携帯ゲーム開発
http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20111022000055


 他にも探せば、京都の妖怪関連の企画はいろいろとみつかるはずです。


 近年、こういったものの愛好家は増えているようで、地域や多くの企業・団体なども注目しているようです。
 妖怪話や怨霊伝説などは、いわば「闇の歴史」「裏の社会史」ともいうべきものです。 こうした視点からの京都観光や、歴史の見直しなどもやってみれば、楽しいものです。 多くの人たちがそこに気づき、注目し始めています。



>京都の人は他県の人に冷たい、と言いますがそんな感じは全くしません。


 私も自分で経験した限りでは、そんな感じはあまりしませんでしたが……。
 ただ、京都には「いけず」という言葉もあるように、本音をストレートに言わず、遠回しに言ったり、皮肉を言ったり、時には謎かけみたいな形で表現したりする文化もあるようです。
 まあ、私みたいな下層民(笑)は、そういったものに直接お目にかかったことはあまりないのですが。私みたいに、空気も読まない、社交辞令もわからないという者にとっては、ちょっとやりにくいですね……。
わ~い、お茶
こんばんは、鉄道会社と地元の人がこういったイベントを行うというのは良いですね。近鉄はこういった事をしませんから。過去にこういったイベントを行ったと言うのを私が知る限りでは無かった気がします。京都の人は
他県の人に冷たい、と言いますがそんな感じは全くしません。
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