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京都の闇に魅せられて(新館)

三井寺・毘沙門堂の謎 @ 京都妖怪探訪(673)





(記事中の写真はクリックで拡大します。プライバシー保護等の為、人の顔部分に修正を加えていることがあります)


 どうも、こんにちは。
 まず正直に申し上げますと、今回の記事はシリーズ前回記事のおまけみたいなものです。
 ただ少し、どうしても気になったことがありますので、一応記事にしてみました。
 冒頭の写真は、シリーズ前回記事で紹介しました、三井寺の境内社「十八明神社」のすぐ斜め向かいに立つ、「毘沙門堂」です。
 これを観て「おや?」と妙なことに気付いたのですが。
 或いは、私の単なる妄想や勘違い、思い込みに過ぎないのかもしれませんが。
 読者の皆様方は、おわかり頂けたでしょうか?


 シリーズ前回記事の「十八明神社」から。





 「十八明神社」から境内参道を挟んですぐ斜め向かいのところに「毘沙門堂」が立っています。
 この写真のように、参道から少し外れた、木々に囲まれた奥まった場所にあります。
 こちらもついでですが参拝していこうか、と思って・・・「おや?」とある妙なことに気付いてしまいました。というより、つい気になってしまいました。
 あまり大きなものではありませんが、まるで出入りを妨げるかのように、入り口前のど真ん中に石灯籠が立っています。





 もうおわかりの方もおられるかもしれませんね。
 寺社の参道の、しかも真ん中と言えば、神様や仏様の通り道でもあるわけです。それを塞ぐということは、その神様・仏様の出入りを妨げる、外に出てくるのを防ごうとする意図があるわけです。
 これは、いわゆる荒ぶる神、御霊(怨霊神)、疫病神など、人間にとって危険な、恐ろしい存在である神仏を奉った寺社に見られるものです。
 本シリーズで紹介した中では、シリーズ第444回の魔王殿とか。






 或いは、シリーズ第553回の乙訓寺とか。






 祇園祭で有名で、元は疫病神を祀っている八坂神社のように、正門を町中とは違う方角に向けたり、町から通じる参道をわざと曲げたりする場合もあります。
 ただ・・・。
 七福神の一人ともなっている毘沙門天は、そうまでして動きを封じなければならないほど、一般の人間にとって恐ろしい存在だったのだろうか、と。
 そう言えば、毘沙門天を祀っている他の寺社では、そんなことをしているところって他になかったような・・・?
 或いは表では毘沙門天を祀っているように見せかけて、実は何か別の存在を祀っているのか。
 そんな疑問を抱いて、その案内板を読んでみました。





 少し調べてみたら、ネズミは毘沙門天の使いという説もあることがわかりました。
 干支としての「子(ね)」を方位で表したら、毘沙門天が守護するという「北」を表すことかららしいですが。
 「十八明神社」のすぐ近くにあることから、もしかしたら毘沙門天に見立てた「鉄鼠(=頼豪の怨霊)」を祀っているのか・・・などと思いましたが、案内板の解説を見れば、それは違ったようです。
 元々は別の場所にあったのが、明治、昭和を経て現在の位置に移築されたそうですから。


 では一体何故、神仏を中に封じ込めるようなことをしたのか?
 結局、謎のまま、私にはわかりませんでした・・・。
 どなたか、わかる方、この謎を解明出来る方、こちらまでご一報下さると助かります。
 まあ今回は、こういうこともある、ということでご容赦頂きたいと思います。
 最後に本堂(金堂)に礼拝し、三井寺を後にします。









 今回はここまで。
 シリーズ次回は、シリーズ前回に引き続いて、妖怪・鉄鼠を祀るもうひとつの社を訪れます。





*‘三井寺’園城寺へのアクセス・周辺地図はこちらをご覧下さい。




*‘三井寺’園城寺のHP
http://www.shiga-miidera.or.jp/index.htm




*『京都妖怪探訪』まとめページ
https://kyotoyokai.jp/




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