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京都の闇に魅せられて(新館)

特別編・越前雄島 @ 京都妖怪探訪(786)

 

 

 

(記事中の写真はクリックで拡大します。プライバシー保護等の為、人の顔部分に修正を加えていることがあります)

 

 

 どうも、こんにちは。

 今回も北陸特別編として、今年(2022年、令和4年)4月30日に行われた「怪談朗読会in金沢」(※前回記事)の帰り、「北陸最大の心霊スポット」とも言われる東尋坊と雄島(おしま)を訪れたレポート記事です。

 

 

 今回は、前回記事の続きで、「北陸最大の心霊スポット」のひとつ、雄島(おしま、越前雄島)を歩きます。

 昔から神域として、神様の島として知られていますが、同時に自殺の名所でもある東尋坊(※シリーズ第783回784回で紹介)から自殺者の遺体や霊が流れ着くらしいことから、心霊スポットとしても知られる場所です。

 

 

前回で、雄島へと続く長く赤い「雄島橋」を渡りきったところは、大きな石の鳥居が。

 

 

 

 脱帽、一礼して、鳥居をくぐります。

 ここは「大湊神社」という神社の本殿がある島です。

 白雉年間(西暦650年頃)勤請と伝えられる歴史の古い神社であり、ご祭神は事代主神少彦名命 外5柱で、三保大明神とも号せられ航海、漁業の守護神として、信仰されているそうです。

 特に昔は、航海や漁業と言えば、命がけの仕事だったでしょうから、神様にすがりたかったというのもあったのでしょう。

 

 

 島の崖には、特徴的な岩の形が。

 

 

 

 これは、柱状節理とかいう、特別な岩の刑場だそうです。

 この絶景も、ここが特別な場所だということを感じさせます。

 

 

 付近には案内板が。

 

 

 

 確か、雄島でやってはいけないとされることのひとつで有名なのが「絶対に島を時計回りに廻ってはいけない」ということです。

 それに反すると「呪われる」「祟られる」「神罰が下される」などと言われているようですが。それで死んだ人も居るとも言われていますから、恐ろしくなります。

 時計回りということですから、地図を見て、まずは左へと行くのか。

 

 

 まずは長く急な石段を上ります。

 

 

 

 

 石段を上った先の分かれ道を左へ。

 

 

 

 

 道の途中に、何やら鳥居のようなものが。

 

 

 

 一種の結界でしょうか。

 ここから先は特別な場所だ、ということを感じさせます。

 

 

 いきなり道の脇に人家らしき古い建物が。

 

 

 

 「社務所」という看板が掛かっていましたが。

 昔は神職の人がここに寝泊まりしていたのでしょうか。

 長いこと放置されているようでしたが、中には置きっぱなしの家具も見え、妙に生活感も感じさせ、それが少々不気味でもあります。

 

 

 鬱蒼とした森と、飛び石状の道が続くところを抜けると、大湊神社の本殿(?)が見えてきます。

 

 

 

 ところで、この辺りを歩いていると、反対方向から歩いてきて、すれ違った人も。

 ・・・ん!?

 確か、ここ雄島のタブーのひとつが「島を反時計回りに廻ってはいけない」というのではなかったっけ?

 まあ、タブーとか禁止事項があれば、それに逆らいたがるような人って、どこにでも必ず居るものでしょうが、しかし恐れ(畏れ)を知らないのか。あの人たち、その後も大丈夫だったのだろうか、と他人事ながら心配になってきますが・・・。

 

 

 社のほぼ反対側には、海に面した鳥居が。

 

 

 

 この鳥居の先には、東尋坊が見えます。

 海側から、或いは東尋坊から、この本殿を拝むための鳥居でしょうか。

 この鳥居は、東尋坊の自殺者たちの姿も今まで数多く見てきたのだろうか、と。

 そう思うと何とも言えない気持ちになります・・・。

 

 

 更に鬱蒼とした森の道を歩き続けます。

 

 

 

 曇り空とは言え、昼間でも薄暗い。

 夜に歩いたら、なお怖いだろうなと想像しながら歩き続けると、視界が開けて海が見えてきます。

 

 

 

 こういう岩や岩盤の形を柱状節理とか言うらしいですね。

 霊的な意味以外でもここは面白い場所のようです。

 

 

 途中、こんな看板が。

 

 

 

 「瓜割の水」という湧き水が湧いているらしいので、海岸沿いの岩場にも寄っていきます。

 

 

 

 非常に足場の悪い岩場を悪戦苦闘しながら歩きますと、このような水たまりを発見。

 

 

 

 これが果たして「瓜割の水」かを、確かめるすべはなかった(※実際に飲んでみるかとは思いましたが、まだ感染症が治まってはいないので、警戒してそれはやめておきました)ので、そのまま道を引き返してしまいましたが。

 この記事を読んでいる方の中で、実際の「瓜割の水」を知っていて、「それじゃない」と思われた方は、当方までご一報を。

 

 

 こういう島にも灯台が。

 

 

 

 古くから「神域」とされてきた島に、こういう近代的なものがあったとは、少々意外でしたが。

 

 

 さらに海沿いの開けた場所を歩き続けます。

 

 

 

 

 途中、あまり見たことがないような珍しい植物も。

 

 

 

 ところで雄島でやってはいけないとされることのひとつが、「島の植物を勝手に持ち帰る」ということらしいです。

 確かこの島には、非常に珍しい貴重な植物も生えているそうですから。

 やはりここは、いろいろと面白い場所のようです。

 

 

 このまま海沿いの道をいくという選択もありましたが、ここはあえて森を突っ切る道を選びます。

 

 

 

 ここも昼間でもなお薄暗く、曲がりくねった木の枝が、まるで道を塞ぐかのように生えていたりします。

 夜だったらさぞ怖いだろうなあ、と思います。

 まるでファンタジーに出てくる「闇の森」「暗黒の森」みたいな感じです。

 

 

 島を一周して、入り口にあった石段のところへと戻ってきました。

 

 

 

 

 雨に濡れた石段を滑らないように気を付けながら降りていきます。

 

 

 

 

 階段下の社務所には、無人の社務所みたいなところがあり、賽銭箱にお金を入れて、珍しいくじらの絵馬を、お土産に買ってきました。

 

 

 

 

 もう一度、本殿の方角へと一礼をして、最初の鳥居をくぐり、島を後にします。

 

 

 

 

 前回記事の時に渡った、長く赤い橋を渡って、陸へと帰っていきます。

 

 

 

 勿論、ここのタブーのひとつ、「途中で引き返してはいけない」というのを守りながら。

 その後、自宅に帰ってから現在のところ、「高熱に苦しんだ」とか、「夜に枕元にずぶ濡れの人が立っていた」などの霊現象も、幸いなことに遭遇していません。

 どうやら、この地の霊を連れて帰ってしまう、などということはなかったようです。

 普段から拝んでいる神仏の加護か、或いは強力なお守りを幾つも持っていたからなのか。

 

 ところで、雄島・東尋坊付近には、雄島隧道(おしまずいどう)と呼ばれるトンネルもあり、そこには「トンネルの中に謎の観音像があり、その観音像と目を合わせたら呪われる」という噂もあるそうです。

 金沢からの帰りで、タイトなスケジュールを組んでいましたので、ゆっくりと立ち寄る間も無く、帰りのバス・電車に急がなければなりませんでした。

 次に訪れる時は、もっと下調べをして、余裕のアルスケジュールを組んでいきたいものです。

 

 

 

 今回で北陸・特別編を終わり、京都へ戻ります。

 また次回。

 

 

 

 

 

*雄島のHP(福井県坂出市の観光ガイドより)

https://kanko-sakai.com/feature/detail.php?id=11

 

 

 

 

*『京都妖怪探訪』シリーズ

https://kyotoyokai.jp/

 

 

 

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