こまわり君の伝記

住まいの専門店 コスモ住研です。お住まいの住環境に対する不便不満不快を解決する仕事をしています。

雨漏れ診断・経過を発表

2009年06月16日 | コスモ住研日記
善導寺町のT様宅へ到着。

やはり前日の雨で天井がびしょ濡れ。
原因は・・・。

住宅診断開始。

フムフム。   う~ん。

樋は上から見る限りでは詰まっていないようだ。

    !?…やっぱり。

先日診断して、およそ予測した場所から雨が入り込んでいる。

 屋根に上がり周辺の瓦を20枚ほど剥いでみる

【原因1】 瓦が長年の歳月(30年以上)を経て全体的にズレていた。瓦同士がねじれていた為、結果として1cmくらいの穴が出来ていた。
雨水の侵入の原因その1。

【原因2】 壁と屋根の取り合い。瓦と壁の部分に積んである『ノシ』。ここに漆喰が塗られている。漆喰がボロボロになって雨水が侵入できる状態になっていた。雨水の侵入の原因その2。

【原因3】 雨水が侵入した後に、一体どうなるのか検証してみた。
T様宅の瓦の下地は、杉の野地板を張り、その上にルーフィングが貼られている。(通常の施工)しかし、。
瓦を剥いでみると瓦のクズやゴミ、釘等があり、これらが瓦を引っ掛ける為の
桟木の上に溜まった状態になっていた。
溜まったゴミに雨水が染込み、いつまでも乾かない状態になっていた。
写真を撮り、溜まっているごみを除去し瓦をふせ直すことに。
瓦桟は釘打ちのため、溜まった水が瓦桟を打ち付けている釘部から侵入している。

こうして雨漏れしている部分の原因究明が完了した。
お客さんとの相談の結果、現況で雨漏れしている部分のみの修繕まで。ということに決まった。

梅雨の土砂降りで漏らなければ完了。
とにかく土砂降りが降ってみないと分からない。

  「T様に次の土砂降りで漏らなければ、雨漏れ改修は完了です。」
と告げ、その日は帰社した。

おそらくこれで止まった。    
  
   
       
     と、思った…。

施工が完了した次の日、土砂降りで予定外のことが起こった!?

つづく
コメント
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