こまわり君の伝記

住まいの専門店 コスモ住研です。お住まいの住環境に対する不便不満不快を解決する仕事をしています。

今年の台風は…

2023年07月19日 | コスモ住研日記
蝉の鳴き声が聞こえ始め、少しずつ夏が近づいてきました。
今年もまた暑い夏が訪れます。
夏と言えば、そう!台風シーズン到来です。
数年前より台風がだんだんと大型化して、久留米は被害こそそんなにありませんでしたが、数十年に一度などの台風もカスっていっています。
台風対策はお済でしょうか。
雨戸やシャッターなど、日ごろから動かしていないと、いざというときに作動しなかったりして大騒動するものです。
また、シャッターや雨戸を取り付けができないような窓もあります。(滑り出し窓や出窓や小窓など。)
そんなとき、どうしてますか?
もしかして窓に養生テープで米印にテープを張っていますか?
あれ、実は本当に気休めで、効果は全くありません。
その他、段ボールを養生テープでガラスに張り付けたりしていますか。
いろいろと皆さん工夫されて窓の防災対策をされているようですが、ほぼ意味ありません。
窓ガラスが外からの衝撃で破壊された後どのようになるかはyoutubeなどの動画で検索していただくとかなりたくさん紹介してあります。
窓はものが当たると割れます。そして室内に粉々になったガラス、割れて鋭利になったガラスが台風などの大風で一気に室内へ運ばれます。
もし、すぐそばにいれば、、、
ゾッとします。
そのあとは遮るものがなくなった窓から風が入り、最悪屋根を吹き飛ばしてしまいます。
では、どのようにするのが対策としては一番いいのか。
私の家には二階の窓には雨戸、シャッターがないものですから、毎回台風がくるたびに構造用合板を窓枠に打ち付けて、窓の飛散防止対策をしてきました。
しかし、室内は停電すると真っ暗でなにもなく見えなるばかりか、
いちいち設置、取り外しの労力がかかります。
しかもその合板をしまう場所も確保しなければなりません。
台風のように数日前から対策できるものと違う竜巻などの急な災害には対応できません。

そんなときに防災フィルムに出会いました。
災害に特化したフィルムですので、雨戸やシャッターを取り付けるより値段もお手頃です。
フィルムの貼り付けも大体一日で完了します。
竜巻や自動車などの踏み間違いによる突っ込みでのガラス割れにも力を発揮します。
ビリヤードKBCさんの風よけ障子に施工させていただきました。
これからの時期にはおススメです。




同時に遮熱をカットできるフィルムも施工できます。
またプライバシー防止シートも施工しています。
勝手口や引き違い戸などの泥棒による強引なこじ開け、鍵壊し、ガラス破りによる侵入などには防犯フィルムをおススメしています。


steel×wood

2023年07月04日 | コスモ住研日記

木漏れ日のある豊かな空間に平屋建てsteel×woodを建築

弊社は鉄骨と木を組み合わせたsteel×woodでの新築を設計して32年が経過いたしました。
これもすべてコスモ住研のファンでいていただいている皆様のおかげだといつも感謝しています。

今回のお客様はお子様の居住環境を考えての新居ということで、同線計画も家族が集まる空間のある設計にしています。
室内も行き止まりをなくした動線計画とする設計としました。
お客様はお打合せでいろいろな夢を握りしめて、設計室に打ち合わせに来られます。
そのすべてをどうにか形にできるように設計します。
ですが建築はやはり予算がすべてを掌握いたします。
その中には予算が増えないよう抜群のアイディアをだして乗り越えることもよくあります。
今回の建築地は耳納山のふもと。
自然の恩恵である四季を感じられるようにリビングには大きな窓を配置しています。

鉄骨上棟風景











steel×wood

2023年06月26日 | コスモ住研日記

耳納連山の麓に建つ新築一戸建て今回この土地に平屋を設計させていただきました。


すごく静かで自然を体いっぱいに感じられる土地です。


設計するにあたりまずは直接建築地を目で確認しにいきます。
これは設計にとって一番大切なことです。
その土地の周りの状況、雰囲気、安全性など様々な方向から現調(現地調査)します。
調べることなどは、ざっと40項目ほどになります。
設計するためには、この現調はどのような綺麗に見える土地でも必要です。
タケノコのように生えた家はアパートだけだということです。
これは企画住宅も同じです。
設計士は本来その土地にあった家を設計するものです。
一軒も同じ家というものが存在するはずはないということです。

余談ですが。。
さて、今回この耳納山の麓で平屋建てのsteel×woodハウス
はじまります。

丘の上に建つsteel×woodの家

2023年03月09日 | コスモ住研日記
steel×wood 鉄骨×木を組み合わせた家
地震に強い家を考えると、RC造や鉄骨造になります
ただし、コンクリート(RC造)で建てるとなるとかなりの高額となります。
弊社は鉄骨(S造)で建築することで強度とコスト両面の期待に応えてきました。
昨年丘の上に建つsteel×woodの家を建築いたしました。
解体着工から約半年かかる工事でしたが無事に完成いたしましたので投稿いたします。

今回母家の奥の書斎を解体しそちらに子供さん夫婦の住宅を建てることになりました。


こちらに二階建てを建築しました。










車庫付き二階建てsteel×woodの家

昨年より新築平屋の家を二軒建築いたしました。
完全注文住宅なので設計の段階でお客様と何度も打合せを重ねて形にしていきます。
全く違うタイプの二棟を建築いたしましたのでまたの機会に投稿いたします。


空き家対策特別措置法

2022年07月16日 | コスモ住研日記
すでにご存じのかたも多いかと思います。
皆様に十分関係のある法律が改正されていましたので少しご紹介します。
空き家対策特別措置法が平成27年5月に施行されました。その後法整備は先行したものの、現場の状況は一向に変化ありませんでした。
ようするに法律はあってもほったらかし状態が横行していたんですね。
そこで令和3年3月に「久留米市空家等の適切な管理に関する条例(以下、「条例」という。)」を改正、同年5月に施行しました。
空家等の所有者等(所有者又は相続人、管理人を含む)の責務が規定されています。所有者等の皆さまは、周辺の生活環境に悪影響を及ぼさないよう、空家等の適切な管理を行わなければなりません。
身辺住民の皆様にご迷惑にならないようにする義務があるのは当たり前のことですよね。
この法律はお金がなくてできません。相続人がまだ決まっていないので見逃してください。っていう人たちに一石を投じたものです。

相続などで家族、兄弟間でモメ、土地所有者が決まらず棚上げになっているのも事実です。
固定資産税などの税金は相続放棄をしていないようであれば身内のどなたかが支払われているのでしょうけれど。
しかし、この法律ができたからといって、「一度モメた物件を皆でまた話し合って相続しなおす。」
にしても相当な時間と労力とお金(司法書士さんなどに相談)が必要ですので、すぐさまとはなかなかいかず、放置してある物件はかなりあるようです。
そんな現状に釘をさす、少なからず現状よりいい方向へ向かわせるそんな法律が施行されたわけです。
ほったらかし、維持管理のできていない近隣に迷惑のかかっている建築物は相続人等がどうにかしなさい。
と行政も重い腰をあげたわけです。

今回の法律にひっかかる物件は下記のような物件になります。
〇倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態    →要するに放っておくと壊れる・倒れる。通行人がケガする
〇著しく衛生上有害となるおそれのある状態       →要するに違法なゴミ捨て場や動物等の住処になっている
〇著しく景観を損なっている状態            →要するに雑草などが生い茂り危険          
〇その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態  →要するに事件・事故が起きないよう危惧

上記のような場合、「ほったらかしをやめて」と何度か公的機関より指導を受けることになります。
それでも無対策の場合は行政代執行となる場合もあります。
この場合の費用は持ち主様へ請求書がいきますので、その前に自ら率先して是正することをお勧めいたします。






完成お披露目

2022年01月07日 | コスモ住研日記
2021年夏も終わりに近づいたころ
床のない納戸だった部屋の、
風の通り抜ける客間(お茶のみ場)のリフォーム、完成いたしました。

もとは電気(照明、コンセント)もない物入れでした。

閉じられた部屋 - こまわり君の伝記

玄関からお邪魔します。中を拝見しました。・・・・・。中は外から見たそれとは全く別物でした。玄関を入ると右側に引き戸がありました。開けて中を覗...

閉じられた部屋 - こまわり君の伝記

 


この中はものすごい量のモノが詰め込まれた状態で、静かに戸が閉めてありました。
まさしく「開かずの間」でした。

お客様も「何が入っているかわからない。」ということでした。


中をきれいに片付けると、床はタタキで室内は4畳で仕切ってありました。

風を取り入れるには換気窓が必要です。
また、居室とするには採光も確保しなければなりません。
リフォームではあまり言われないところですが、建築基準法にあります。
基本に乗っ取って、また、構造が弱くなってもいけません。
換気や採光、構造などを考慮して、4畳半に変更する計画としました。

工事内容はこちらをどうぞ

光のない部屋に希望を - こまわり君の伝記

照明も無い真っ暗闇の、床がタタキになっている倉庫をハテハテどのように改修しましょうかね。さあ始まりはじまり~まずは中に入っているモノ、必要な...

光のない部屋に希望を - こまわり君の伝記

 


いろいろありましたが、完成いたしました。

□玄関改修前(玄関入って正面は行き止まりでした)







ご友人などと喫茶店でゆっくりお茶をしていたらしいのですが、このコロナ禍で喫茶店なども休業していたため、
大好きなご友人とのお茶会などもできなくなったそう。
今回のリフォームで、少人数ですがコロナ禍でも家でお茶会ができます。
とのことでした。

    次回 丘の上に建つsteel×wood二階建ての家

光のない部屋に希望を

2021年08月21日 | コスモ住研日記
照明も無い真っ暗闇の、床がタタキになっている倉庫をハテハテどのように改修しましょうかね。
さあ始まりはじまり~

まずは中に入っているモノ、必要なもの、不要なものに分けながら、分別していきます。
私たちが判断することは難しいため、お客様同伴のもと、一つ一つ屋外へ出していきます。

全てだしてみると、トラック3台分ありました。







4.5畳の室内によくこれだけのものが入っていたものだと感心しながらも、手は動かしながら選別していきます。
お昼から仕掛り、夕方までかかりましたが、無事に終わりました。

片付けが終わって、中を見回しましたが、やはりスイッチ、照明、コンセントありませんでした。
改修内容に足していきます。

取り除いたらいよいよ工事着工です。
まずは真っ暗なので、サッシを入れて明るくします。






改修前


改修後






窓がつくとすごく明るくなりました。今回の改修では家全体の通風と最高を計画しました。
薄暗かったお宅が、明るく、涼しくなってくよう計画しました。

間仕切、出入り口の移動


壁だった部分を切り取り部屋を広くしていきます。



改修後



部屋を広げて通風と最高を確保します。


玄関のタイル部分から入っていた倉庫。
今回の改修で、床をつくりました。
出入り口を廊下からは入れるように作り変えました。


出入り枠部分、壁を解体していきます。






改修後



とっても明るく、涼しい部屋になり、お客様には満足していただきました。

                 次回 完成お披露目

閉じられた部屋

2021年08月17日 | コスモ住研日記
玄関からお邪魔します。
中を拝見しました。
・・・・・。

中は外から見たそれとは全く別物でした。
玄関を入ると右側に引き戸がありました。
開けて中を覗くと、、、、



なんかいっぱい入ってました。


今回、この部分を部屋にしてほしい。ということでした。
部屋が部屋という機能を失って、閉ざされてから数年という時間が経過していたそうです。
コロナ禍もあり、ご自宅におられる時間が長くなって、ふと家の中のことが気になり始めた。
そんななか、閉じられた部屋が気になって、、、有効利用できないか?ということでした。


                        次回 光のない部屋に希望を

きれいなお家

2021年08月12日 | コスモ住研日記

広川町でリミット改修工事をしていると、ふっ。とお隣さんが相談に来られました。
なんだか顔色が優れない様子で、少し家を見てほしいということでした。
お客様の家についていくと、とても綺麗な佇まいのお宅でした。




新築である。とばかり思っていましたが、実はそこが相談ポイントだったようです。
外観をぱっと見ると、新築のようでした。
経緯を伺うと、もともと伝統工法で造られた家だったそうで、泥葺きの瓦屋根から
信じられないほどの雨漏れがしていたそうです。
あまりにも雨漏れが酷かったためシロアリ被害にもあっていました。
なんとか雨漏れを止めてほしいと近くの大きなお屋敷を工事していたどちらかの伝統工法を専門にしていた工務店に依頼されたそうです。
雨漏れは止まってホッとされたようです。
しかし、雨漏れは止まったのですが、家の中の天井などの雨漏れ跡が気になり、弊社に相談することにしたそうです。

                       次回閉じられた部屋 つづく

東京オリンピック2020

2021年08月12日 | コスモ住研日記
閉幕しましたね。
このコロナ禍の中、いろいろな思惑もあるでしょうが、
とにかくオリンピックという祭典で、たくさんの世界一の技を見る機会ができました。
少しだけコロナ禍を忘れて元気な気持ちに、心が踊ったような気がします。
コロナ禍で現状は皆さん大変であることは変わりないと思いますが。

さて、お盆開けての工事予定ですが、軽量鉄骨造で住宅を新築いたします。
躯体工事を鉄骨で造り、造作部分を木造で施工いたします。
steel×wood構造です。

今回のお客様はそれはそれは実に30余年前に遡ります。
現社長が某ハウスメーカーから独立してすぐのことです。
お客様がお住いのご自宅の横に住居を新築する依頼がありました。
なんだかついこの間のことのような気がしますが、もう30余年前のことです。
その時お子様がまだこんなに小さく、かわいい小学生だったと思います。

・・・・
その子供さんがご結婚されて、お孫さんを連れて帰ってこられるということでした。
書斎として利用していた築40年を超える二階建ての住宅メーカーの建物を解体し新築させていただくことになりました。

お盆明けから基礎工事に入ります。
写真アップしていきますのでお楽しみに。