<詩の種類>
◇自由詩・・・音数、行数に制限なし。入試頻出。
◇定型詩・・・音数、行数などに制約あり。七五調、五七調が多い。
◇散文詩・・・行わけがない(ことが多い)詩。
◆文語詩・・・文語(古文)を使って書かれた詩。「ゐ・ゑ」などに注意、口語詩でも用いられる。
「係り結び・けり・なり」などを根拠にするとよい。
◆口語詩・・・現代語で書かれた詩。
※口語自由詩、文語定型詩の組み合わせが多いが、それ以外も注意。
例;口語定型詩
この味が いいねと君が 言ったから 七月六日は サラダ記念日(俵万智)(口語の短歌)
〇叙情詩・・・作者の感動を中心にした主観的な詩
〇叙景詩・・・風景を中心にして作者の感動を伝える詩
〇叙情詩・・・歴史的事実を詩の形式で客観的に表現した詩
<表現技法>
△比喩法
・直喩法・・・「~ようだ」「~ような」「~ごとし」「~みたい」「~ごとし」などが使われている。
・隠喩法・・・「ようだ」「ような」など(上記参照)が使われていない・
・擬人法・・・非人物に身体部分・動作及び感情が使われている。
例;「お日さまも笑ってる~♪」
△倒置法・・・[主語ー述語][修飾語ー被修飾語]の語順を入れかえる。
△対句法・・・対応する語句(セットになる語句)を並べる
例;「空は青く 雲は淡い」
△反復法・・・同じ語句を繰り返す。
例;「まわるまわるよ 時代はまわる」(中島みゆき)
△呼びかけ・・・命令、疑問などのように呼びかけているような表現。
例;「道に倒れて誰かの名をよび続けたことがありますか」(中島みゆき)
△省略法・・・語を省略することで余白に読者の想像を促す表現。
△押韻 ・・・行のはじめ(頭韻)、終わり(脚韻)の音をそろえて、リズムをよくする。
△象徴 ・・・具体的なもので抽象的なことを表そうとすること。例えば「鳩」で「平和」など。
<~表現一覧>
▽聴覚表現・・・「音」についての記述。擬音語、擬声語の使用が代表的。
▽視覚的表現・・・「形」「色彩」についての記述がある。関連:絵画的表現・・・感情がほとんどない
▽感覚的表現・・・筆者の感じたまま。非論理的、省略、飛躍多し。
<感動の見抜き方>
☆対比表現をしている部分を重視する。
例;「戦っている君の歌を 戦わない奴らが笑うだろう ファイト!」(中島みゆき)
☆題名は「主題」を間接的に表現していることが多い。
☆様々な表現技法を用いているところは作者が感情をこめているところ。
☆感情語、感動語をそして用言に注意。
☆「連」(詩の段落)にわけてある理由は何かを考える。