感動は命の肥し

曇りなき眼で、物事を見つめるなら必ずや真実を見極めることができる。覚醒の時を生きた記録として。

左翼から国を守るチョン・グァンフン牧師と太極旗部隊

2022-10-25 | 韓国を思う

韓国が熱い。

ここまで行動できる国民がいる韓国、すごい底力である。

先週末、韓国の光化門広場で二つのデモがあった。

一つは、昔朴クネ大統領をその座から引きずり下ろすのに大きな影響力となったロウソク集会の勢力が、現職ユン大統領退陣を要求するデモ。

もう一つが、ロウソク集会は左翼のスパイが先導する反愛国集会であり、北の手先だとし、ユン大統領と韓国を守ろうとする愛国者集会、この集会をまとめる立場にある代表的な人物が、このチョン牧師なのだ。

私は、トランプ大統領が2020年の不正選挙で落とされた大統領選の頃から、韓国で注目され始めていたこの人物のうわさを聞いて、ずっと関心を持ってきた。昨年、チョン牧師がここNJの韓国コミュニティーを訪ねた際には、友人と二人で集会に参加したりもした。

例えるなら、彼は韓国で言うところの、今のアメリカのトランプ大統領のような存在だと言えるかもしれない。

カリスマがある。

現職のユン大統領の支持率が低いと言うニュースが日本に伝わっているかもしれない、もしかしたら、日本以上にメディアの左傾化が進んでいるかもしれない韓国メディアの報道をそのまま信じるのは、よろしくないと理解している私としては、これらの世論調査には、手心が加えられていると見るに限る、と考える。

政治家ではない、法律をつかさどる位置にいた人物だったユン氏が大統領出馬を宣言し、現実となったその一連の経過は、2016年にトランプ大統領が政治素人の立場で大統領選に名乗り出て当選した、その辺りの経過に似たものがある。

その彼が、前任の文在寅大統領が在職5年間に何をしでかしたのか、今一つ一つ明らかにしていこうとしている中、朴クネ氏は監獄から出所してこの世の人となったと言うのもあって、韓国の保守勢力の巻き返しが勢いついていて、それに反抗する左翼の運動のひとつがこのロウソク集会であるという事だ。

 

韓国の地方から何台ものバスに分乗して、この広場に集まった人たちの多くは、50代60代以上のシニア世代だと言う。1日中広場に陣取って、ロウソク集会の拡大を防いだ愛国者たちである。

感動する。

お金をもらってできる行動ではないと思う。

心の底から湧き上がる愛国心、何とかしたいと思う衝動から、集まったおじいさんやお婆さん、退役軍人、そして、多くの若者たちも。その数は、映像から見る限り、ロウソク集会の3倍近くはいたのではないか。

韓国の熱い波動、トランプラリーを連想する。

日本に、この熱さは伝わる日が来るだろうか、そんなことを思う週末だった。

 

 


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