感動は命の肥し

曇りなき眼で、物事を見つめるなら必ずや真実を見極めることができる。覚醒の時を生きた記録として。

三島由紀夫の金閣寺

2019-06-11 | 人物、映画、本、漫画、ドラマ

藤沢周平作品ばかり読んでいる自分に、少し冒険してみてはどうかと言い聞かせ、

最近は、色々な方の作品を読む努力をしていて、

そこで、今、手にしているのが、三島由紀夫先生の金閣寺、

この本、日本語の文章が、高度すぎる。

書き手の言わんとすることを理解するに、私などには限界がある!

三島先生の頭の中は、いったい、どんな風になってたんだろうと、読みながら頭をひねってる。



天才的な文才のある方だったんですね。
奇才とも言われてますし、

世間を騒がせた事件の方が、脚光を浴びてしまってますが、
小説家として有名になった人ですからね。

日本語の使い方が、まるで辞書の中の世界で、
今まで読んだことがないこんな文章。古典的な表現も多く、いやあ、難しい。、

ただ、やはり、すごいなと思うところは、
この、難しい日本語ばかりの修飾語満載の文章を読んでいて、

つまずいたり、突っかかったり、引っかかったりしない。
すごくスムーズ。
知識の豊富さの押し付けがましさなど、一切感じない。
これがすごい。

どうかすると、無理やり難しい表現を使って、ぎこちなくなってる文章とかを
たまに読むことがあるではないですか。
そうなると、もう読み進めなくなるじゃないですか、
例えば、変なこぶしを無理に聞かせて歌う演歌みたいな。そんな文章。

しかし、三島由紀夫先生の文章には、それが全く感じられなくて。
難しいままに、それがすごく自然に使いこなされていて。

細川たかしが歌う民謡のようなと言ったらいいかな。

ちょっと感動しています。
この本の文章にです。
難しくて、読み進むのに時間かかってるけど…。
私には、ちょっと高度すぎるけど。

これからは、

食わず嫌いはやめて、美味しいよと言うものは、まず、味見だけでもしてみる事にしよう。











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