感動は命の肥し

曇りなき眼で、物事を見つめるなら必ずや真実を見極めることができる。覚醒の時を生きた記録として。

あきらめの悪いリスたち

2020-10-13 | 野鳥 バードウォッチング

往生際が悪い。

裏庭のリスの事だ。

鳥の餌場に鳥たちの食べこぼし、おこぼれを食べにくる彼らの事だ。

これまで、彼らが故にドルで言えば60ドル、6千円の出費を強いられることになった。それでも、その支出が功を成して、今は彼らとの攻防に一旦、勝った立場である。

しかし、それでも、諦めがつかないようで…。

こんなことになる。

 ポールに上る。

 

 このポールに食用油を塗ったこともある。

 

 油も効果なく、買ったのがこの黒いフード。

 

 これには、彼らもかなわなかったようで、

 いつもこうなる。

 

アマゾンで検索すると、リス対策の人気商品と言う事だった。皆同じ苦労をしているようだ。リス対策に困っている鳥愛好家なら、きっと買うだろうと言う商品だ。そんな弱みに付け込んで、というわけではないかもしれないが、普通の感覚から考えると、30ドルは少々高いな、と思ったが、仕方ない。

大切なのは、成果。

無い知恵をしぼり、リスとの知恵比べに明け暮れて、一日の大半をバードフィーダーの監視に費やし、1日に数回、餌場にとりついた彼らを追い払うために、急ぎ裏庭に飛び出さなければならなかったこの2週間ほどの日々を思えば、

30ドルでこの成果、満足している。

これとは別に、

ポールにかけた餌場は小さい鳥用、ジェイたちは取りつくのが難しいので、彼らの好物のピーナッツをいれる餌場を手前の木の枝にぶら下げてある。

地上から約5フィート、私の目の高さに取り付けた餌場は、彼らが下からジャンプして届く距離ではない。それでも、こうして餌場を何度も何度も仰ぎ見る。

 

いじらしいくらいだ。だが、そんな情にほだされてはいけない。

 

下からが駄目なら、上から、横からと、なんとかとりつく策を練る。

 

餌場が下がっている位置は、左手のフェンスと、右手の倉庫の屋根との中間位置、上の枝と地面との中間位置、裏庭の空間のほぼ中央部分にちょうど下がっている事になる。普段、木から木に飛び移り、木の幹を上下左右に動き回り、電線を綱渡りよろしく伝い歩く彼らだ、このロープをつたって下りて来るかなと、思ったけれどそうはならなかった。ロープをつかんで下りたり上ったりはできないらしい。

それで彼らは、

ロープが下げられた枝のところまで行き、そこから下方の餌場にジャンプした。数回それを繰り返し、見事成功させたではないか。次は、ロープ左手の太い木の幹(前後左右、上下から見て、餌場に一番近い場所が実はこの木の幹になる、彼らにはそれがわかるんだ)から横跳びに見事ジャンプして、餌場にとりついた。

見事としか言いようがない。

その光景を主人と眺めながら、感嘆したものだ。

「リスの奮闘を撮ってユーチューブにあげたいくらいだ。」と彼らを誉める主人である。異論はない。

だからと言って、そのままリスの好きにさせておくことはできないので、

餌場の上に付けたのが、この黒いフード。フードの上にジャンプしてとりついても、餌までは手が届かない。

 

この状態で万事休すとなった彼らであるが、

安心するにはまだ早いような気がする。

あきらめの悪い彼らの事、

次はどんな手を使って攻撃を加えて来るやら…。

 

今は休戦状態ではあるが、リスとの攻防はまだまだ続きそうだ。

 

いつも5~6匹で群れてくるリスの中に1匹混じっているクロリス。色素異常なのかな、黒くなるリスは珍しくないらしく、同じ東部灰色リスの仲間になるとの事。

 

昨日は見事に1日中雨で、乾燥していた自然がしばし潤ったという感。おかげで鳥見には出かけられなかったが、それはそれでよい。今日も朝から曇り空、青空がのぞくようなら、午後にでも散歩に出てみようかなと思っている。

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。