ゆらぎつつゆく

添島揺之歌集。ツイッター感覚で毎日つぶやきます。色調主義とコラボ。

月を待つたかねの雲は晴れにけりこころあるべき初時雨かな

2018-05-27 03:27:21 | 古今抜粋

月を待つたかねの雲は晴れにけりこころあるべき初時雨かな    西行


西行は簡単に句を切る。

それでいて破たんしない。なかなかにこれはできない。

技術というより心というべきだろう。

いいものだが、簡単に真似はしないほうがいい。


雲流れ月を放ちし高空の風の音聞く時雨は去りぬ    揺之





この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« かなしみのめぐる空にはまぼ... | トップ | 水に卵 »
最新の画像もっと見る

古今抜粋」カテゴリの最新記事