(2009.10.19 雄国沼:北塩原村 )
昨日は本来わが家の“家庭の日”だったのですが、わたしが日曜出勤でしたからその代休の今日を急遽“家庭の日”に変更いたしました。
月曜日が休日の“ワイフ君”を助手席に、ハンドルを会津方面に向けました。ブログでリンクをいただいている“山羊さん”が、今月12日に雄国沼(北塩原村)へ行かれたという記事と写真を拝見し、わが家も大自然の秋を感じてこようということにしたのです。
「バイクもいいなあ・・・」彼らはどこまで行くのでしょう。きょうは平日なのですが、それにしては車が多いような気がします。
(復元された慧日寺金堂と中門:磐梯町)
(慧日寺金堂内部)
雄国沼に行く前に“ワイフ君”のリクエストで『道の駅ばんだい』の“そばソフトクリーム”を食べて行くことに・・・。その前に、時は平安高僧徳一(とくいつ)が創建したと言われる慧日寺(えにちじ)金堂が復元され一般公開されているというので見学して行くことにしました。徳一亡き後も慧日寺は栄華を極め、寺の僧300、僧兵は数千、寺領十八万石を誇ったといわれ、金堂と中門の他にも講堂や食堂など幾つもの施設があったようです。そして1589年、会津の芦名義広と伊達政宗との戦いにより、伊達軍に放たれた火によってその多くを消失してしまったとのことです。
(徳一廟)
『徳一廟(とくいつびょう)』を見たあと、次のコース『磐梯山慧日寺資料館』を見学しました。慧日寺がこれほど大規模な寺院だったとは大きな驚きでした。そして最澄や空海とも論を闘わすことが出来たという高僧徳一の存在の大きさにもあらためて驚かされたのでした。
この道は雄国沼への道です。いえ、もう“そばソフトクリーム”は慧日寺を見たあと『道の駅ばんだい“徳一の里きらり”』で食べてきました。“そばソフトクリーム”は『道の駅東山道伊王野』にもあるのです。で、どっちが旨かったかって?それは“ナ・イ・ショ”です。
もう秋色の連続パンチなのです。
紅葉も里の近くまで、もうだいぶ降りてきているんですね。
カーブを切るたびに次々と現れる目を見張るばかりの光景。
ところが頂上が見えるようになると景色は一変してもう晩秋の感が漂っていました。
峠の頂上からは走ってきた九十九折りの道が見えました。その遙かむこう、田んぼからは藁焼きの煙がのろしのように立ち上っているのが見えます。
これがきょうの雄国沼です。“雄国”にはこんな意味があったんですね。なるほどこんな山の上にカルデラ湖があるのですから驚きには違いないです。
道ばたのいたるところにアキグミ?がありました。実の形が楕円形(写真上)と丸に近い(写真下)ものがあるのですが、同じアキグミで個体差によるものなのでしょうか。
午後3時15分、頂上の駐車場に停めてあった2、3台はみんな下りたらしく、残るはわたしの車だけになってしまいました。遊歩道を歩いて沼のほとりの湿原まで下りてみることにしました。周りは茶色一色、晩秋の景色です。すっかり葉を落として赤い実だけになったナナカマドがかろうじてアクセントになっていました。
湿原には木道が設置されています。ニッコウキスゲの季節にはここが一面黄色いお花畑になるのです。素晴らしい大自然を前にへたな解説は不要ですね。ここからは絵だけをご覧下さい。
ほら、静かでしょう。風も無いし人っ子一人誰もいはしないのです。いえ、わたしと“ワイフ君”だけなのです。こんな贅沢が許されていいのでしょうか。
これで雄国沼は冬を待つばかり。午後4時15分、大自然のオーラを全身に浴びて再び俗世間に戻る決心をしました。
西の空に沈みかけた陽が、まるで十五夜お月さんのようでした。
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その時の雄国の雰囲気を感じ取っていただけて、こんなにうれしいことはありません。“楽山さん”から勿体ないほどの言葉を頂戴してこそばゆいほどです。
でも、水が静寂を保って、しかも乱反射がない時じゃないと、なかなかこういう静謐な写真撮れないんですよね。
それにしても、いい構図でシャッター切られてます。
同じような秋の風景見ていても、切り取り方とかクローズアップの仕方で全然違って見えるのが写真ですね。
kojiさんは、美的センスがいいんですね。
私などには、ちょっとマネできない写真です。
季節は変わってだんだん風も冷たくなって来ています。どうぞ風邪などひかないようにお過ごしになって下さい。
うらやましいです!
私は東京で一人暮らしを始めて、元気で
頑張っています!
kojiさんのブログにはとても元気づけられていますよ!
お兄様ともども健康には気をつけてくださいませ!
景色も空気も雰囲気も窓際が一番です!
紅葉狩りに出かけたいけど、渋滞を考えてしましますね。近場をどこか探してみようと思います。
どうしてこんなに綺麗に撮れるんでしょう?
そしてこんな風景をご夫婦で楽しめるなんて
なんて贅沢なんでしょう。
慧日寺はよく地元新聞に記事が掲載されていて
復元工事がすすんでいるのは知ってましたが
なかなか行く機会がなくて。
当時の会津地方はかなり文化水準が高かったのが
分かります。
今度ぜひ見学してきたいと思います。
雄国沼全体がとても静かで幻想的な雰囲気でした。
この季節の雄国沼は“へばなさん”が走ってきた土呂部峠の見事なまでの鮮やかな紅葉とは異なり、晩秋を感じさせる茶色一色の静寂な雰囲気でした。
以前スキーに凝っていた頃「猫魔」に「雄国第一リフト」とかって名前がついていたのを思い出しましたが、ここの名前だったんですね。
写真、あいかわらず「綺麗」ですね~。
“ちゃりけんさん”もニッコウキスゲのころに訪れたことがあるのですね。雪解けのころのミズバショウもなかなかいいですよ。いつか自転車で登ってみたいと思っていたのですが、その下見も兼ねて今回あらためて見てみると、わたしには到底無理なことが分かりました。
これは“こでらんに”部隊の出番だと思いました。
雄国沼の大自然を貸し切りでしたから、こんな贅沢な遊びは他にないと思いました。“Hiroさん”の道の駅シリーズ、『道の駅ばんだい』はこれからですね。
裏磐梯はやっぱし、いいなあ~ とあらためて感じ入りました。写真の素晴らしき事、奥様との贅沢なひととき。ふ~ と読んでいてため息が出ます。
今年はまだ、秋の裏磐梯に行けていません。僕的には信じられない事なのですが、どうにもこうにも、、、
この分だと晩秋の裏磐梯にしか行けそうにもありません。ああ~あ。 もう嫉妬しそうなくらい羨ましき、kojiワールド、堪能させていただきました~~~
静かな雄国沼、、、行ってみたいなあ~。
紅葉、最高だったんじゃないですか?
グミ、昔はよく食ったっけなあ。
最後の写真、昇りかけのお月様みたいですね。
不思議な写真です。
水面の逆さ紅葉も美しい。
ため息ばかりです。
美しい。
今日はとても暖かかったですからじっくりゆったり観光できたのではないでしょうか。
それもこんな素晴らしい景色をふたり占めできるなんてうらやましい限りです。
紅葉に染まる山も湖にくっきり映る山もとても綺麗な写真ですね!