休日は風を切って

休日は自転車に乗って風を切って、そんな生活をずっと続けていけたらと思っています・・・

悪魔の発明

2007年02月08日 | Weblog

グローブ、ヘルメット、準備よし。時間は11時30分・・・夜のである。
これじゃ、健康のために良いのか悪いのか分かったものじゃないと思ったりする。

深夜0時、自転車のわたしを追い越してゆく陸送の大型車がいる。煌々とした24時間営業のコンビニがある。お客を待つ深夜営業のレストランがある。道路をふさいで夜間作業をしている人たちがいる。照明のついた会社の広い駐車場は、夜勤の人たちの自家用車でいっぱい。ナイトランコースの周りは電気の点いている家がほとんど。本当に夜中なの?

本来なら、人間も動物も深い眠りについてしかるべき時間である。生き物は古来より、日の出とともに行動をはじめ、日没とともに身体を休めたはずである。我々ホモ・サピエンスも、本来そのような生体リズムをもっているはずだと思うのだが、照明の発明とともにすっかり無視され、忘れ去られてしまっている気がする。

電気や照明の発明は、我々に幸せをもたらす素晴らしいもののはずが、いつしか企業の飽くなき利潤追求によって、眠らない人々、眠らない社会が造り出され、一家の団欒に間に合わない常習的な残業の企業戦士や、家族と反対の生活パターンを余儀なくされる、多くの夜間労働者を生み出す結果になっているのは皮肉だとも思える。

エジソンさん、あなたの発明は神への冒涜、悪魔の発明。エネルギー源の電力会社は地下資源の枯渇を早め、CO2を吐き出し地球温暖化を加速したあげく、それでも出力が足りないと、制御もおぼつかない原子力に手を出して、最終兵器と同じ致命的な環境汚染の恐怖に住民を晒している。

天地創造の神が、本来夜に設定した時間を、擬似の太陽で切り裂き、破滅に向かって突き進む。そんなに急いで、人類はいったいどんな未来、どんな世界を目指しているのだろうか。自然に帰ることが一番だって誰もが思っているはずなのに。

でも、かくいうわたしは不夜城に住み、夜通しテレビを観ながら、その悪魔の発明を最も歓迎する一人ではあるのだけれど・・・。


「馬鹿の考え休みに似たり」なんだかそんな言葉が脳裏をよぎったような気がした。
結論の出ない思考の迷宮に陥りながら走った本日の走行距離22.68 走行時間1:02 平均速度21.7 最高速度43.5

最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
長い(><) (SHERYL)
2007-02-09 00:39:37
前に観た映画の話です。

タイトルは忘れましたが、内容はずっと先の未来の話で主人公は警察に追われてるようなアウトロー。
未来の話ですから、「悪魔の発明」が今よりも進化を遂げている状態で、生活のすべてが電気の通った機械によるものでした。

で、ストーリーの最後で主人公が敵の動きを止めるために世界の中心の電源(?)みたいなものを壊すんです。すべての生活環境に電気が使われてるので、世界中真っ暗になり、何も動かなくなってしまいました。

しかし、そこで主人公がタバコふかして、一言。
「やっと“人間”に戻れたぜ。」


と、長々と書いてしまいましたが、
ラストの台詞がスゴク記憶に残ってた映画・・・。
kojiさんの記事を読んで急に思い出しました。
いつかは、こうなる日が来るのかも・・・。ゾッとします。

これからも“人間”としての本質は変わって行ってしまうのでしょうか・・・。いつかは“闇夜”なんて言葉は使わなくなるかも知れませんね。


僕も、その中で成り立ってる一人だとは思いますが。
返信する
あのとき (玉井人)
2007-02-09 21:40:43
眠らない、食べない、休まないそんな仕事を私もしていました。
毎日やって、おかしくなってやめました。

もう20年以上も前の年末、クリスマスのころ長いあいだ停電になりましたよね。覚えてますか?
フォトのコンビに当たりも電気が無くて大変でしたが、普段はしゃべらない近所の人までがよく皆しゃべりあってました
電気が無くて困っているのに笑顔の人が多く見られました。

あれは悪魔から開放されたからだったのでしょうかね
返信する
思ってみても何も出来ないわたしなのです (koji)
2007-02-10 01:49:54
sheryl_sherylさんこんばんは。今日は20年来の仲間と久々飲み会でした。ただ今帰ってきました。
テレビなんかじゃ環境汚染、環境破壊を警告するような番組をよく目にしますが、そのあとすぐお笑い番組やバラエティ番組を放送されるとなんだかそれほど深刻にならないでもいいような雰囲気になってしまいます。ですからマスコミもだいぶいい加減だと思います。結局そんな警告めいた番組を放送していても実際は微塵も深刻にはなっていないのです。結局わたしたちもこのままなにもせず流されていってしまうんでしょうね。
返信する
スローライフ (koji)
2007-02-10 02:09:55
”玉井人”さんこんばんは。
最近スローフーズとかスローライフとかやたらスローという表現を目にしますが「こら人類、そんないいそいで何処へ行く」というようなことだと思うんです。
人間以外の地球に住む生物たちと共存しながら生きてゆくとしたら人間だけ勝手なほうへ環境を破壊しながら突き進むのは間違いだよと。人類はもう地球の地表の50%に手を加えてしまっているといいます。このまま突き進んだら子供達の未来は・・・。
ごく一部の方々は真剣にこの地球の未来を憂いているのでしょうが、学識者や政治家さえも未来の地球のことなんか考えてもいないのです。京都議定書もしかりアメリカに至っては発展途上国の利権まで買って地球の環境汚染をしようってなもんです。
ボタンを押すだけで何でも出来てしまうような世界が私達の望む便利な世界だなんて誰が思うもんでしょうか。手足があるのに動かない人間なんて生きている意味さえないと思うのです。
”玉井人”さんがおっしゃられるように文明の利器を失ったときはじめて人間本来の生活に戻れるんではないでしょうか。
返信する
やっぱり、早寝早起きっ! (FN)
2007-02-10 14:45:16
こんにちは、夕べは遅くまでお疲れ様でした。

次回開催は、M県S市のA温泉でしたっけ?S温泉でしたっけ?ホントにやるんですかね?
やると言ったら、やらないと済まない人たちばかりですからね?
それもSさんの秘書のTさんも呼んで・・・
Tさんもさぞかし喜ぶことでしょう。
(IEさん、OYさん、EKさん、見てますか?もし万一来てもいじめないでくださいね。)

Kojiさんも、よくあれほど飲んで帰ってから、これほどのコメント書けますね。ホトホト感心してしまいます。

確かに人類は電気を使い始めてから、生活も変わってしまいましたよね、良くも悪くも・・・。
人類は一度便利さを覚えると、もう後戻りはできません。

この豊かな生活の中で暮らしてしまうと、例えば無人島で何も無い生活には耐えられないものです。
日々の食料を確保するのも大変なことでしょう。
(どこかのTVでやってますよね。それこそ魚が獲れただけで、「獲ったどーっ!」って叫びたくなる気持ちが分かるようです。)

また、破滅への道を進んでいるのも事実です。
その進行を止めるのに我々は何をすべきか?
買い物に行くときにはエコバックを持って行ったり、
近くへは、歩いたり自転車を使う。
(Kojiさんのように、自転車でコンサートのチケットを買いに行くのも立派な節約ですよね。体にもいいし一石二鳥ですね。)

やはり、一人一人の心掛けが大切です。
しかし、節約した分、夜中もWii三昧で、電気を浪費しては何もなりませんよねっ!

やはり、自然に逆らわず早寝早起きが地球のためにもいい事なのでしょう。(最近は子供より早く寝てしまう私・・・)

と、言うことで、自転車に乗って帰ってきたら、早く寝ることですね。Kojiサンっ・・・
返信する
いやー、一本取られましたね。 (koji)
2007-02-11 05:46:31
>自転車に乗って帰ってきたら、早く寝ることですね

そのとおりです。まったく。それが資源の節約ですよね。
ところで昨夜はほんとうにおもしろくて、ついつい飲みすぎてしまいました。FNさんが帰ってからもそのテンションは維持したままで結局みんなで午前様でした。ほんとうにご苦労さまでした。
返信する

コメントを投稿