LIFE IS GOOD! うろうろ人生旅日記

20代はいろんな国を歩き30代はサラリーマン。40で早期退職に手を挙げた。現在訪問69か国+1。只今バンコクで生活中。

ピレウスから船に乗る

1993年03月04日 | ギリシャ日記
3月4日 (木) アテネ 晴れ (船)

9時起床。ほとんど水のシャワーを浴びて10時過ぎチェックアウト。

地図とパンを片手にメトロに行き75DRのチケットを買い18分かけてピレウス港へ。駅を出ると大小さまざまな船が停泊していて人に聞きながら自分の乗るカミロスという船の場所を探した。

11時頃船に入って座席を取る。さすがにオフシーズンなのか、かなりがらがらである。驚いたことにアテネにはあんなにいた日本人がこの船にはわたし一人だけのようだ。

30分遅れの午後1時半出航。天気もよく通り過ぎるたくさんの港町、ずっと向こうに見える山々が美しい。私のいる部屋にはまた運悪く子供を3,4人つれた騒がしい家族がいておちおち昼寝も出来ない。

朝からパン1個しか食べていなかったので高くつくのは分かっていたが夕食を取る。何の肉か分からないハンバーグ、スパゲティ、パサパサの米、まずかったがとりあえず空腹感はとれた。今午後9時50分、テレビの前では大勢の人が熱狂している。どことどことが戦っているのか分からないが、ひいきのチームにペナルティが課されるたびに文句をつけている。番組が終わっても、あーでもない、こーでもないと騒いでいる。

最近ベネトンのセーターを着ると体がむずむずする。ダニでもいるのであろうか?しかし冬服といえばこれだけなので脱ぐこともできない。船の中はとにかく暇で今後の旅のルートや、彼女のことを考える。カイロ-アスワン間の夜行列車に比べれば数段ましだがかなり疲れる。もう2度と長い時間は乗りたくない。