先日の送別会で、タイ料理のgreen curryなるものを口にした。辛い物はあまり得意ではないが、いつの間にかある程度は食べられるようになったようだ。Taraは僕と同じく辛い物は食べられないようだが、やめておけばいいのにgreen curryを注文して、やはり食べられず、Christianに押し付けたことがあるという。彼は"She's a wimp."と言っていた。「弱虫」とか「いくじなし」という意味の口語だが、こんな時にも使えるようだ。僕はグルメでもなんでもないが、ちょっと書かせてもらうと、辛い食べ物を好み、かつそんなことを誇りに思っている奴らをかわいそうに思う。生理学的には、辛味は味覚ではなく痛覚とされている。発熱、発汗、食欲増進などメリットはあるだろうが、単に刺激を追求するだけでは、どんどんエスカレートして、日本食独特のあの繊細な味を楽しめなくなると勝手に思っている。作る側にしたって、辛くすれば喜んでもらえるのだから、味へのこだわりもなくなってしまう。そんな奴らには日本の子供たちが食べるあまり辛くないカレーのあの絶妙な味は分からないだろう。幸い、辛い物にそそのかされていないChristianもAndrewも、僕の作ったカレーを娘と一緒に喜んで食べてくれ、今では日本のrouxを買って自分たちで料理を楽しんでいる。
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