運動が得意な人のことをスポーツマンとかスポーツウーマンなどと日本語では呼び、辞書を調べてみると確かにsportsmanおよびsportswomanという単語が載っている。でも、実際には聞いたことがない。Christianの彼女Taraとは、スケートやビーチバレーボールをやったことがあるぐらいだが、それらはもちろん、他の話を聞いていてもいかにもスポーツウーマンといった感じなので、彼女のことをどう表現すればいいのかと彼に聞いてみたら、"She's very athletic."と言っていた。この"athletic"を調べてみても、スポーツマンやスポーツウーマンを臭わせるような訳が出ていない上に、主に陸上競技に長けた選手が連想されてしまう。「日本だったらスポーツウーマンと呼ぶが、カナダでは使わないのか?」と聞いてみたら彼の返事は"Not really."だった。Christianが僕に対してよく使うこの"Not really."は死んだ英語を示唆しているものと思っている。それにpolitical correctnessの思想にも反するので避けた方が賢明だ。日本語の「アスレチック」よりも広い意味を持つ"athletic"をもっと使ってみよう。