神戸 グルメ観光 ほろ酔い日記

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老舗映画館 パルシネマしんこうえん@神戸湊川

2012年09月05日 | ★名物
お勧め度:★★★☆☆
予算  :1200円(映画2本)

かつて西日本最大の演芸の街が、この神戸湊川から新開地の界隈にあったのをご存じだろうか。

湊川が埋め立てられ出来た新開地と呼ばれる空地に、明治40年に相生座が開業して以降、
周辺は芝居小屋や映画館、飲食店やカフェが軒を連ねた。

東京の帝国劇場をモデルに、大正2年に造られた演劇場「聚楽館(しゅうらくかん)」は特に人気で、当時の子どもたちは「え-とこ え-とこ聚楽館」と言って、新開地に連れて行ってもらうことをねだったものだという。



今となっては、映画評論家の故淀川長治さんが幼少期から通った映画と演芸の街の面影を残すのは、
数少ない老舗の映画館だけとなったが、そんな映画館の一つであるパルシネマへ行ってきた。



開館41年(1971年開館)
ここは、大人1200円で2代目支配人が厳選した2本だてを見ることが出来る。
支配人いわく「映画は全部見て、ストーリーと映像表現で気に入った関連する2本を同時上映している」とのことだ。
8月23日から9月5日までの上映スケジュールは、「アーティスト」と「ヒューゴの不思議な発明」の2本だ。
両作品とも、無声映画全盛期に栄光のスポットライトを浴びた名優が、トーキー(音声入りの映画)の登場によって名声を失い失望し、のちにちょっとしたきっかけで人生の目的を再度見つけ立ち直るまでを描いている。



寂れた映画館と思って入ったらどっこい、隠れた名画好きの溜り場のようで、人気の映画館のようだ。

「男性は白カバーの座席、女性は白カバーのない席をお勧めします。
カップルや家族はどちらでもかまいません」と札がかかっている。
昔は男性が多かったため、女性が安全にみられるように、とのこと。
映画好きならではの配慮が、さらに人を魅惑するのであろう。

この後も、お勧めラインナップが続くので必見だ。
○9月6日(木)~18日(火)「うっぷんを晴らすとき」
 ・おとなのけんか(2011仏国)
 ・ヘルプ(2011米国)
○9月19日(水)~10月1日(月)「私の大事な人」
 ・ファミリーツリー(2011アカデミー脚本賞)
 ・マリリン7日間の恋(2011米国)
○10月2日(火)~16日(火)「家族の複雑な想い」
 ・わが母の記(2011日本)
 ・父の初七日(2011台湾)

【住所】神戸市兵庫区新開地1-4-3
【交通】湊川公園 徒歩1分
【電話】078-575-7879
【営業】11時~21時頃
【定休】無休
【口コミ】パルシネマにやっと入館(あたしは・・・)
     汲めども尽きぬ未知の名作(パルシネマしんこうえん)


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