とこやの3階から。

日々思うことを、あれやこれやとつづっていこうと思います。毎日どんどん過ぎていくけど、ときどき振り返ってもみたいから。

結局戻るのは単純なところ

2006-12-02 07:24:41 | つれづれ
きょうはジブリ鑑賞会第2弾!「おもひでぽろぽろ」です!!
いやぁ~よかった!いいね、本当にいい!
心が和むだけじゃなくて、いろいろ考えさせられるところもいい。
今回見たのは「おもひでぽろぽろ」っていう、都会で働く27歳(だっけ?)の女性が休暇で田舎の親戚のところに行って、農作業したり、10歳の頃のことを思い出したりしながら、いまの自分のあり方とか今後のこととかを見つめなおすっていうストーリー。まぁこれくらいの歳って、仕事とか、人生で大事なこととかを考え出す時期だから、そういう意味ではありきたりかなって設定ではあるけど、もちろんそれだけじゃ終わらないってところがいい。ちょっと、ぜひ見てみてください。数年前に何度か見たけど、これまたところ変わって時期も変われば思うところも違うからね。やっぱりオススメです♪

それで、いろいろ考えた。転職して好きな職業につけて本当によかった、とか、いい学生に囲まれてて本当に幸せだなぁとか。というのもね、思ったのは、やっぱり、戻るのは結局、単純なところだってことなの。「好きなことをしたい」っていうのがもとでこの職業を選んだわけで、そういう気持ちって子どもの頃からある、単純なことでしょう?あと、人間関係に関しても、ここの学生たちは本当に純粋で素直で、自分とか他の友だちへの接し方を見ていても、すごく単純でわかりやすい。言葉の裏とか考えて思い悩んだりする必要なんて全然なくて、むこうの言葉をそのまま受け入れればいいし、こっちも気持ちを言葉にしてぶつければちゃんと伝わる。余計なこと考えなくてよくて、すごーーーくラク。
あと、このまえ先生方とも話してたんだけど、たとえば洋服を買うとき、こっちはそんなに選択肢がない。デザインも、質も。でも、特に問題はない。十分楽しめてる。日本は情報もそうだけど、洋服もとにかくたくさんあって、どれにすればいいかわからなくなる。人の目を気にする流されやすい私は、流行にふりまわされて、自分が何が好きなのか、何を着たいのか、よくわからなくなる。限られた数や種類のところから自分の好きなものを選ぶっていう単純なやり方のほうが、ずっとラク。
あと、この映画の主人公は、ちゃんと自分の気持ちと向き合ってて、それもすごくいいと思った。自分の嫌なところもちゃんと目をそらさずに見てて、えらいと思った。ごまかしごまかしやってても、結局はあとあとしわ寄せがくる。私もちゃんとひとつひとつ向き合っていかなきゃなーって思った。まわりのせいにしたり、面倒だからってなんとなくうやむやにしたりしないで、ちゃんとしなきゃなーって。

ぐるぐるぐるぐる考えて、結局たどり着くのはいつもおんなじところ。好きなことがしたいし、好きな人たちといっしょにいたいし、大事な人たちをちゃんと大事にしたいし、自分の好きな自分でいたい。単純なことほど、いろんなことに紛れて見過ごしてしまいがちなんだなーと改めて思ったよ。そのまえのぐるぐるぐるぐるに付き合わせてしまう人には大変申し訳ないけど、そういう過程があってこそたどりつくところだし、まぁーしょうがないのかな。

さて、この週末恒例になったジブリ鑑賞会、来週は何を見ようかなぁ…

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8 Comments

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私もこれ好きだよ。 (rica)
2006-12-03 16:30:43
ますみとツボが似ているのか、この作品私も好きです。ジブリというと「ナウシカ」や「ラピュタ」が人気があるし、私もそうした作品好きだけど、「おもひでぽろぽろ」とか、じんわり系?もけっこう良いと思う。「魔女の宅急便」も好きだし。
ますみは好きなものとか、価値観とか、そういうのが一本筋が通ってる人だよね。
そういうのがすごいなーって思う。
「結局戻ってくるのは単純なこと」っていうけど、それってすごいことだよ。
これがすきだとか、こういうことを大事にしたとかって自分で分からなくなることってけっこう多いと思うんだ。
だからますみってすごいなって思う。
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なるほど (ゆき)
2006-12-03 22:00:20
私はその単純な考え方って好き!・・・ファッションなんかも、今後はその方式でいきたいもんだなぁ。
そのほうが絶対無駄がないもんね!
おもいでぽろぽろ、見たことないから見てみよう!
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好きなこと・好きな環境・好きな自分 (みはる)
2006-12-04 16:10:44
おお。今度は「思ひでぽろぽろ」ですねっ!いいですねぇ~。私は、この映画は、そんなにちゃんと観たことないんですよねぇ~~。テレビでやってるのとかを、ちらっと観る程度で・・・。

ますみさんが言っていた、「好きなことをしたいし、好きな環境の中で、好きな自分でいたい」っていうのは、本当に単純で、基本的なことなんですよね。でも、それすべてを貫くのって、何気に難しいことなんですよね。現状維持でいっか・・・みたいになっちゃったり。色々。まぁ、海外で暮らしてると、現状維持もなかなか難しいですが・・・;

いやー、ジブリは、癒されるだけじゃなくて、考えさせられますよね。。。
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Unknown (Unknown)
2006-12-05 00:00:26
小学生のときに見て特に印象なかったんですけど、改めて最近見て(ウィルソン家で)すごくいい話だなって思いました。

特に大きな展開があるわけじゃないんだけど、見終わった後にほのぼのします。

大人のアニメですね。
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Unknown (yuki)
2006-12-05 00:01:20
すみません。。

上のコメント私です(yuki)。
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10歳の私 (masumi)
2006-12-05 05:14:28
そうそう、この作品でたえこが10歳のころの思い出にとりつかれちゃうのは、「迷うことがあるときは原点に戻ってみたらいいんじゃないか」ってのが根っこにあるからのような気がする。
それが彼女にとっては10歳のころなんじゃないかと。
そんなことを思い出した。

>りかちん

>これがすきだとか、こういうことを大事にしたとかって自分で分からなくなることってけっこう多いと思うんだ。

これ、私もいっしょだよー
だから、ちゃんと意識してまわりに感謝しなきゃなーって思うんだ。そう思うと幸せな気持ちになれるし。
だからすごくないすごくない(笑)。
いまはホント周りの人に恵まれてるから、こういう気持ちになれるのかもしれない。
ありがたいわ。


>ゆき
えーまだ見てないのー?
絶対見て見て!!超オススメだから!
あと、言わずもがな、トトロもいいよね♪
もう真っ黒黒スケ見えないのかなーって時々切なくなるわー


>みはるちゃん

>現状維持もなかなか難しいですが・・・;

そうなのよー
なかなかねー…
いろいろと問題も起こるからね。
疲れてくるとイライラもするし、あとから思い返して「あーあ…↓」っていうこと言っちゃったりとか、なかなか難しいよね。
まぁでも、できるだけ笑顔でいるようにって思ってる。まわりからかなり元気もらってるから、ひとりじゃ到底こうはいかないよ。
お互いがんばろうね~


>yukiちゃん
そうそう、あのほのぼの感がいいのよね。
特に事件があるわけじゃないけど、それぞれの登場人物の心の中ではドタバタがちゃんとあって、それがすごくリアルで、いかに、日常生活の中にはいろんなものが含まれてるかって改めて感じる。
子どものころにも観たけど、ぜったいよくわかってなかっただろうなーって思うよ。
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悪女の宅急便 (肉体の悪魔)
2006-12-06 10:18:45
首題に挙げたような映画は多分存在しませんが、変な物品が送りつけられそうで怖いね。
ハロー。其方はどんな具合?つまり風景、光景、木々、光線、街並み、人々などの具合が。歳末に向けて(街並みのフォトを見てみたい気分)。
そして師走というように師という仕事をしてるから駆け回る程に忙しいのかな?

さて、前置きが長くなったのでこのまま筆を置こうかとも思ったけど虚しいだけなので・・・。

「そぼろぼろぼろ」なる映画は見ていないけれど、好きなことを仕事にしたいと思い弛まぬ努力で実現し、裏のないハートの主=チルドレンと接する生活に幸福を感じながら日々営む感じの今回のダイアリーはとても良いね。

こちらはせいぜい、ダブルアオイ問題に決着をつけたくらいか知らん。

ほな、肉体と精神が風邪をひきませぬように!

肉体の悪魔 著す
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>福田くん (masumi)
2006-12-09 06:15:07
コメントありがとね~。
こっちはホテルとか以外特にクリスマスといった風情もなく(当たり前か…)、ふと気づいたら「あぁもう12月か…」といった感じよ。
でも旧市街のキリスト教地区はクリスマスになるとイルミネーションがきれいだって話だから、ぜひ行ってみようと思ってる。
そう思うとなんとなくクリスマス気分になって、赤い服を着たくなる今日この頃♪
なんか最近気持ちも体も忙しくていっぱいいっぱいだけど、たぶん来週で授業も終わるから、そしたらゆっくりできるかなって思ってる。
新年に向けて心も体も100%にしないとね。
頑張るわー
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