“平和”のために始める66歳からのブログ

年寄りだからと言ってこのまま黙って見過ごしていて良いのか?66歳の男が過去を振り返り今を考えるブログに挑戦!

「ゆく年くる年」まで・・・

2011年01月01日 14時24分12秒 | これで良いのか!
昨夜も書いたが、歌手だかタレントだか、駄々の餓鬼だか分からない、似たような顔の若者達がウジャウジャ出てきて、我がもの顔に振る舞う「紅白歌合戦」を、とても観ておられず、先に風呂でも入って「ゆく年くる年」をユックリ観て、新しい年を迎える事にしようと思った。
しかし、である。あの「ゆく年くる年」までが、まあまた観るに耐えない粗製乱造の軽る~い番組になっていた。
「せめてNHKだけは」と思っている自分、世間ではまだ「NHKの小林さん」と言われる自分は、これでまた多くの
NHKファンの皆さんから、散々な非難を浴びる事になる事受けあいだ。誠に気の重い年明けだった。
「ウイキペリア」は凄い!
早速今朝おきて「ゆく年くる年」の項を開いてみた。昨夜の評が出ていた訳ではないが、ここ約10年間の放送内容(進行役・中継場所など)の一覧が出ており昨夜の内容ももう出ていた。かっては23時15分から24時15分の30分枠で、その枠の中でほぼ9~10箇所からの現場中継で構成され、アナウンサーの顔出しも名前も出ない事が長く続いていたことが分かる。静寂と荘厳な雰囲気の中で新しい年を迎える落ち着いた名番組だった。
昨夜のそれは、放送時間は15分長く45分間となったが、奥歯の抜けた男のアナウンサーがただニコニコ。隣の
女性は綺麗な着物こそ着ているが、同じようなメイクのせいかどのタレントを見てもみな同じ顔。ただひたすら「朝ドラのヒロイン!」だけが売りで「元気一杯駆け抜けて行きたい」としか言えない女性タレントの二人が進行役。
「ウイキペリア」の一覧表をみれば一目瞭然で、昨夜は亀戸天満宮をキーステイションに地方は知恩院、中山寺、白兎神社の三箇所だけ。工事現場が点けてくれたライトアップに頼った東京スカイツリーと雑踏の新羽田空港からの中継である。「ウイキペリア」にも書いてある。「かっては中継一箇所の予算が500万円以上が普通だった」ように、自分も地方放送局で何回も経験があるので良くわかる。予算も現場の労力も大変な中で、何年かに一回しかか廻って来ないチャンスに「ここが現場の力の見せ所」と総力を挙げて取り組んだ昔がやたらと懐かしいし、顔出しなしでも「ああ、このアナウンサーこんな所で頑張っているのか」と思いながら観ていたあの頃の「ゆく年くる年」が懐かしい。
予算が厳しいと番組はこんなにもお粗末になるのか・・・と、寂しさだけが残った「ゆく年くる年」だった。

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