db3、db4に共通して言えるのは、このオートバイが明らかに欧州に向けて設計されている事だと思う。
両者共に跨ってみると、明らかにステップ位置が下過ぎる。
膝の曲がりが中途半端で、特にdb4はまるで中腰で乗っているようだ。
欧米人は膝から下が長い。胴長短足の日本人とは骨格が違う。
でもBMWのようにポジションを合わせるキットなど存在しない。
ならばディーラーがこういう事に「ある程度」までは敏感になるべきだと思う。
・・・・・思う。
人間をオートバイに合わせる、という考え方を、僕は持っていない。
自動車の調整範囲の広さは、一体どうだ?
ハナから自分に無理を強いてのリスクコントロールなんざ、ナンセンス以外の何物でもない。
オートバイを自分に合わせて調整する。こっちが正道で正解。
如何にオートバイという乗り物が「そういう部分」を無視して作られているか。
メーカーはハンドルバーやステッププレートを数種類、最初から用意すべきだと思う。
そういうことから、オートバイの文化の底上げを考えて欲しい。
ライダーはいつだって、自分のオートバイに「感動」を求めているハズ。
ビモータには、そのオートバイに込めた「願い」みたいなものがある。それはマザーモデルが存在する以上、かなり受け入れられないものかも知れない。だからこそ明確な「テーマ」を感じ取ったライダーにはたまらない魅力を放つ。
なんだかんだ書いたが、詰まるところ、ステッププレートのワンオフが、高いなあ・・・・・ちゅう話なのでした。