ガエゆだR。

~ガチとエンジョイとの狭間で未来の夢を抱くブログ・REBOOT。~

【ATTENTION】始めにお読みください【NOTICE】

この度は本ブログに足を運んでいただきまして、誠にありがとうございます。
本ブログを読むにあたり、注意事項がありますので、三つ…言わせてください。
一つ。本ブログはタイトルの通り、「デレマスのガチ勢なのかエンジョイ勢なのかよくわからない人のブログ」なので、
「若干ヒリつく話題にも首を突っ込み自分なりの解釈を述べるブログ」、という側面を持ちます。なので、燃えそうなヤツはいつの間にか無くなってるかもしれません。
二つ。管理人の性分がクソマジメちゃんなのでいちいち言う事が堅いです。ぶっちゃけクソつまんねー事も有ります。ご了承ください。
三つ。特にありません。…と言いたいところですが、自分の考えは飽くまで「ガチ勢でもないエンジョイ勢でもない半端者」のお話です。
読み流す程度にご覧ください。
以上となります。大変長らくお待たせ致しました。それでは、ごゆっくりお楽しみください。

メグル蝸旋

2024-02-17 01:17:40 | (小難しい)雑記/お知らせ
【始めに】
当記事は記事タイトルの由来にもなったjon-YAKITORY feat. Adoの蝸旋らせんを聞きながらor聞いてからお読みください。
個人的に当記事で扱うセクシー田中さん事件が、本楽曲がテーマソングになっているLOST JUDGEMENTロストジャッジメントを彷彿とさせるためなのですが、
そちらの内容を知っている方には理解いただけるかと思います。



えー、非常にセンシティブな話題を取り扱うため、少しでもするりとお話が入ってきやすいよう、
中和剤のようなものを用意させて頂きました。真剣な話題やのに何してんのコイツと思った方、ごめんなさい。今から真面目にお話します。

てなわけでどうもKlowです、おはようございます。

実写ドラマ版「セクシー田中さん」放送後、脚本家の相沢友子先生の「原作者の脚本参加に戸惑った」旨の発言に、ブログとTwitter改めXで反論を展開したのち、
その数日後に遺書をしたため、芦原妃名子先生が自殺したという原作ありのドラマ制作現場史上恐らく初の惨劇が起きた、俺個人的通称「セクシー田中さん事件」
その後、小学館から謝罪っぽいコメントが発表されるも延焼は止まず、2週間と4日経って渦中の日テレが重い腰を上げ、内部調査チームが始動した事で
一旦は静観のフェーズに入った所だったのですが、どうにも本事件について相沢先生の話を鵜呑みにしてらっしゃるのか、
はたまた斜め読みして芦原先生のブログ記事をあまり覚えてらっしゃらないのか、それともブログ記事を読んでやがらないのかは定かではありませんが、

「原作者が脚本書いてくれ、なんて誰も頼んでない。ドラマに首を突っ込んで、
最悪放送中止にでもなった時の責任取れんのか?連載してる途中ならそっちに集中しとけ。
あとで『あのドラマは納得行ってないの』って愚痴るだけにしとけばいいじゃん、と
死んだ人に対してだけど腹立つ」
(要約)

と言った旨の芦原先生への冒涜や侮辱に近い話をしてらっしゃる方を見かけまして、こいつぁいけねえ…と思い立ち、
日テレの動向を静観するしかなくなった今だからこそ、自分が抑々どういう話をしてたかをちゃんと頭に定着させる、というか、いつでも自分が見返して
整理できるメモ帳というか事件簿代わりと言っちゃないんですが、芦原先生が嘗て削除したブログ記事でどういった話をしていたか、
事の発端となった相沢先生のInstagramの投稿と合わせて自分で調べた事を纏めておきたいと思います。


○【発端】
始まりは去年12月24日、クリスマスイブの日。「おしゃれクリップ」終わり、日曜10時半からのドラマとして放送されていた
実写版セクシー田中さんは、丁度今日で最終回を迎えるという当日、相沢先生は後に大問題に発展するpostをInstagramに投稿しました。

「最終回は自分の脚本じゃなく、原作者が自分が脚本したいと希望したため、
過去に経験の無い事でしたが、残念ながら・・・・・急遽脚本協力という形で携わる事になりました」
(要約)

と言った制作現場でトラブルが起きたかのような話をしており、よく読むと「芦原妃名子先生」という個人名を出さず「原作者」と書くに止め、「残念ながら」と
強調する辺りに、後述する芦原先生の反論を踏まえて読むと相沢先生がよほど衝撃を受けたか若しくは悔しかったのか、まるで
「ラストだけ原作者がしゃしゃり出てきて、自分の仕事を盗られた」とでも言いたげなpostは、それなりに反響を呼んだようでした。


○【反論】
最初は然したる話題にもなっていなかったようですが、どうやらそれがかなり遅れたのか、それとも早く届いていたのかは分かりませんが、
このpostは原作者たる芦原先生の目も留まったらしく、芦原先生はこれに反論すべく、数年間放置していたというブログを更新。更に、記事を書く少し前、
1月18日頃に立ち上げていたTwitter改めXのアカウントでも、ブログ記事と同等の内容を投稿します。
これが1月26日、約1か月遅れての事でした。今思えば、1か月間書くか書かざるべきかという葛藤があったんではないかと推し測ってしまいますね。
記事の中では、

9話と10話の脚本を書かざるを得なくなった・・・・・・・・・・・ことを、ちゃんと説明しなければならないと思い記事を書きます」(要約)

と前置きした上で、どのような経緯で脚本を行ったかが克明に記されていました。現在此方のブログ記事は削除されている為、
ニュース記事などを調べてそこに記された内容に依れば、まず、ドラマ化するに当たって芦原先生は

☆ドラマ化するなら、必ず漫画に忠実にして欲しい。忠実でない場合は加筆修正します
☆原作未完なので、ドラマ版最終回近くの話は漫画の話に影響しないオリジナルシナリオを自分が作ります


という条件の元、実写ドラマ版を作って欲しい…と、小学館を経由して日本テレビに伝えて貰ったそうです。しかし、いざ脚本のプロットが上がってみると、
原作漫画を大きく改変したものが提出され、芦原先生がセクシー田中さんという作品の核として描きたかった部分がばっさりカットされていた為、
なんでこうなったの?と聞いても納得の行く回答が得られず「作品の個性を消されるぐらいならドラマ化やめる」(要約)とも訴えた上、
なんで改変されたくないかも丁寧に伝えた上、粘りに粘ってほぼ原作通りの話に直してもらったとありました。

また、完成に漕ぎ着けた頃には最初に伝えたドラマ化の条件が余りにも反故にされていた為、自分達に知る術はないが、「何でこうなったのか」という
疑問を抱えながらの加筆修正作業に追われて相当疲弊していたそうで、8話から10話の最終盤の脚本を担当しようかという約束だった筈が、
それも反故にされて8話から10話までの脚本も上がって来たそうです。この時点で自分としては日テレが殿様商売してるんじゃねえの?と思えてしょうがないですね。
「原作ありのドラマでも話変えてナンボやし?つかなんでそんな嫌なんすか芦原センセ(笑)」みたいな。

その後、「一旦自分が書いた脚本をそのままドラマに落とし込んで欲しい、至らない所が有れば相談して欲しい」(要約)という旨のリクエストを小学館を通して
伝えて貰ったそうですが、ここまで脚本家の相沢先生や監督、キャスト陣の皆さんには直接会った事が無いそうで、
小学館と日テレの間で改変された脚本が上がって来ちゃあ当初の約束通りにしてくれ、と突き返すという事が何度もあり、それから4週間経っても
事態が進展しなかったらしく、製作期間のリミットも迫ってきたこともあって何とか8話だけは改変される前の内容に戻してもらったものの、それでも埒が明かない
判断した結果、小学館を通して「原作者脚本をそのままドラマ化して貰える方に脚本を変わって頂きたい」とすらリクエスト。結果
「8話まで書いてた相沢先生は関わらない」と聞いた上で「9話と10話は芦原先生が脚本を担当する」ということになったとありました。

素人がプロの脚本家の見様見真似をして、不満の残る話になったと思う事はお詫びすると共に、素敵なドラマにしていただいた事を感謝します
といった感じでブログ記事は締めくくられていました。恐らく、芦原先生はメンタル的にも色々と正気を保っているのがやっとだったろうに、滅茶苦茶丁寧に言葉を選んで
最大限傷付けることが無いよう配慮しながら、芦原先生側で起こった事実を克明に記しておられました。

…しかし、この記事のリアクションは、特にTwitter民は「実写化はクソ」という風潮が強く、事実が明るみになるとともに相沢先生のpostが白日の下に晒され、大炎上
自らの想定ではなかったのか「、誰かを攻撃したかったわけではない」と言った旨のTweetを残したその数日後。芦原先生は自らの命を絶ってしまうのでした。


○【その後】
時は遡って、クリスマスイブのpostから4日後。あのpostは当時もそれなりに話題になっていたらしく、嘗て最終回に寄せたpostに対して
釈明するような内容
を記していました。曰く

「自分が脚本したのは8話までで、9話と10話は原作者によるものです」
「今回の出来事は、ドラマ制作の在り方や脚本家の存在意義について考えるものでした。
二度と同じことが繰り返されませんように」
(要約)

といった感じの投稿でしたが、芦原先生の死後、本postを掘り起こしたほぼ全員が見事なまでの被害者面やな」と読み、相沢友子先生は渦中の人となります。
その後のTwitter民のリアクションは皆様の知る通り。トレンドワードに「脚本家のせい」という短文が踊る程、相沢先生はその罪を問われる事となりました

それから相沢先生はこの事件が刻一刻と過ぎる中、2月6日頃に自らのInstagramに新たなpostを投稿しますが、そちらのpostもその後の対応も含め、
火に油を注いでしまいます。文中では芦原先生にお悔やみ申し上げる挨拶に始まりますが、

「自分にとっては初めて聞く事ばかりで、いったい何が真実なのか、
何を信じればいいのかと動揺している内に日が過ぎて行った。今も混乱している」
(要約)

とあり、自分もこの文章を書きながら初めて見た時の「お前のせいやろがいけしゃあしゃあとよお」という怒りがハッキリと蘇るレベルで不愉快な思いをしたのですが、
飽くまで相沢先生は本件に関して被害者であるというスタンスを崩さないようでした。ただ、正直相沢先生には芦原先生からのディレクション
日テレの制作陣から伝言ゲーム式で伝わってる筈なので、全くこの事情を知らないという事は無い筈なのに、それでもこんな
「自分は無実です」と雄弁に語ってる被害者面が出来るのは、筆者としては「このクソアマ面の皮1000万枚張りなのかな」と思ってしまう次第です。


○【現在】
そして現在。小学館がコメントを発表するも、長々と語っている割には最後に泣き落としに走ったような、文面に透けて見える被害者面から
そちらも大炎上する結果となるなど、この事件で加害者の容疑がかっている登場人物全員が被害者面をすると言う、
「虐められっ子虐めを苦に自殺し、それを受けて『そんなつもりじゃなかったんです』と釈明する虐めっ子集団」を見ているかのような煮え切らぬ現状に、
事態が中々風化しないどころか炎症が止まらないと判断したのか、日テレが内部調査チームを擁立。この事件に関してしっかりと時系列を追って調査していく、と
漸く一連の事件の真犯人最有力候補としてマトモな事を言い始め、現在はその調査結果が出る事を一刻も早く願いながら静観するという段階に突入したという訳です。

しかし自分は嘆くわけです。冒頭の蝸旋を引用して、そして俺の言葉として「お前らのせいだ」と。
現状何がどうして芦原先生を追い詰めたのか、定かではありません。けれど、小学館を盾にするように、そして抑々炎上している相沢先生を捨て駒にするように、
ダンマリを決め込んでいる日テレが、筆者的には何より気に食わないのですが、それはまた別のお話、ということで。


以上、自分がザッと調べたセクシー田中さん事件の一連の流れな訳ですが、小学館のコメントや日テレのコメントを大きく取り払い、
相沢先生と芦原先生のコメントに集中して記事を書かせて頂きました。ぶっちゃけ全員被害者面なので煮え切らない思いを今でも抱えているわけですが、
個人的には日テレの内部調査チームが願わくば、しっかりと仕事をしてくれることを期待します。

最後になりますが、自分はこのようなブログ記事を書いた理由は、この事件を追っている外野に対してそういう茶化したコメントをしたヤツを見かけたので、
自分が似たような事を言われない為にも…という感じではあるのですが、「人の死を出汁にして承認欲求を満たしたい」とかいう、
カスみたいな願望で書いたのでは断じてありません
自分がこのセクシー田中さん事件についてTwitterも含めれば事件発生から2週間以上定期的にクドクドブツブツ呟いていますが、自分が「漫画や小説が原作の実写ドラマ」を
楽しんでいる受け取り手
の一人として、二度とこのような事が有ってはいけないと思ったし、アニメではもう既に「映像化に当たって基本的には原作を尊重する」という
暗黙のルールが出来上がっているのに、実写版はまだこんななんかと思った俺としては、ぶっちゃけ「実写化の裏で、余りにも原作と乖離している事にショックを受ける原作者が
いるかもしれない」と想像しながら見たくない
、というのもあり、実写化界隈がもっと原作を尊重する流れが出来て欲しいと、セクシー田中さん事件を忘れられずにはおれんのです。

一日でも早い再発防止に向けた実写化ガイドラインの順守が徹底化される事を願い、お終いとさせて頂く事にして。
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