ヒマジンの独白録(美術、読書、写真、ときには錯覚)

田舎オジサンの書くブログです。様々な分野で目に付いた事柄を書いていこうと思っています。

KLE400が嫁いでいった

2015年11月18日 19時57分17秒 | バイク
これまでいろんな所へ連れて行ってもらったKLE400が、このたび他所へもらわれていきました。
新たなユーザーは市内の若者でした。

中古車で購入してから車検を二度更新しましたので五年半以上我が家にいたことになります。
その間には名古屋市、長野県、東京、埼玉県、群馬県が遠距離ツーリングで行ったことがあります。東北地方では福島県を除けばすべて走りました。購入してからの全走行距離は約20,000キロ弱。大きな故障もなく元気に走ってくれました。

旧いカワサキ車に起こりがちなエンジンからのカシャカシャ音も無く、まだまだ走ってくれるバイクでしたが、ライダーの体力の低下に伴い、駐車時などの取り回しに億劫感を感じることがあったりしたのです。
装備重量が200キロを超える車両重量は短足年寄りライダーには荷が重いわけです。

この数年簡乗った経験からこのKLE400の長所と短所などを記して何かの参考になればと思います。
まずは長所から。
1、乗車姿勢が自然体に近い為、長時間乗車しても身体に無理が掛からず疲れが少ない。
2、エンジンの性格は巷に言われるほど高回転型ではない。3500回転からでも緩やかながらどのギヤポジションからでも加速が可能である。
3、上記にも関連するが、意識的な省エネ運転を心がけると一般道では好燃費が期待できる。実際に27~28キロを出したことがある。
4、夏場の高温時(外気温34度以上)、高速道で時速140キロ弱で2時間近く連続走行してもエンジンは熱ダレも無く安定している。そのとき、小さいながらフロントスクリーンが走行風の軽減に役立っていると思われる。
5、装着するタイヤにもよるが、軽度のオフロード走行もそれなりにできる。が車両重量ゆえに過度の期待はできない。
6、ライダーの技量とタイヤの性能が高ければ、かなり車体をバンクさせての走行が可能なので大排気量車を追いかけまわすぐらいの走りはできる。
7、レアなバイクなので同車種に一度も出会ったことがない。車体が大きいため知らない人は400CCとは思わない。外車と間違えられる事もあった。他人と同じものに乗りたくない人にはお勧めです。

次は短所および故障個所。
1、スタンドの立ちがきついので駐車箇所によってはバイクの転倒の恐れが生じる。スタンドの張り出しがもっと車体の外側まで長ければ良いと思うが。
2、欠点というわけではないが燃料タンクの容量は今の15リットルよりもう少し(3リットルぐらい)あったほうが良いと思う。
3、メンテのし易さは良くない。点火プラグやエアーフィルターの点検の為に燃料タンクを下ろさなければできないのはどうかと思う。
4、社外部品がほとんどないのでカスタムしにくい。一品製作品で工夫しなければならない。
5、レギュレーターの設置個所が適切でないため、熱がこもりパンクしたことがあった。

総評
エンジンの特性や車体の造りもツーリング向きで良いバイクです。車両重量が15キロほど軽くてシート高がもう少し低ければまだまだ乗っていたかったと思います。

それでは最後にKLE400の正面の姿を今一度見てみましょう。




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