飲んだくれのたわごと

ユーリ・マロエフの「たわごと」を色々と・・・

昨日の中華屋でのこと

2010年06月04日 10時34分16秒 | いろいろ
昨夜、夕食を食べようと中華屋さんに入った。
酢豚とマーボー豆腐がついた「夕食セット」と生ビールを注文した。
すると20代の女性が1人で店に入ってきて私の隣のテーブルに座った。
彼女はメニューをジーと見ていた。
私のテーブルには注文した生ビールと「夕食セット」がきた。
彼女は店員に注文した。
「激辛マーボー豆腐とギョーザ」
ビールを飲みながら耳を疑った。
「うそ、それだけ?」と思った。
「マーボー豆腐定食じゃないの?」
彼女は追加で頼んだ。
「それとコーラ」
またも耳を疑った。
そして思った。
「ビールじゃないのか。コーラで激辛マーボー豆腐とギョーザを食えるのか」
「単品で激辛マーボー豆腐って無謀じゃないか。ライスはいらないのか」
彼女は私の心配をよそに単行本を読み始めた。
私はビールと酢豚を楽しんだ。
ほどなく彼女の注文したコーラと激辛マーボー豆腐とギョーザが運ばれてきた。
コーラとギョーザはともかく、激辛マーボー豆腐は大皿だった。
あの量は女性にはかなりきついはず、いや私でもきつい。
しかも「激辛」だ。
私は彼女がどのように食べるのか興味があり、横目で見ていた。
彼女は蓮華を持ち、食べ始めた。
もくもくと激辛マーボー豆腐を食べ始めた。
だが、ペースが明らかに遅い。
きっと内心「これは想像していた量ではない」と思っていたに違いない。
時々、ギョーザを食べながら、激辛マーボー豆腐を食べた。
だが、一向に激辛マーボー豆腐の量は減らない。
よく考えたらマーボー豆腐一皿と1人で戦う女性を見たのは初めてかもしれない(笑)。
ビールを飲みながら、私は心の中で「失敗したね(笑)。でも、がんばれ」とエールを送った。
しかし、まだまだ激辛マーボー豆腐は沢山あるのに彼女の右手は止まった。
ちょうど私はビールを飲み干し、夕食セットを食べ終えていた。
私は会計をするため席を立ちレジに向った。
ほどなく彼女も私の後ろに並んだ。
彼女はなぜ激辛マーボー豆腐の単品なんて注文したのであろうか。
ただ単に「食べたかった」だけなのか。
1人で」食べれると思ったのだろうか。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする