kkdaiyaの映画、ミリタリー・ハイテク小説

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youtubeエア・トランザット236便 燃料切れ事故、映画フライト236

2021年09月08日 | Weblog
 最近よく見ているyoutube、機上空論にタイトルの事故ドキュメンタリー動画が掲載されました。https://www.youtube.com/watch?v=vvP4Z7s5z2c
 2001年8月のエア・トランザット236便 燃料切れ事故で大西洋上でタンクから燃料漏れが起こり、結果として燃料が枯渇して両エンジン停止で不時着した事故でした。
 原因はエンジン換装のさいの整備ミス、違った部品を配管に使用した結果、配管が損傷して燃料が漏れたものです。整備部門のミスでした。パイロットが燃料漏れに気づくのが遅れたのも原因でしょう。早いうちにタンクの燃料の移送をコントロールすれば何とかなったと思われます。
 燃料枯渇後、エンジン停止、APUも起動しない状態で空力発電機のみの電力で機体の機能を維持して、無事大西洋の島に不時着できました。エンジンリバースが効かないので、フルブレーキでタイヤパンクで済んでよかったと思います。
 着陸の際に高度処理が必要になり無動力状態(グライダー状態)旋回や蛇行をしたのが興味深い点でした。A330は多分エンジンなくても揚抗比が15ぐらいあるのではないでしょうか。高度5000メートルあれば7.5キロ飛べるという計算でしょうか。高度を大事にして不時着する島まで持ってきたので高度処理が必要になりました。
 パイロットはこの事故の後ヒーローのように扱われたようです。
着陸前に高度処理のため蛇行中の機体、よくできた動画です。
 パイロットがヒーローのように扱われたようでしたが、すぐに個人経歴がばれて薬物輸送の前科やアルコール中毒であることが判明してしまいました。
 映画「フライト236」2010年(メルカリで購入)はこのことを扱った内容です。アルコール中毒からパイロットが立ち直って2001年8月のフライト236で名誉を挽回したストーリーでした。家族愛が主体なのでしょうが内容はあまり面白くなく2級です。薬物輸送が原因で収監された刑務所内での様子など、悲惨な画面が多い内容でした。肝心のフライト236の様相があっさりしており大事なポイントが抜けている印象です。

ジャケットに747が出ていますが実際はエアバス330です。




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