kkdaiyaの映画、ミリタリー・ハイテク小説

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2001年宇宙の旅公開50周年記念

2018年10月18日 | 映画評価
2001年宇宙の旅公開50周年記念 70ミリ版特別公開
国立映画アーカイブス
2018年10月6-14日にかけて公開されました。
ピアでの先行発売券は売り切れていました。
10月13日土曜日朝配布の当日整理券をゲットしようと、8時半ごろ銀座線京橋駅に着きました。
既に長蛇の列で警備員さんが言うには当日の200人にはすでに到達していて、これから並んでも無駄ですとのことでした。
先頭近くの女性に聞いたところ朝4時半より並んでいると言います。
すっかり負けました。諦めて帰宅しました。
70ミリ版は前奏曲、休憩時の音楽、最後の終曲も再現しているとのことで、50年前のテアトル東京での再現でしょうか。
我々のような団塊組もいましたが、若い人が多いのには驚きました。
やはり歴史的に記念できる映画です。
また再公開することを祈ってます。



公開当時のテアトル東京ポスター(凱旋とあるので2回目の公開時か)


TOHOシネマ新宿IMAX入口ポスター
 10月22日 TOHOシネマ新宿で限定公開(11/1まで)されていた本映画をIMAXシアターで見ました。前奏曲、休憩時の音楽、終演時の美し青きドナウ、も再現されており、公開時に近い雰囲気でした。IMAXは初めてでしたが画面が大きく、音も素晴らしいので70mmで見たものとほぼ変わらないのではないでしょうか。猿の住む世界、人工衛星、ディスカバリー号の細部、スペースポッド、月でのモノリスの発見場所などなど、すべてに細かな部分の見える映像に仕上がっていて素晴らしいと思いました。家のテレビで見てはこの美しさは分からないと思います。大画面の迫力とともに、音が素晴らしくツアストウストラの太鼓の音がしっかり聞こえてきて、モノリスからの信号音もピーっと迫力の音で、音がこの映画を構成する大きな部分であったことがわかりました。ボーマン船長ら俳優が喋るセリフも省略なしで再現が素晴らしく、今回初めてわかった会話もありました。無理して50周年記念のアナログ版を見ることもないと思えるきれいなディジタル映像IMAXでした。
 今思うと1968年は月着陸直前の時期で、宇宙への関心が大きく、この映画を見て宇宙の旅を想像できたので思い入れがあったと思います。今回改めてすべてを再現した本映画を見て、ストーリー、情景設定、モノリスが立つ、コンピューターの反乱、宇宙船外活動など、子供相手のSF映画とは全く一線を画す大人を対象とした芸術に近い映画でした。監督のキューブリックも素晴らしいですが、原作のアーサーCクラークの物語展開がなんといっても最高でした。ただ最後にいたるスターゲイトからのストーリーは昔も今も惑わせるもので、演出的にはもう少し丁寧さがあったほうがよかったと思います。
 10/31 IMAX2回目見ました。やはりスターチャイルドで戸惑いますね。50年前と同じです。今回違和感を感じたのはアンテナ機器交換に行く際にフラーと漂いながら行く点と、宇宙船の本体に掴まる手すり等がないことでした。この辺はサンドラブロック主演のゼログラビティーがよく再現されていると思いました。観客は若い人が多く、私のような団塊世代は少数でした。これでしばらくは劇場公開ないでしょうから良い思い出になります。
2018年11月5日にNHKBSプレミアムシネマで放映されるそうです。録画しておきます。 12月1日からのBS8K でもやるようです。