kkdaiyaの映画、ミリタリー・ハイテク小説

このブログは、映画、ミリタリー・ハイテク小説の私的な感想を記したものです。

映画 ベルサイユのばら

2017年10月19日 | 映画評価
映画 ベルサイユのばら 東宝1979
2017/10/17 エビスガーデンシネマズ

1979年東宝製作の実写版「ベルサイユのばら」のディジタル復刻上映です。監督は有名なフランス人、ジャック・ドゥミーです。原作は有名な池田理代子の少女漫画です。当時の日本映画会社が山本又一朗製作で、フランスの監督、映画音楽はミシェル・ルグランのゴールデンコンビで作成した完全なフランス映画です。本物のベルサイユ宮殿で撮影を行っていますので豪華美麗です。ただセリフは英語になっており、字幕訳は原作者池田理代子のクレジットが出ました。音楽も豪華壮大なクラッシック調で、最後のクレジットで鳴り響きました。主役オスカルはカトリオーナ・マッコール、アンドレ - はバリー・ストークスで漫画とほぼ同じ雰囲気を持つ役者さんです。
映画はフランス革命前夜の貴族、平民の争いを基盤にして、王宮の女王マリー・アントワネットの護衛士官として生きるオスカルと、恋の行くへ、革命の騒動が入り乱れた展開となったいます。オスカルは男性として育てられたのでまさに男装の麗人です。映画そのものは王宮の豪華絢爛な生活ぶりを細かに描いて、ベルサイユでの撮影を十分に生かした作りです。オスカル役のカトリオーナ・マッコールは大変いい味を出しており、まさに実写版の漫画です。たた漫画の内容とラストがかなり異なるようで、日本では大きな評価を得られなかったようです。しかし、1979年にこのような映画を外国の有名監督と音楽家、フランスでの実写撮影、英語版のセリフで作ったのは、当時の日本の勢いのせいでしょうか。感心しました。
あらすじ:18世紀のパリ。将軍である父の意向で軍人として育てられた貴族令嬢オスカルは、王妃マリー・アントワネットの近衛隊に配属され、王妃の愛人フェルゼンに恋をする。一方、オスカルと兄弟のように育った乳母の孫アンドレは、オスカルへの身分違いの恋心に苦悩していた。アンドレはパリ庶民の貧しさについてオスカルに説き、革命運動に参加するよう求める。






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