子育てと学び BY 朝日学習館

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おすすめ学校訪問 自由学園

2008年10月17日 | 受験
遠足気分になった私立学校訪問 自由学園

西武池袋線の「ひばりケ丘駅」から歩10分のところにある。今回は二回目の訪問である。

幼稚園から大学まで、まさに名前の通りひばりのさえずる3万坪のキャンパス。公園の中に学校がある、散歩道の中に学校がある、自然公園の中に学校がある、そんな印象である。

子どもと教員と保護者が一緒になってコミニティを創り、平和と学びと生活を享受する。ここには、創設者の羽仁もと子氏の「よく教育することは、よく生活させることである」の通り、学びと生活を分けるものはない。100%が生活であり学びである。お手伝いに見えていらっしゃった保護者の皆様も、学校の運営にボランティアとして興じている様子であった。

百年を越える巨木の数々、その下を走る校舎と校舎をつなぐ歩道とカルガモの棲む天然河川の清流。この森は、沢山の巨木にあふれる自然の四季の営みを日々ここに生活する人々に伝えるだけでなく、生徒と先生方の食糧を生み出す森でもある。春には竹の子が地面を破り、秋には銀杏の実が大地にこぼれ、敷地の一角には、堆肥の熟成場があり、無農薬の畑がある。訪問した折には、サツマイモ、サラダ菜、ねぎなどが青々と育っていた。もちろん、これらの野菜も生徒の生産物である。

また、別の一角には、養蜂場や養鶏場や養豚場がありそれらのお世話も生徒たちの生活の一部である。3万坪の森から出される間伐材の薪割りも生徒の生活の一部でありその薪は、大釜で炊くご飯の燃料となる。また、冬場における生徒たちの食堂の暖炉の燃料でもある。

その他、那須農場での牧畜や他の場所での稲作は、体験活動を超える営みであろう。子どもたちの毎日の生活は、理科社会などの枠を超えた総合学習の日々に違いない。このような生活は、戦争を挟んで育ったノーベル賞受賞者たちのアナログ的自然環境・生活環境と共通するところがあるだろう。

春には桜、秋には紅葉、赤松の巨木に竹林、遠足気分での学校見学の楽しさ折り紙つき!
☆ 自由学園 10/24(金)秋の自然観察会のお知らせ
☆ 自由学園 美術工芸展 http://www.jiyu.ac.jp/index.php?e=149 
11月21日(金)22日(土)23日(日)
開場9:00〜16:30(入場16:00)
入場料:大人500円 小・中学生200円 ※小学生未満無料 

次回は自由学園の学力観

www.asa-g.net

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