ある人類学者によると、有史以前の人類は食住といった生活に必要なことに目覚めている時間の40%しか使っていなかったという。残った60パーセントは、うたた寝をしたり、子供に話を語って聞かせたり、洞窟の壁に絵や文字を描いたりといった「余暇」の追求に充てられていたそうである。
現代人の場合、電子レンジから洗濯機から物流まで「省力化」のための考案物は、限りなく増えているというのに、余暇の時間は、はるか昔に姿を消した祖先よりも少ないように思われる。週20時間労働は、哲学者のバートランドラッセルが1930年に提唱したアイデアだが実現したことはない。
市場経済という殺人的に忙しい乗り物に乗ったがために人は、周りの風景も見ることが出来ずに考えることをさえ失ったかのもしれない。
市場主義経済の「もの万能の考え」の流布は人を幸せにできたのか。「生きるってどんなこと」そんな哲学の復権が求められている。
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