グローバルスタンダードの果て

グローバルスタンダードの果て

ルポ　貧困大国アメリカ　「堤　未香著」を読んで一言

新自由主義登場よって失われたアメリカの中流家庭。
アメリカ国勢調査局の貧困の定義は、四人家族で世帯年収が二万ドル(220万)以下の世帯を指し、その家庭の子供を「貧困児童」とするとある。そして、ニューヨークの街では、190万人の児童のうちの、25％が貧困児童であり、その66％が、給食割引制度に登録しているそうである。頻繁に引き合いに出されるあのアメリカンドリームの国のこの惨状は、にわかには信じがたい。

グローバルスタンダードを基調とする新自由主義は、この国自らをも飲み込もうとしている。そして、同じ基盤の上に立つわが国も同じ命運をたどるように思われる。
少子高齢化は、入り口に立ったばかりである。道路作りの箱モノ行政に拘泥している時間はない。改革待ったなし!


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