::::aiweb::::日本一周の旅

できる限りリアルタイムでの更新を目指します。
ましたました。

61日目  [ 阿寒~足寄~]

2005年06月30日 | 北ニホン / ~05.07.22
2005,06,30

昨夜は道の駅阿寒でした。おはよう。いい天気だ。
最近、朝の準備をしながら、テレビを見ることを覚えた。見るのは専らズームイン朝である。朝のワイドショーはお手軽情報源だ。
しかし、テレビをつけるとどうにも消せない性分で、だらだらと時間が過ぎていった。

出発したのは10時頃。阿寒湖畔へ向かうが、あんなにいい天気が一転、小雨が降り出す。
アイヌコタンに着いてもやまない雨。少し歩いて、やる気がでないことを再確認してから阿寒湖をあとにする。
まりもも見たことあるからいいもーん。
オツギはオンネトー。湖なのだが、ありえないほどの青さを誇るそれは、光の加減で色を変えるらしい。
ボクが行った時は、まだ霧のような小雨が降っていたうえ、昼前で光の向きがよくなかった。
肉眼では青く見えるのだが、写真には収まらなかったよ、残念。

そうそう、これからの予定として、あと2週間は時間が余る計算になってしまうので、できるだけ1日に走る分を減らす為、制限速度並で走ったり、いろんなところに寄ってみたりするのだが、マッタク時間がつぶせない。
しかし、なんて贅沢な悩みなんだ!旅に出られない方々に申し訳ないが、時間が余っているのれす。

オンネトーもしかと見たし、あっという間に足寄へつく。
足寄の道の駅、銀河なんちゃらホールは、鉄道の足寄駅と一緒になっている。
駅のホーム手前に千春(松山)のポスター。彼がうまれたまちだそう。
それだけなのにこの持ち上げよう。千春もきっと照れくさかろう。
千春に興味があるわけでもないので、足寄は何もすることがない。
仕方なく、南へ向かった。
帯広に向かう途中、士幌のあたりにぽつんとあるもみじ丼(鹿)やアイスクリームが売っているところへ寄る。ソフトクリームが食べたかったのだ。
外のベンチに座り一人でソフトクリームを舐めていると、建物の中からおっちゃんが出てきた。
外に置いてあったハーレーの持ち主だ。
旅の話をしていると、建物の中から続々とおっちゃんライダーが出てくる。
4人は京都から来ている消防士ライダーであった。
消防士は意外と休みが取れるらしく、1週間の北海道の旅だそうだ。
今からどうするか、という話になったので、超時間をかけて帯広まで行く予定だと伝えると、消防士ライダー等は士幌のナイタイ高原へ行くらしく、一緒にどうや、とお誘いを受けたのでご一緒させていただくことに。
4人のライダーに続き運転する。なんだか楽しくて笑えてくるぞ。一人でニヤニヤしながらナイタイ高原到着。
ここはすごい眺め!オススメの場所です。展望台では牛乳をご馳走していただいたり、写真を一緒に撮ったり、かわるがわるバイクに乗せてもらったり。
彼等はおもしろい。みんながみんな一気に喋るもんだから、誰の話を聞いて誰にこたえたらいいのか困る。そして関西魂、笑いのレベルを気にしている。それ自体笑えるのだ。
かなりのんびり過ごし、この先の予定を話していると、彼等が泊まるホテルで食事を誘われちゃった!!
お言葉に甘えさせていただき、同行する。
食事にはお風呂もついてくるらしく、のんびり十勝川温泉に浸かり、十勝牛のしゃぶしゃぶ(!!)を頂く。
「なんなら泊まっていったらどうや」。
なんですって!?旅している分際でそんなことが許されるのか…。
と、思いつつもせっかくだし、素直にお世話になりますっ!ありがとうございます!
ん~、こんなにいい思いをすると無性にこわくなるのは小心者だからなのか、皆そうなのか。
別にこんないい思いができるからではなくて、ひととの出会いっていうのは、どうしてこう気持ちがあったかいんでしょうね。
今は何もできないヒヨッコだが、いつか何かできればいい。
まずは、4人のパパと一緒にツーリング行けるようになるぞー!


昨日の走行キョリは220キロである。
我輩はハシリスギである。うん。
コメント (5)
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60日目  [ 霧多布~釧路~]

2005年06月29日 | 北ニホン / ~05.07.22
2005,06,29

ここ、霧多布岬キャンプ場はとてもいいところだ。
夜には星が降るし、朝は朝日が高々と出る。気に入ったぞ。
起きてから周辺を散歩する。雲はけっこうあるが、晴れそうな空だ。
今日の行き先をある程度決め、みんなはどこへ行くのか聞くと、リュウタさんとヤスヒラくんが同じ方向だ。
連絡先を交換しあって、方向が違うヨコヤマさんがイチバン乗りで出た。
ライダー等はテントをたたんだりと時間がかかっていたので、その間にリュウタさんのハーレーに跨がり、ヤスヒラくんのVMAXにも跨がる。
今までバイクは少し興味があったくらいだったのだが、この時点で帰ったら免許を取りに行くことが9割方決まった(勝手に)。
欲しい!乗りたい!!
それだけであるが、それが重要なのだね。

方向が同じなだけにまた会うであろう2人には、軽い挨拶を済ませ、ニバンテにはボクが出た。
厚岸方面へゆっくり走りながら、湿原をちょこちょこ眺める。
釧路市は意外にも結構栄えている。
以前から欲しかったものを調達しに¥100ショップへ。
旅に出てからというものの、どれだけダイソーに貢献しているのかわからないほどお世話になっており、なくてはならない存在になりつつある。
未だに「コレ¥100??」という商品もあるし、2時間くらいは余裕でつぶせる、いわばアミューズメントパーク。
欲しかったものは折りたたみテーブルみたいなもの。
本格自炊をはじめることとなり、まな板を地面に置いて作業をするのに不便を感じたのです。
それだけでよかったはずが、どうしてもワンコインで済まないダイソーのすごさ。
ダイソーに魅了されているのはボクだけじゃないはず。
お腹が減ってきたので、釧路名物和商市場の勝手丼を食べに向かう。
ここはヤスヒラくんと目的が同じなので、連絡をとるとすぐ近くにいた。
ヤスヒラくん、食べ物のことになるとちょっと変。
魚を見るたび、「うまそうすぎて気持ち悪い」と連発。なんだそりゃ。
二人でネタを吟味し、乗せてってもらう。ボクは好きなものがイクラくらいしかないので安上がりである。
ヤスヒラくんが蟹汁をご馳走してくれた!ありがとう!
もちろんオイシカッタけど、好きなものばかり乗せるだけあってちょっと割高である。
ボクとしては、余市の柿崎食堂のイクラ丼のが断然イイ!

ここでヤスヒラくんとは大きく方向がずれるので、本格的にお別れである。
といってもまた会うことになるだろうが、さみしいもんだ。
また一人ご飯が始まるかと思うと少し憂鬱だが、ひとがいることに慣れてしまっていたことがショックなので、またひとり、てけてけ旅です。

デジカメのメモリがいっぱいになってきたので、近くにあったカメラのキタムラへ行って、CD-Rに焼いてもらおうとすると、以前の富士フィルムと同様、1枚200コマしか入らないらしい。
256MBの方はどーしても200以上超えてしまうので、メモリ2枚に対し、CD-R3枚は値段的にもシステム的にも悔しいのでやめたやめた。
代わりにパソコンが新しめのネットカフェを探し、自分で持ってきていたCD-Rに焼きました。
ネットもできるのに、キタムラでCD-R焼いてもらうより安いもんね。
時間もいい頃になり、今日の最終目的地へ。
ここはすぐ隣が温泉なので、先にご飯を作ってからお風呂に行くことにする。
しかし今日は風が強い。基本的に北海道はどこにいても強風が吹く。外でご飯を作るものとしては過酷な条件。
今までの暴風時には、ヤスヒラくんの風除けでなんとかなってきたが、しまった、自分の風除けになるようなものを買ってくるの忘れた…。
試行錯誤しながら、あのフロントガラスにぺたぺたするやつ、えーと紫外線カットの、あいつを立ててやってみたけど、風強すぎて倒れるから左手で押さえながら必死に調理。
風が吹くたび、イライラ度は最高潮。くっそう。
おかげでできた白米は、ガスがちゃんと当たらなかったらしく、アルファ化されずに干し飯みたいになってて食べれたもんじゃありません。
なんとか野菜のたまごとじの汁でふやかして食べる…。
あーひもじい気分だー。
さっさとお風呂入って寝よ。

昨日の走行キョリは209キロ。
にいまるきゅうきろなのれす。
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59日目  [ 中標津~根室~]

2005年06月28日 | 北ニホン / ~05.07.22
2005,06,28

材料を買ったものの、2日続けてしなかった自炊。そして材料の中には豚肉が。
ちょっとくんくんしてみると…、っ!
作るかー…。ってことで、いつものパンとフルーツというティファニー式ブレックファーストは、豚肉と玉葱しめじの煮物の朝メシへと予定変更。

さてさてと。今日は晴れるとのことだったので摩周湖リベンジを試みるはずが、なんだかどよんとしてるじゃないの。
行って見れなかったら昨日の二の舞なうえ、非常にチキウにやさしくない。
摩周湖は見たことあるしぃ~、まぁいっか。
根室へ行くことにした。

中標津から根室までは道道を通ったのだが、このあたりはなーんにもなくてすごくイイ。
空と緑と、たまに牛やら馬がいる。ずっとそれが続く。いいね。
道の駅ねむろはキーボードなしだがパソコンが使えたので、リンクしているみなさんの状況をチェキ。
隣には風蓮湖。パソコンいじりの前は、湖上すべて霧だったのに、パソコンいじりを終えたらすっきりと晴れていた。
そのまま本土最東端、ノサップ岬へ行く。
ノサップ岬は完全な観光地化されていた。
本州最東端のトドヶ崎とは感動具合がまるで違う。やっぱりひとがたくさんいるのはいただけないね。
天気は良かったので、北方領土らしきが見えた。
あと根室といえばエスカロップ。見たことも聞いたことも嗅いだこともないものだ。
0円マップに記載されていたどりあんというお店へ行ってみるが、どうやら休みのようだ。
ヒマそうなタクシーのおっちゃんに聞くと、駅前に元祖と言われるニューモンブランというお店があるようなので、そちらへGOだ。
ニューモンブランに入ると、中はスナックのような暗さと時代を感じさせる内装。
マチガエタ…?
一人いたおばさん店員に、「すみません」と声をかけた。
「…………いらっしゃいませ」。
…なに、その間は。
ボク「エスカロップが食べられるって聞いて来たんですけど…」
おばさん「…………お一人………ですか…」
ボク「…ハイ……(?)」おばさん「エスカワンでーす!」

!!
まだなんも言ってないじゃん…。別に食べるからいいよ?でも値段も聞いてないし、覚悟も決めていないとゆうのに、勝手にオーダー通しちゃだめじゃんよー。
おばさんの対応は腹が立つよりも笑えてきてしまい、できたてのエスカロップを運んでくる時も無言で置いていくし、お水も勝手に無言で継ぎ足され、「ありがとう」とお礼をゆうとシカトかよ!
いや~おもしろかった。みなさんも根室に行った際には是非行ってみてね。肝心なブツは、バターライスにトンカツとデミグラスがかかっていて、見た目は味噌カツ、味はそこそこオイシカッタです。
味噌カツのがウマイけと。
あ、そうそう。
笑いをこらえてエスカロップを食べていると、一人のライダーが入ってきたんだった。
そのひとはノサップ岬でも見掛けていて、会釈だけしていたひとだった。
入ってきた時、向こうが先に気付いたようで、今度は話し掛けられる。
彼、リュウタさんも店員のおばさんに苦笑である。
一緒に食べながら、今日はどこまで行くのかを話していると、大体同じだったので、夜キャンプ場で会おう、と約束して一旦別れた。
ボクは観光案内所で、市街地のスーパーの中にネットできるところがあると聞いていたので、久々にネットをしに行く。
スーパーはなんだか今風のしゃれたかんじ。その一角に2台パソコンが並べてあった。
¥100玉を投入すると30分使えるようになっていた。安いねえ。
1時間利用させてもらい、スーパーで食料買い出し。
このスーパー、しゃれてるくせに結構お値打ち。
しかもネギ1本とか、タマゴ1個から売っているもんだから大変ありがたい。
大体スーパーは楽しいのでまんべんなく見て回るのだが、ここは六花亭のお菓子の少量バージョンが売られていたので、ついついストロベリーにチョコかけてあるやつ買っちゃた。
急いでキャンプ場へ向かう。
霧多布岬キャンプ場のすぐ近くに温泉があると聞いていたので、まず温泉へ。
すると、駐車場付近にキツネ発見。しかも親子3匹だ。
エサ慣れしているのか逃げる動作をまったくしない。なんだかね。
温泉はなかなかよかった。
またまた急いでキャンプ場に向かうと、リュウタさんは既にご飯を作っていた。
そしてたまたま都合よく連絡をし、来たヤスヒラくん、クルマで来ているトシちゃん、バイカーのヨコヤマさん。
ヤスヒラくん以外は初めてで、みんなそれぞれ一人なのだが、なぜか集まったようだ。
彼等は宴会をはじめる。
ボクは飲めないのでご飯をむしゃむしゃ食べていたけど、とても楽しかった。
日がすっかり暮れると、このあたりは光がほとんどないので、みんなで少し歩いて星を見に行く。
みーんな道路にねっころがって空を眺める。
数え切れないほどの満天の星、流れ星も天の川も人工衛星もしっかり見えた。
すっごい寒くて鼻をたらしながらの星観測はたまらんですなあ。
今夜は夜露がひどいよ。


昨日の走行キョリは262。
ハシリスギー。
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58日目  [小清水~摩周~知床~]

2005年06月27日 | 北ニホン / ~05.07.22
2005,06,27

ボクは停車したクルマで寝るので、いつもなんら問題ナッシングなのだが、ヤスヒラくんはいつもテントを張る場所を決めるのが大変そうだ。
昨夜は海辺だったので、風が強い中、道の駅小清水の屋上を陣取っていました。やるねえ。

朝の準備が終わり、ふたり駅のベンチに並んで地図に没頭。
駅というのは電車である。ここの道の駅は、電車の駅と一緒になっているのだ。
もちろん本数は少なく、1両での運行だがちゃんと使われている。
無人駅とはいえ、駅にテントを堂々と張る彼はリッバなもんである。
風さえなければ、屋上ではなくホームにテントを張ろうとしてたし。

今日のふたりの予定は少し違った。
彼は知床へ向かい、ボクは摩周湖方面へ向かった。
摩周湖の前に、硫黄山を見ようとそちらへ行く。天気がアヤシイ…。むー、これではまさに霧の摩周湖を見ることになるか…。
硫黄山は8年前(えっ!?)の高校生の頃にも行っているのだが、一人でも行きたかったのだね、なぜか。
お決まりの温泉タマゴ売りのおじさんが声をかけてきた。
静岡のさくらたまごはあきらめたが、ここは気さくに話ができそうなので、ひとつだけ欲しいと伝えると、お金もなしでいただいちゃった!ありがとう。
なんだかおじさんと、おばーちゃんと、おじーちゃんと若い男性2人の変わった構成のタマゴ売り軍団。
一人なのか?と聞かれたので、旅をしていることなどを話していると、なぜかボクもタマゴ売り軍団の仲間のように入り込んでしまっていた。
軍団はとてもおもしろい。タマゴの売り方も、軍団の会話もおもしろすぎてついつい1時間くらい居座ってしまっていた。
そして実によくタマゴが売れるのだ!すごいねえ。
風が強く、霧も濃くなってきて寒かったので、おいとますることに。
またおいで、と言われてなんだかホクホクうれしい気持ちになった。
また行きますね~、ありがとーう。
クルマに戻ると、なんだか自分がクサイ。
イヤ、確かに昨日はお風呂入れなかったけどそうじゃなくてね、硫黄がね。
ふと見えた指輪が変色していたよ…。またか…。オソルベシ硫黄パワー。
霧がひどそうなので、摩周湖はやめて明日晴れるらしーので、明日行けたら行こう。
今度はちんたら斜里の方へ。
知床半島に入り、オシンコシンの滝を眺める。ここも結構見ごたえアリだすだす。
で、クルマに戻るとまだニオウ。
たまらずファブリーズ。硫黄なんかに負けてたまるか!
知床峠に向かう道はだんだんと霧が濃くなる。
前方に何かいる…と目を凝らすとシカがいた!
シカは悠々と道路を横断しやがったので、ちゃんと写真を撮ってやりました。素敵なサービスしてくれたね、シカよ。
ずんずん進んでいくと、また前方に何かが見えた。
うっわー!!くまくまくま!!すっげぇー!ホントにいるんだー。
一人で騒いで、ゆーっくりクルマを近づけていくと走り出すくま。
いやー!待ってくれー!と頑張って撮った写真は、くまが草むらへジャンピング中でした。あらワイルドね。
シカに続いてくままで見れちゃうなんてツイてんの?
しかもボクだけの独り占め。他に誰もいないところで出没したのだ。やったね。
いい気分で再び峠へ向かい出すと、あっという間に霧だらけ。視界は5メートル前も見えん…。
のろのろ運転で峠に着くと、この霧で何が撮れるかな~と思うんだけど、観光バスから続々と降りる客はシャッターを切っている。
ボクは疲れるのがイヤなので、さっさと山を下りる。
下りている途中に、無料露天風呂でかなり有名な熊の湯があった。
まだ時間が早かったが、せっかくなので浸かるだけでも、と寄ってみる。
初露天風呂だが、ここは男女別なのがうれしい。
しかし女の方はボクだけのようだ。
はてな?クルマはたくさん停まっていたのにな。
お湯を触るとものすっごい熱い。こりゃ入るレベルじゃないわ、とブツブツ言いながら、どうしようかと考えていると、おばさんが入ってきた。
おばさんも初めてのようで、二人で試行錯誤。水があるが、どう引いてくるか。
ホースはあるが、水流が弱すぎて話にならん。
というわけで、ふたりともすっぱだかで、桶に水を汲んでは湯舟に投げていた。
こんな変な光景の中、昨日も来たという女の子がやってきて、試行錯誤組は3人になる。
20分もした頃だろうか、4人目のおばさんがやってきた。
どうやら地元の方のようで、太いホースを難無く取り出し、やっと入れたのである。
入るまでに疲れてしまい、上がったあとはゆうまでもなくクタクタである。
しかし天気が悪いので、もう少し先まで行きたく、走りたいところ。
道の駅知床らうすを素通りし、ひたすら南へ。
60キロも走った頃、疲れ過ぎてさっさと寝てしまいたかったので、近くにあった中標津温泉に入り、なんのパーキングがわからないが停車。それがどうやら駐車へと変わったようです。


昨日の走行キョリは187キロ。
けっこう走ったどー。
疲れたどー。
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57日目  [興部~紋別~サロマ~]

2005年06月26日 | 北ニホン / ~05.07.22
2005,06,26

昨夜の続き~。
お風呂を気持ちよく出て、寝る場所へ向かう。
今日は久しぶりに道の駅なのだが、これがちょっと変わっているのだ。
道の駅内に列車が2両あって、ひとつが「出会いの宿」、もうひとつが「語らいの場」となっていて、無料で開放しているのである。
0円マップで見た時に、興味をひかれてやってきたのだ。
どんな場所なのか、布団はあるのか、ちゃんと寝れるようなところか(軽く潔癖だしね)。
18時すぎ、なかなか開かない列車のドアを必死に開けると、おじさんがひとりいた。
列車の中は少しの通路を除いて、他はちょっと高台の畳である。
おじさんは畳に敷いたマットレスの上であぐらをかいていた。
ボクが来る前にも何人か覗きに来たようだが、みんな去っていったらしい。
ちなみにおじさんは浜松の方で、浜松から3人で来たらしいが、他の2人も去っていったとのこと。
さみしかったらしく、「みんなに泊まってけってゆうのに、みんな逃げちまうんだよ。俺もこんなとこやめちまえばよかったや。」と嘆いていた。
ボクは、列車の中でおじさんと一緒に寝ることはできないけど、この道の駅おこっぺで眠るつもりでいたので、眠る時まで話をした。
おじさんは「もう北海道は飽きた」と言うだけあって、いろいろ知っていた。
彼の持っている本がやけによさそうだったので表紙を見てみると、でかい版ツーリングGO!GO!…。
おじさんはバイカーでBMWに乗っている。
あの本、やっぱり人気だったのか…。
眠くなってきたので、クルマへ戻り寝たのであります。

朝起きて、トイレへ行ってクルマへ戻ると、BMおじさんがスタンバイしていたので、早いなぁと思いながら、「おはようございます」と挨拶すると、なんだかぎこちない。
ん?と思っていると、「昨日からここに仲間が泊まってるはずなんだけど」と。
まさか。BMおじさんの仲間…?みんなBMでおそろいなの?しかもメガネもそっくり。
見事に勘違いしていたボクは、ほんとのBMおじさんのいる列車を案内すると、にせBMおじさんは行ってしまった。
自分の準備を済ませ、ほんものの彼にあいさつをしようと列車に向かったが、すでに出てしまっていたようだ。
名前も聞けず仕舞いだったが、おもしろい出会いでした。


ボクもそろそろ出発だ。今日も走るぞ。
今日からはちゃんとした自炊をする気になっているのである。
まずはまな板と包丁がないとはじまらないので、紋別の¥100ショップで購入。
その隣のスーパーで、醤油、油、ニンニク、生姜、タカノツメと少しの野菜と少しの肉を買う。
野菜もなるべく安くて適度な量で、日持ちするものでないと買えないのだ。そうなってくると、なかなか難しい買い物になるのです。
無事買い物を済ませたら、今すぐにでも作りたい衝動に駆られたので、がまんしつつ作れそうな場所を探しながら進む。

オホーツク海側は原生花園が多い。今日だけでオムサロ、コムケ、ワッカ、小清水と4つの原生花園へ行ったぞ。すごいだろー。
今日はサロマ湖100キロマラソンらしいが、コムケ原生花園へ行ったあと、そんなに渋滞もなくサロマ湖畔のキムアネップキャンプ場に辿り着き、ご飯でも作りたかったのだが、時間が微妙になってしまったのでやめた。
ゆっくり荷物の整理をしつつ、ついでにタカノツメのそうじ(種取るのね)を全部やり切ったりして。
天気はいいし、とても静かだし最高だ。
キャンプ場で向かいにクルマを停めていたおじさんが話し掛けてきた。
今夜はここに泊まるらしい。にしては早いよね?まだ14時だよ?
なんてことは言わないが、彼と話したおかげで、100キロマラソンに間寛平が出ているという、大変どうでもいい情報をゲット。ラッキー。

それはそうと、タカノツメのそうじをしている際、トウキョーライダー、ヤスヒラくんが近い場所にいるらしく、サロマ湖で再会、合流でごわす。
また行き先がかぶってきた。
てことで、また一緒に網走刑務所(本物)へ向かう。
なぜ博物館のほうじゃないかとゆうと、まずボクは2回も見に来たことがあるということ、第二に入館料が高い!
お世話になった友人のリクエストにより、刑務所グッズを入手しなければならんのですが、博物館は中に入らないと購入不可能だが、本物刑務所だと、外の売店で購入できたからである。
と長い前置きになっちまいましたが、ほしいものは閉館ギリギリセーフ(ってまだ使っていい?)で買うことができました。よかった。

小清水原生花園も一度来たことがあるが、やっぱりここの原生花園が一番いいです。
まっすぐのびる線路わきに花、その奥はオホーツク海。手前は湿原。
やっぱり北海道はいいね。
お風呂は久々になしです。
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56日目  [ 稚内~雄武~]

2005年06月25日 | 北ニホン / ~05.07.22
2005,06,25

礼文の船酔いのせいか、ものすごく疲れていて、また稚内の同じお風呂に入り、同じ場所で寝てしまいました。たまにはいいですね、こんなのも。
だからこそ今日は走る気マンマン。
朝からどこまで行くか、どう行くかいろいろ考える。
オホーツク海側は網走あたりまで見所がそんなになさそうなので、内陸を走ろうかとも思ったのだが、やはり海でしょう。
いちばんめの道の駅、さるこしはかなり広い芝生があるなぁ、と思っていたらキャンプ場併設だった。有料だったけど。温泉も隣にあった。親切ね。
観光バスに乗ってきたらしい夫婦に「岐阜から来たの?!」と話し掛けてられたので、少し話していると、「学生さんかい?」とな。

なんだか旅に出てから学生に間違われることがかなりある。
まぁ、こんな時期に旅してるなんてゆうと学生の身分を思い浮かべるのだろうが、それにしても多すぎる。
これは不思議な現象である。
小学生の時バスに乗ってお金を払うと大人料金を求められた。
大人になった今は幼く見えるってか。
中身なしのちゃらんぽらんに見えるのか、若く見られてオトクなのか。
なんなのか。歳相応には見えないってか!

あーあと、かなりどうでもいいことなのだが、北海道に入ってから、赤いクルマを滅多に見ない。なぜ?道民は赤がオキライか?
赤いのいないな~と走っていると、ベニヤ原生花園の看板が。
原生花園と聞いたら行かないわけにいかん。
でも有名じゃない(多分)だけあって(失礼)たいしたことはなかった。
クッチャロ湖にも行ってみる。
宗谷からオホーツク海側を走っていると、キャンプ場が多い。クッチャロ湖隣にもあった。
テントを張るライダー達にとっては、広い芝生、綺麗(じゃないかも)なトイレ、炊事場、最高じゃないか。
ボクだって泊まれるところがありすぎて、悩んじゃうくらいだよ。
ひとも来ないし、静かだし、寝るのには最適なところが多いです。
その中のひとつである、ウスタイベ千畳岩キャンプ場でお昼ごはんを作る。
ご飯を炊いて、半分は夜のおにぎり、半分は今食べるのー。
けっこうゆっくりしながら、次の道のマリーンアイランド岡島へ。
ここ、建物自体が船をかたどっている。ん~、近くで見るとたいしたことないな。
ここで銀マットを積んだハーレーの持ち主に出会う。
お決まりな会話(それが楽しいんだけど)をはじめると、彼は札幌で会社をやっている方であった。
ハーレーの集まりに参加するべく、キャンプしながら向かっているらしい。
時間があまりなかったので、そんなに話すことができなかったのに、札幌に来たら、と名刺をいただいた!ありがとー!
お互い気をつけていきましょおう。
さて、また次の道の駅、おうむはよくわからないつくりであった。バスターミナルと一緒になってるんですな。ふむふむ。
ここには自由に使えるパソコンがあった!
ラッキーと思って、かなりの時間占領したが、誰にも咎められないぜ。
しかし、セキュリティがひどいわけではないのに、なぜかHPの更新や、パソコンメールの返信ができない。
メールいただいている方々、ちゃんとケイタイで読んでます。
ただこれもなぜかケイタイで返信ができなく、今日のパソコンもダメだったので、またの機会で返信します。すみません…。
リンク希望の方は、もう張ってもらってかまいませんよ~。

話はずれてしまいましたが、この道の駅、すぐ近くにとまとくん(だったと思う)というスーパーがあるのだが、ここが安い!
いちご¥180!買うに決まってんじゃん。
ニンニク3つで¥80とか、玉葱1キロ¥105とか、もー意味わからん安さ。
こんな食材たちを見掛ける度、自炊したいと強く思う。
が、今んとこ予定は未定。とりあえずまな板と包丁を¥100ショップで買わなくちゃはじまんねいぜ!!
もうしばらく進むと、日の出温泉という看板。
ホテルの日帰り入浴だが、なかなかよかったぞ。
オホーツク海を臨みながら、だ。
しかし油断すると、外を通るクルマから見えちゃうスリルもたまんねいぜ!!


昨日の走行キョリは10キロだぴょん。
眠いぴょん。
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55日目  [ 稚内~礼文~]

2005年06月24日 | 北ニホン / ~05.07.22
2005,06,24

はい、野宿3日目のaiです、オハヨウゴザイマス。
稚内付近には道の駅がないので、必然的にテキトーな場所を探すしかなくなります。
昨夜は港近くの公園でした、寒かった…。クルマ、ひっくり返りそうな風だった。

今日は礼文、利尻に行くつもりだ。
昨日から予定を立ててみるものの、なかなかお金や時間の折り合いが難しい。
クルマを積んでいくのが理想ではあったが、半端ない値段によりあきらめる。
となると、足と宿がなくなるわけだ。両方とも現地調達できるのだが、なんにしても高くついてしまう。
となると、自前チャリを持っていったほうが、と思うが、チャリだと今度は時間が問題だ。
いろんな選択肢がある中、やはり身軽で行くという点を取り、日帰りで観光バスに乗る方向にした。

船とバスの連絡的に朝6時20分発のフェリーである。
5時に起きて急いで準備をする。
30分前に着きフェリーに乗り込むと、すでに2等室は座れないほどの人でいっぱい。
2時間立つのはしんどいな、と思い、甲板でバナナを食べながら考える。
結論。ほんの少しの隙間に入ることに成功。イエッ。
座っていると、だんだん船の揺れが激しくなってきた。
ヤバ…、と思い、狭い場所で横になるも、ヤバそうな気配は消えやしない。
一生懸命チガウコトを考えようと努力したものの、気持ち悪さは一向に良くならないのです。
きたーっ!ヨロヨロしながらトイレへ向かうと、なぜか長蛇の列…。
こらえながらしゃがんでいると、いろんなおばちゃん(しかいなかった)が、「気持ち悪いのかい?男性用のに行きな」と言ってくれ、そちらにヨロヨロと駆け込む。
てな感じで、これを長時間かけて2クールくらいすると、礼文に着くのであります。
荷物を見てくれていた夫婦がガムをくれたり、横になっていた人が譲ってくれたり、ニッポンも捨てたもんじゃない。みんなあじがとー。
ふらふらとフェリーを降りる。
もうどーでもいーよ…。バスなんか乗ったら死ぬよ。
そんな気分とはウラハラに、足は観光案内所へ行き、貸しバイクやら貸しチャリ、観光バスのことを聞き、結局バスに乗る…。
だって人に連れてってもらわないと、自分じゃ行けないと思ったんだもん!気持ち悪いのは変わらなかったけど!
乗ったら乗ったで、少しは落ち着いてきた。
先程の夫婦もこのバスに乗ったようで挨拶を交わしたり。
バスはガイドさん付きで、はじめは喋り方が耳につく感じだったが、慣れてくると話がなかなかおもしろかった。
彼女は島のひとらしく、観光客相手に島の状況を教えてあげたい、と、自分の身の上話を出してまで説明をする。
それがとても庶民的な話なので入りやすいのである。
物価が高くて、ガソリンはレギュラーでリッター¥150だとか、冬はフェリーが何日も欠航してしまうと、野菜の値段が高騰し、ネギ1本¥800したりすること、その代わりさかなや海のものはどれだけでも食べ放題。ウニなんかもね。
島のひとは親戚でできあがっているだとか、島のひとでなければできない話がおもしろかった。
そうこうしているうちに、礼文の要所をまわっていく。
一緒のバスは、引退組しかいないほどであった。
何人かが話し掛けてくれたり、体調の心配をしてくれたり、おかげで礼文も満喫できてホントによかった。
評価するとすれば、ボクは神威岬の方が好き。でも礼文もよかったぞ。

当初の予定だと利尻にも行き、利尻でも観光バスに乗ろうとしていたのだが、船酔いがけっこう酷くて疲れていたので、稚内へ帰ることにした。

船を待っていると、トホダーらしきひとを見つける。
早速声をかけると、静岡から来た北川くん27歳。ヒッチハイカーであった。
いろいろ話をし、ヒッチハイクのすごさを知る。
男だったら是非やってみたいもんだ。
彼とは反対方向に向かうようなので、稚内に着くと連絡先を交換し、握手をして別れる。
おもしろい話が聞けたし、船酔いもほぼなく無事着けたのは、確かに売店で買った船酔い止めのおかげかもしれんが、彼のおかげだと信じたい。
稚内に着いてからは何も考えていなかったので、クルマを停め、予定を立てているといつの間にか寝ていた。
それも3時間半!何度も起きたが、何度もまた寝て、本気になって起きたのは夜21時。ありゃりゃ。
急いでお風呂に行き、また眠るのでありました。

昨日の走行キョリは139キロ。どんだけでも眠る自分こわいぜ。
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54日目  [ 稚内~宗谷~]

2005年06月23日 | 北ニホン / ~05.07.22
2005,06,23

サロベツ原生花園の駐車場でも、トイレが開放されていて泊まることもできたが、オロロンラインまで戻った海辺のパーキングで、野宿2日目です。
ここはひともほとんど来ないし、トイレはきれいだし、快適快適。
朝はゆっくり爪を切ったりしていると、バスが来た。
客はおらず、運転手のトイレ休憩のようだが、こちらに興味があるのか、ものすっごく見てくる。
見られても、意味なく気付いてないふりをしていたら、とうとう運転手のおじさんが声をかけに来た。
島(礼文や利尻のこと)には渡るのか?と問われたので、そのつもりであるとこたえると、おじさんはあさってから観光バスで島を渡るらしい。いわゆるツアーの運転手だ。
…で?
と言いそうになってしまうくらい、話し掛けられた意図がわからなかったので、とりあえずニコニコしていたら、「バスに乗って海を渡ればお金要らないよ」と。
ん?どゆこと?
「俺の親戚とか、娘ってことにすればお金要らないんだ」
乗れってこと?営業?
ボク「(??)でもクルマを置いていくかどうか、まだ迷ってるんですよ」
運転手「じゃ会えたら」

???意味が理解できないうちに去っていった運転手。
ボクは旅をしていることも、お金がないなんてことも一切話していないが、あとあと考えればご好意だったのか?と思った。
こっちの都合さえも聞かなかったが、押し付けないやさしさだったのか。
未だによくわからないがまた会えたらわかることだ。

昨日に続き、海辺のオロロンラインをのんびり走る。
この道は最高だ。右手には原生花園、左手には日本海、ただあるだけの道。それが何キロもひたすら続く。
稚内に向かうのは国道ではなく、是非海辺の県道106を走っていただきたい。

ノシャップ岬まであと少しというところで、窓から何かが飛んでいった。
今日は風が強すぎる!
にも関わらず、窓を開けていたもんだから、何かが犠牲となったらしい。
幸いにもUターンする場所があったので確認しに行くと、旅初日に寄って会った、同僚の愛ちゃんにもらったWあい写真であった…。不吉な予感…。
それにしてもクリップではさんでいたのに飛ぶとはすごすぎる。
ノシャップ岬も大変な風で、強風どころか暴風である。
帽子をかぶってドアを開けた瞬間、帽子がぶち飛ばされました。あ~、もー!!
海もばっしゃんばっしゃん激しく波をうっている。ひぇ~。
ノシャップに来る途中、ネットカフェの看板を見掛けていたので、久しぶりにネットもしたいし、暴風避難も兼ねてそちらへ行く。
しかし、ゲーセンと一緒になっているそこは、店員が見当たらない。
くらーい店内と価格表を見てやめることにした。
店内にはただ一人の客で、袈裟をつけた坊主がスロットをうっていた。ボーズよ、せめて袈裟は外そうぜ、ガッカリさせないでくれよ。

日本最北端の宗谷岬に向かう途中にある大沼に寄る。
ここは白鳥が集まるらしいが、時期がわからなかったので期待せずに行ってみた。
やっぱり冬に来るみたい。残念だなーと水辺を歩いていたら、なぜか2羽だけぽつんといた。
じりじり近寄っていくと、座っていたのに立ち上がるから、逃げられるか…と思ってたら、ウンチをボトッと落として再び座った。
おかげでかなり近くで写真を撮ることができたのである。
それにしても、用を済ませた同じ場所に座ってしまったら、せっかくの白いカラダが黒く染まってしまうのではないの?どうでもいいの?やはり白鳥は白でいてほしいものである。

宗谷岬は日本の果てだからか、観光バスが絶えず、最北端の石碑の写真もまともに撮ることができなかったので、あっさり退散。
サハリンも見えなかったしー。
近くにある宗谷丘陵をゆっくり走り、牛や馬などを激写して満足感。
ところで、最果ての地には図書館がない(ナビではなかった)。スーパーもほとんどない。てか、なにもない。バカにしてるわけではありませんよ、住人のみなさんすみません。
頑張ってスーパーを探し、少しの買い物をし、頑張っていい公園を見つけ、だらだらし、頑張ってお風呂を探し、チャポンと浸かる。
港あたりを歩いているひとは、100パーセント近く異国人だ。だから銭湯のドアに知らない言葉があったのね。英語でもなかったぞ。
写真は最果ての地を上から見下ろしてます。
今夜は寒いなあ。


昨日の走行キョリは195キロでしたから。わかりました?
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53日目  [羽幌~天塩~サロベツ~]

2005年06月22日 | 北ニホン / ~05.07.22
2005,06,22

昨日は初めて野宿だった。
というか、道の駅でもドライブインでもないってことなんですが。
留萌の黄金岬というところに無料キャンプ場があったのだが、これはなしだろ~というようなところで、他を探していたら、国道沿いのパーキングに水道、トイレ、芝生とベンチありのところを見つけたのである。しかも海沿い!
お風呂から戻ってくると、ヤスヒラくんがうれしそうに「明日の朝は蟹汁だ」と言う。
テントを張っていたら、知らないおじさんが、明日の朝蟹をもってきてやる、と言っていたらしいのだ。
そうかそうか、とそれぞれホクホク顔で寝たわけです。

朝起きると、すでに彼と見知らぬおじさんが犬をはさんで談話している。
おじさんにあいさつをして蟹を見ると、まだ生きてる!
すぐ近くにおじさんが仕掛けた網があるそうで、毎日捕っているとのこと。
彼はサバイバーなのでうれしそうだが、ボクとしては困ったナ~、食べられるかナ~と憂鬱であった。
ヤスヒラさん、鍋に生きたまま蟹と水を入れ、火にかける。
彼得意の味噌登場で、蟹味噌汁だ。
できあがった代物は、オレンジ色のアブラが浮いたあやしー食べ物…。ほんとに食べ物?
奴がウマイウマイと連発して食べているので、おそるおそる食べてみる。
ん~…、やっぱ無理っすわ…。
残念そうな悲しそうな顔をするヤスヒラくんだが、無理でした、ごめんよ。
今日は彼が友人のところへ行くというのでお別れである。
向かう方向が最終的に同じなのでまた会うだろうが、写真を撮って別れた。

さて、ものすごい久しぶりの一人だ。
ん~、久しぶりの一人だとなんだか物足りない感じ。
まずは洗濯物がたんまりになっていたので、コインランドリーを探して行く。
小さなお店の中で、ぐるぐるまわっている洗濯機の中を見ていたら、後ろから声をかけられてビクッとなった。
ここの人らしい。クルマを見て、「岐阜から来たの?すごいねえ。」と大量にアメをくれた。ありがとう!
それにしても暑すぎる…。道路わきに設置してある温度計は30度と表示しているね、見間違いかな?おかしいね、暑すぎるよね?
じっと洗濯物がまわるのを見ているだけなのに汗をかくのである。でぶ効果…?
おかげで、車内に干した洗濯物の乾きが早そうだ。
さてさて北上開始、道の駅のはしご。
おびら鰊番屋、ほっとはぼろ、富士見、てしお。
ついこないだ知ったのだが、道の駅のスタンプラリーって頑張れば景品があるのね。
ただの自己満足の為かと思ってたのでやってなかったけど、こんなことならやっとくんだった…。
旅してるとかなりの数の道の駅へ行くので、自然とたまるはずだ。知らなかった~。
今日はかなりテキトーに走っているので、行き先もきままだ。
看板にサロベツ原生花園の文字を見つけて、そっちに向かう。
ボクは旅をする中で、何が好きかというと自然だ。
歴史や建物が好きなひともいるだろうが、ボクは断然自然派だ。
原生花園なんかは好きでしょうがない。
クルマを停めていると、向かいに停めたバイクの人が、なぜかバイクごと立ちゴケ。
気付くと一緒になってバイクを起こしているボクが。
あれ?こんなにいいひとっぽいことするひとだったっけ?
なんだか自分が変わってきているのをほんの少しだけど垣間見た気がした。
ひとりでいると気付けないことを、ひとといることで気付かされる。ダメな部分も、良くなった部分も。
立ちゴケを手伝った自分は好きだ。
ずっとどんな時もこうでありたいですな。
どうやら近くに温泉があるようなので、早くから入ることにする。
今日はスーパーもないし、インスタント焼きそばを食べて寝た。
20時過ぎたというのに空が明るいよ。


昨日の走行キョリは130キロにゃー。
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マツリ  [ 旭川~留萌~]

2005年06月21日 | 北ニホン / ~05.07.22
2005,06,21

旭川はけっこう栄えている。
にも関わらず、道の駅は旭川駅近くで、なおかつなんとかアリーナの隣に位置している為、朝は中学生か高校生の声で賑やかに目覚める。なんかの大会か?
起きた瞬間から暑い。
これはでぶだから、寝でぶ汁をかいたわけではなく、気温が高くて車内が蒸されているのだ。
こりゃまいった。あっちー!
今日は函館も~さんにすすめられた旭山動物園へ行くのである。
も~さんいわく、上野動物園よりも来場者が多かったことがあるとか。
暇人2人は開園直後に行ったのに、既にかなりのクルマが停まっていた。観光バスから中学生のようなジャージ軍団がわさわさと出てくる。え~、バス何台分だよ、いすぎだろー。
入った途端、ヤスヒラくんのテンションがなぜかあがった。どうやら動物園にはほとんど来たことがないようだ。
彼が動物を見て発する言葉は、「デケー!」「赤い!」など、幼稚園児レベルであるので、こちらとしては非常にツッコミ甲斐があるのである。
この動物園の人気の理由がわかりやすい。
アイデアがいいのである。も~さんもゆっていたのだが、縦にのびる筒の中をアザラシが行き来したり、水槽のトンネルを通ると、頭上をペンギンが泳いでいたり。
普通の動物園にはない、手書きのイラストや説明があったり、順路を示すのがペンギンの手だったりね、カワイーの!
てか、動物園なのにペンギンもアザラシもいるし、フツーにしろくまも猿もゾウもカピバラもいて、ちいさな遊園地まであるのです。
それでいて入園料は¥580。安い気がします。します?
暑すぎてへたれながらもかなり楽しみました。
しかしヤスヒラくんはもっと楽しんだようです。
あそこは素敵な動物園です。まわしもんじゃあありませんが、是非行く機会があれば行ってみてね~。
さて、今日のメインは終わったので移動する。
途中、スーパーに食材を買いに行って、ライスランドふかがわという道の駅に少し寄ってみる。
パソコンが3台ほどあったので、ネットでもできるの?と思ったら、すべてがお米クイズしかできない仕様のパソコンでした。やらなかったけど、やっときゃよかった!しまった。
留萌に着いたのは夕方。今日は薄曇りだが、夕暮れがきれいに見えるかも知れない。
ヤスヒラくんは駅付近へ行き、ボクは海辺へ夕日を見に行った。
夕日は曇っていても、それはそれで素敵である。
海にもオレンジが反射して、岩場にもよく映える。
バーベキューしている人達を、オアズケされている犬のような気分で眺めていると、奴から電話だ。
なんだか留萌の街で祭をやってるとのこと。
せっかくだし、今日も自炊なしで遊んじゃうか!
彼がいるほうへ向かって行くと、浴衣を着たチビッコがママンに手をひかれていたり、祭モード全開。
クルマを置いて、屋台を縫って歩いているとヤスヒラくん発見。
イベントとして大道芸をやっているらしく、少し見に行ってみる。
あれ、はじめて見たけど、おもしろいねえ。
練習ももちろんだけど、それよりも観客の雰囲気の流れや、自分のやりやすさなんかを自分でつくりあげていかなくてはならない。
4つのリンゴをオテダマしながら食べるという芸は、目が本気すぎて笑ってしまった、ごめんよ。
他の芸も真剣だが、その表情で笑わされてしまう。
祭にほとんど来たことがないボクにとっては、屋台や遊び、ライブなどがあってビックリ。
それをなめてはいけません。
焼きそばや豚焼き(だったかな?)をつつきながら、縁日のはじまりやらをなぜかヤスヒラくんは知っていて、へんなとこで知識があるのだなと感心。
お腹もいっぱいになり、でぶは昼間汁をたくさん流したので、お風呂に行くことにした。
ヤスヒラくんは今日はいいや、と。やはし、男だとなんだかんだいいよなあ。


昨日の走行キョリは169キロ。
最近眠すぎて日記書くのも精一杯。ねむー。
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オカ  [ 富良野~美瑛~旭川~]

2005年06月20日 | 北ニホン / ~05.07.22
2005,06,20

うたしないの道の駅は温泉は併設だったのですが、昨日は化粧もしていなかったので、節約上手なヤスヒラ先生を見習って我慢しました。
しかし1日入らないだけで頭がカユイ気がするぞ…。

昨日のおいしくできたピリ辛煮の残りを食べていると、オジーさんが来た。
茹でたジャガイモをくれる…。
ん??オイシイ…。
どうやら彼も日本一周人らしい。名前も年齢も聞かなかったが、ワンボックスに一人で、旅は3年もやっているとのこと。
通常では知ることができないような歴史が好きなようで、いろいろとおもしろい話を聞かせてもらえた。
物腰やわらかく話す口調は、素敵な人生の証か。
彼が先に去り、僕らも今日は富良野へ向かう。
まず目に入った看板が、「ラベンダーの森」。
少し覗きに行くと、なんじゃこりゃ。
ラベンダー畑は緑である。お店の人に聞くと、あとひとつきくらいは咲かないらしい。あ~残念。
以前来た時は枯れてて、今回は咲いてもいないなんてね。
悔しかったので、その気分を皆様にお届けします、写真をミテネ。
富良野と言えば、「北の国から」なのだが、ヤスヒラくんは見たことがないらしい。
しかし、ハスキーな彼が真似る田中邦衛はくりそつであり、顔まで似て見える始末。
まず目に入ったのが「拾った家」。
ボクが以前来たのは1997年だったはずで、これは2002年遺言で使われたセットだということで、もちろん見たことはないわけで、しかし遠目で見るだけで満足し、次に近い麓郷の森は見たことがあるので通り過ぎ、最後に石の家へ。
石の家も遠目で満足。
天気は微妙だが、クルマのトランクに腰をかけ、昨日のあまりで作ったおにぎりを食べる。気分だけはピクニックである。
美瑛にも以前行ったことがあるが、その当時は高校生だったので、タクシー移動で道なんぞ覚えているわけもなく、まずは得意の駅へ行く。
駅前にある観光案内所へ行くと、なんとここは自由にネットができるらしい…。スバラシイ。
パンフレットをもらい、まずはケンとメリーの木というところに向かう。
このあたりは無料駐車場がたくさんあるのでうれしい。
美瑛は丘の街であり、カルビーポテトチップスのCMで出てくるようなジャガイモ畑や丘が続く場所。
そんな素敵なところは、クルマじゃ走れないよね?風に乗りたいよね?
てなわけで、わざわざ後ろにくくりつけてあった荷物をどかしてまで、ヤスヒラバイクに乗せてもらったわけなのです!!
もーたまらん!!バイクに乗ること自体楽しいが、こんなとこをバイクで走るのは楽しすぎる!
はしゃぎすぎたボクは、乗っている間ずっと騒いでいたので、虫は食うわ鼻水飛ぶわ、よだれは口元でカピカピになるわのさんざんで、ヤスヒラくんの苦笑いをいただいた。どうも…。
いや~いいね、バイク!最高!バイク!欲しい!
ラベンダーソフトクリームを食べながら、どこまで行くかを考える。
今日はなぜかオイシイものを食べることになっていたので、近くでオイシイもの…。
旭川と言えば、ということでラーメン屋を探す。
旭川ラーメン村というところに、8店舗も並んでいるらしいので、先にすごく近くの銭湯へお風呂に行ってからラーメン村へ向かった。
僕らが行ったのは9時過ぎくらいだったのに、8店舗中1店舗しか営業してなくて、選ぶ余地もなくそこへ入店。
「いってつ」というところで、壁には誰のだかわからないがサインを何枚か飾っていたので、有名なのかも知れないが、アブラに強くないボクは、またお腹が痛い思いをしてしまった。
さっさと寝るがよし。


昨日の走行キョリは40キロでーす。おなかがしくしくシクシク死苦死苦。
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ミセ  [ 三笠~歌志内~]   

2005年06月19日 | 北ニホン / ~05.07.22
2005,06,19

昨日泊まった道の駅三笠は素晴らしい芝生の広場があり、そっちのほうにクルマを停めると最高なホジションになりました。

朝はとても曇っていた。最近晴れることがとても少ない。
やる気が一気に削がれるわけです。
今日は富良野まで行く話をしていたのですが、二人とも天気のせいでやる気が出ない。
昼過ぎまで、ヤスヒラくんが献血をした直後貧血で倒れた話など、ネタのような話を聞いたりどのんびり。
昼過ぎるとさすがに動くか、という空気になりはじめ、しかし道の駅の隣にでっかいイオンがあったので、試食をするべくスタスタ向かう。
あっ、もちろん食材やなんかも目当てですよ?

ボクはもうすぐなくなる洗顔料などを買ったのだが、なんかのキャンペーンだったらしく、品物よりも立派なシャンプーなどの試供品を山ほどいただいてしまった。
素直にうれしいが、素直に邪魔だ(置く場所ね)。
パン屋では、「コレ、昼飯になるじゃん」と言いながら試食をつまむ彼に習い、あとを続いてつまむ。
一人ではなかなかできないことである。堂々としすぎている彼に少し嫉妬だぜ。
彼は超自炊派(レトルトなし)なのだが、調味料はなぜか味噌のみ。
食材は変われども、調理方法としては常にねこまんまなのである。
炊いた固いご飯に、味噌汁(てゆうかスープ)をぶっかける調理方法のみしかできないのである。
その彼が、浮気をして、安くなっていた醤油を買った。
今夜も猫まんまに違いはないが、醤油味に昇進(僕の中で)である。
イオンをかなり練り歩き、夕方近くなってからやっと動きだした。
明日こそは富良野へ行きたいので、少しでも近くに行きたかったのだ。
さて、今夜も共同晩ご飯。
アブラを持っていないので、調理方法はもっぱら煮ることです。
彼はなぜか、料理の基本となる調味料は味噌しかもっていなかったのに、タカノツメ、ニンニク、生姜は常に備えてあるようだ…、スバラシイ!
そんだけありゃ十分だ、と思い、鍋になにもかも投入し、出来上がりは豚とタマネギのピリ辛煮。
だしも使わず、醤油だけの味付けなのにね。
おいしくもりもり食べました。
野性は食ったらもう眠くなってしまいました…。


昨日の走行キョリは134キロでしたねえ。
北海道来てからペースダウンっす。
今日はなーんもしてないので写真もなしでっせ。

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ミチ  [ 余市~小樽~石狩~]

2005年06月18日 | 北ニホン / ~05.07.22
2005,06,18

昨晩は寒すぎて、放射冷却かとばっかり思いこんでいたが、朝起きるとどんよりな曇り。アラ残念…。
今日はヤスヒラ殿のほうが早かったようだ。こちらは少し時間がかかるので、ちょっと急いで準備。
寒かったので、久しぶりにあったかいカフェオレを一緒に飲んで、道の駅恒例の朝市(ここだけ?)をちらっと見ると、8時開始のはずなのに45分で終了したようだ。早すぎだろうよ。
ここの道の駅、スペースアップルよいちは、月の重力を体験できたりするらしいが、¥1200もするらしいので、朝っぱらからそんな金が出せるわけなくあきらめる。
今日の予定を考えて、お互い発表すると、またも似たコースだったので、今日も共に行くことに決定。

そう。すっかり忘れていたのだが、ツーリングGO!GO!の北海道特集0円マップを思い出して、彼にこんなのがあるよーと見せてあげると、とても欲しそうだったので、つい「あげようか?」と言ったものの、やっぱり惜しいな~と思い、「やっぱダメ」と言ってしまった。
コレ意地悪?いじわるか?
結局0円マップだけコンビニでコピーをしたら、という案でおさまった。スマンかった…。コピーは12枚もなっていた!

今日は小樽を歩こう、と言っていたので、フェリーターミナル付近の臨海公園にクルマとバイクを停める。
少し歩くと運河が見え、倉庫が列んでいる。
やたらと人力車が交差点角で待機していた。
何度も捕まり、ある程度話はするのだが、その巧みな話術も空しく、ヤスヒラくんはうま~く観光情報だけ聞き出し乗ることはないのである。なかなかやるな…。
観光の為の運河と、昔から残されていて手も加えられない運河とをまわり歩く。
観光の為の運河沿いには、絵かきさん、バイオリンを弾くひと、彫り師がガラスを彫っていたり。
みんなそれぞれ才能を持っていること、なぜか無性に羨ましかったりした。
少しお腹がへったので、じゃがバターを食べたり、小樽の街並みをマンキツ。
クルマを停めている公園まで戻り休憩をしていたら、カメラを持った得体の知れないひと×2+女の子×2=4人が、撮影会を始めた。 こんな天気で、しかもココ?つーかさー…。
などとふたりで散々突っ込みながら爆笑しつつ話をしていると1時間も経っていた。
時間だけは余裕こきまくりである。
あとは今日の食材を購入しにスーパーへ寄り、しめじ(ブナピーという真っ白の。初めて見た!)や、トマトホール缶などを買い込んで、今日寝る場所へと向かう。
北海道の国道でもなく、道道でもない農道?はひどい!
わざとなのかとも思ったのだが、中途半端な凸凹がものすごくある!
フィールダーくんを制限速度で走らせても車体が浮くのである。
中の荷物も転がり放題。
もしかして、スピード出せない仕様なの?

寝る場所に着いてからクルマを降りると強い風にドアがもっていかれた。
こりゃあ、外での自炊はキツイな~、と歩き回っていい場所を探してみたがやはりない。
結局セッティングしたのは、屋根とベンチテーブルがあるところで、いろいろなものを盾にして調理開始である。
強風に煽られてできたのはパスタ。
急速に冷めてゆくパスタを食べながら、お風呂議論する。
10キロほど離れたところに温泉があるのは知っていた。ボクは毎日入りたい派。ヤスヒラくんは昨日入ったし、という意見だったので、ボクだけ行くことにした。
節約の為に我慢もしたけど、やっぱりお風呂は毎日入らないと気持ち悪いことに気付いたのである。
お風呂は確かに9時閉店と書いてあったよ、入る時にも念を押されたよ、しかし9時ちょうどにおっさんが入ってくるのはおかしーだろう。
ひどいんじゃないかい?
急いでお風呂を出て、すぐに戻ってしまうと日記になかなか専念できんので、クルマで日記を書いていたら知らない間に寝ていたようです。
おはようございます。

昨日の走行キョリは、179キロ。あ~天気よくないな~。
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トモ  [ 蘭越~ニセコ~積丹~]

2005年06月17日 | 北ニホン / ~05.07.22
2005,06,17

朝起きて、真っ先にヤスヒラくんのテントを見に行くときれいな状態。
道の駅らんこしには熊が出るとのことだったが、どうやら無事だったようだ。
来なかったのか、もしくは来たが通りすぎたのか…。少し残念な気もする。
お決まりの朝ごはんをふたりぶん用意して持って行くと、彼は誰かと話している。
ん?と思っていたら、これまた北九州からの年配旅人らしい。少し話して去って行った。80歳一人旅とは恐れ多い。

ふたりでだらだらごはんを食べたり、行き先を考えたりしていると、今日のルートがほぼ同じようなので、一緒に行こうか、ということになった。
まず向かうのはニセコの道の駅ピュープラザ。
ここは距離として、かなり近かったのだが、ぽかぽか陽気になってきた頃だったので再びだらだら休憩。
ふたりとも使える野菜を直売にて探すが収穫なし。

次は道の駅いわない。ここでも昨日の道の駅同様、ネット検索ができる(ただし観光情報以外の閲覧はだめですよう)。
少し借りて、近くの温泉などを探してみる。
海がすぐそこだったのて、近くまで行ってみると、「漁師の食事処 うしお」という小屋が建っていて、ヤスヒラくんがその店の名前に対して突っ込んでいた。
ちなみに旅人はみな似たようなことしているみたいで、ヤスヒラくんは一人で草に突っ込んだりするそうだ。気持ちはよく理解できるし、クルマに話し掛けるのも似たようなもんだ。
さて、あとは積丹岬へ行くのだ。
そちら方面へ向かっていると、神威岬という看板。
これはほんの少し前、確か暇プーさんがカキコミしてくれていたな…と思い出して行ってみる。
広がる青すぎる海、連なる絶壁、ちょーきれー!!
ここは気に入った!すごいよかったです。
しかし、残念ながらケイタイを持っていなかったので、写真はニセコの羊蹄山です。
ヤスヒラくんと、海はどうしてあんなに青いのか、など、小学生レベルの問題を真剣に考えつつ灯台まで行く。
ここでは最高に天気がよく、久しぶりにでぶ汁を流しつつ、ひーひー言いながら歩いた。つかれた~。
そのあと積丹岬に行くが、神威岬が良すぎた為か、渚100選の肩書も虚しく、人気もイマイチらしい。
いい時間になってきたので、ご飯を食べよう、ということになる。
今日はヤスヒラくんが出会った旅人にススメられたという、余市町の駅前にあるさかなやと食堂が一緒になったカキヤス(だっけ?)というお店へ歩いて行く。
ほっけが¥200!
いくら丼が¥700!
ウニ丼は4レベルもあった…。
ヤスヒラくんは奮発して、ウニのいちばん上等なのを頼んだ。ボクはウニはあまり…なのでいくら丼だ。
すごくおいしかったのですよ、コレ。
ふたりでほっけもつついて、贅沢なことに奴は、「ウニ飽きるなぁ…」と言ってました。
おなかもいっぱいになって、今日こそは!とすぐ近くで見つけていた温泉へ行く。
値段も良心的で、こじんまりしてたが地元のひとに人気みたい。けっこうなお客の数。
お風呂を上がってから、もともと決めていた道の駅にクルマを停めていたので、テクテク歩きながら、月がいい感じ。
ヤスヒラくんがテントを張るのをじーっと観察して、張れたら少し中を体験してみた。
意外とテントの中ってあったかいのですね!ビックリ。
外の気温と違いすぎる。こりゃ寝心地いいじゃないですか。クルマとどっこいどっこいだ。

やっぱりひとといるのも大事。一人じゃ気付けないことを気付かされたり、景色もミエカタが違うだろう。
今日は充実感がある日だ。
明日は晴れるかな。


昨日の走行キョリは163キロだっちゃ。
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カラダ 北海道 [ 函館~]

2005年06月16日 | 北ニホン / ~05.07.22
2005,06,16

3、4日、成長のためか、腫れながらうずいていた親不知がやっと治まりました。痛かったー。
もうそろそろ抜かないといかんかなあ。
寒いです。さすがはホッカイドー。
函館2日目ですが、天気もよろしくないですが、日中でも15度以上になりません。
寒いからクツシタ、でもサンダル。
いわゆるおっさんスタイルっすね。
いーのいーの、誰も見てないカラ。

昨日の夜もありがたいことにテレビがあったので(ゲストハウスといっても、なんでもあるフツーの家なのだ!)、久しぶりにつけてみたら、やはり、ひとの声がしなくなるのがイヤで消せなくなった。
トリビアに見入っていると、いつのまにやらサッカーに。
ちょっと見てみたら、かなり見ちゃって、でも同点のとこまでしか記憶がない。

朝ごろごろしてたら遅くなっちゃった。
も~さん自宅へ挨拶に伺う。
お昼の12時という大変迷惑な時間に行ってしまった為、ご飯が用意されていた。
奥さんや娘さんは食べたあとだったよう。も~さんはボクが来るのを待っていてくれたようだった。
ホント、すみませんでした…。
これからの予定をも~さんと話ながらご飯を食べ、そろそろ、と出る。
ボクがデジカメの三脚を欲しいと言っていたら、大きな街じゃないとないから、函館で買って行きなさい、と先導してくださることに。
奥さんと娘さんたちとはここでお別れだ。
真っ赤なフィルダ郎の前で記念写真。
ごはんとても美味しかったです!!本当にありがとうございました!

も~さんについていき、ヤマダ電器でちいさいくねくねするのを買った。
やったね、これで少しは自由がきくね。
も~さんとはここでお別れ。
握手をして別れた。
何から何までお世話になりっぱなしですみませんでした、感謝ばかりです。
またきっとどこかでお会いしましょう!
も~さんありがとーー!

国道5号を突き抜ける。
2日間滞在しても天気が悪くてみれなかった函館の夜景。
皮肉にも函館を出ると天気いいじゃんよ~、いやがらせ?ねえねえ。
函館から少し走ると海岸沿いになる。
海岸沿いは大好きだ。いろんな気持ちにさせられる。
今日はなんか背中、寝違えたんか、痛くってテンションあがらん。
せつない気持ちになりながら走る。
一人に浸っていると(まあいつものこと)、ふと思い出した!
ハセガワストアの焼鳥弁当!!忘れてたー!ぐあー!
夜食べたかったから、買っていこうとずっと思ってたのに!!しまった~。
ショックにより、なおテンションはさがる。
長万部を通りすぎ、道の駅くろまつないに着くと、これからのルートを練る。
ん~、もう少し進んでおくか。
そうそう、ここの道の駅、ネットができるの!
観光情報を調べる為のものらしいんだけど、フツーの検索もできるようになってて、少し使わせていただきました。ありがたい。
今日はお風呂もなし。てゆうか、入れなさそうだしね。
まあ入れるとは思ってなかったですけどね。
ハセガワストアの焼鳥弁当の件で、タイミングよくも~さんからメールがきた。
買うのを忘れたことを伝えると、もしかしたら札幌のセイコーマートでもあるかも知れないとの事!少し元気出たぞ。あればいいなあ。

まだ時間もたくさんあるし、ご飯でも炊いて寝るかな~、と準備に取り掛かると、すぐ近くにテントを張るひとの姿。
おっ?旅人?ご飯食べるかな?
「今からご飯炊きますけど食べます?」と声をかけに行く。我ながらマヌケな第一声である。
びっくりしていて、「ラム肉ありますけど食います?」と言ってくれたのは、東京からバイクのヤスヒラくん23歳。
二人でごはんを作りながら話をしていると、やはり世の中狭いのだ。
まず声をかけた時、「あの赤いクルマ?もしかして名古屋から来た?」と聞かれて、なんで知ってんの!?とビックリしていたら、社長チャリダー田中さんと会って、ボクの話を聞いていたらしい。
ちなみにボクはいつも、どこから来たか説明する時、まずは名古屋と言うのだ…。
岐阜ってゆってもわかりにくいだろうと思ってのことだが、シャチョさんは岐阜を知っていたのでちゃんと本当のことゆったんだけどなー。
ということもヤスヒラくんと話していたら、彼ももともと岐阜だったようだ。アラ奇遇。
あとは千葉バイカーケイくんとも、船が一緒だったようだ。
ホントに見事なまでに共通している。おもしろいもんだ。
彼が作ってくれたのは、ラムとニンニクを味噌につけこんで、お湯へ投入するという男の料理なわけだが、(菜の花のぶつ切りも投入)これがビックリするくらいおいしかった!
みんなもやってみて!多分豚肉でもおいしいよ。

曇り空に北斗七星を見ながら、寒さを堪えて(めちゃくちゃ寒い!)いろいろ話していると、トヨタのつなぎを着たおにーさん2人が、「このへん熊出るんで気をつけてねー」と。
ホントに…?
続いてまた、どこかの会社のひとが「ここで寝るの?いや~気をつけてね。いろいろと」と。
いろいろとってなんだよ…?熊じゃなくて?
嫌な宣告をされた二人は、いろいろ嫌な想像をしながら、対策を考えるが、結局まぁいいか、と彼はテントに、ボクはクルマに戻っていったのであった。

昨日の走行キョリは10キロであった。ダイソーへ走っただけである。
コメント (4)
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