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ましたました。

54日目  [ 稚内~宗谷~]

2005年06月23日 | 北ニホン / ~05.07.22
2005,06,23

サロベツ原生花園の駐車場でも、トイレが開放されていて泊まることもできたが、オロロンラインまで戻った海辺のパーキングで、野宿2日目です。
ここはひともほとんど来ないし、トイレはきれいだし、快適快適。
朝はゆっくり爪を切ったりしていると、バスが来た。
客はおらず、運転手のトイレ休憩のようだが、こちらに興味があるのか、ものすっごく見てくる。
見られても、意味なく気付いてないふりをしていたら、とうとう運転手のおじさんが声をかけに来た。
島(礼文や利尻のこと)には渡るのか?と問われたので、そのつもりであるとこたえると、おじさんはあさってから観光バスで島を渡るらしい。いわゆるツアーの運転手だ。
…で?
と言いそうになってしまうくらい、話し掛けられた意図がわからなかったので、とりあえずニコニコしていたら、「バスに乗って海を渡ればお金要らないよ」と。
ん?どゆこと?
「俺の親戚とか、娘ってことにすればお金要らないんだ」
乗れってこと?営業?
ボク「(??)でもクルマを置いていくかどうか、まだ迷ってるんですよ」
運転手「じゃ会えたら」

???意味が理解できないうちに去っていった運転手。
ボクは旅をしていることも、お金がないなんてことも一切話していないが、あとあと考えればご好意だったのか?と思った。
こっちの都合さえも聞かなかったが、押し付けないやさしさだったのか。
未だによくわからないがまた会えたらわかることだ。

昨日に続き、海辺のオロロンラインをのんびり走る。
この道は最高だ。右手には原生花園、左手には日本海、ただあるだけの道。それが何キロもひたすら続く。
稚内に向かうのは国道ではなく、是非海辺の県道106を走っていただきたい。

ノシャップ岬まであと少しというところで、窓から何かが飛んでいった。
今日は風が強すぎる!
にも関わらず、窓を開けていたもんだから、何かが犠牲となったらしい。
幸いにもUターンする場所があったので確認しに行くと、旅初日に寄って会った、同僚の愛ちゃんにもらったWあい写真であった…。不吉な予感…。
それにしてもクリップではさんでいたのに飛ぶとはすごすぎる。
ノシャップ岬も大変な風で、強風どころか暴風である。
帽子をかぶってドアを開けた瞬間、帽子がぶち飛ばされました。あ~、もー!!
海もばっしゃんばっしゃん激しく波をうっている。ひぇ~。
ノシャップに来る途中、ネットカフェの看板を見掛けていたので、久しぶりにネットもしたいし、暴風避難も兼ねてそちらへ行く。
しかし、ゲーセンと一緒になっているそこは、店員が見当たらない。
くらーい店内と価格表を見てやめることにした。
店内にはただ一人の客で、袈裟をつけた坊主がスロットをうっていた。ボーズよ、せめて袈裟は外そうぜ、ガッカリさせないでくれよ。

日本最北端の宗谷岬に向かう途中にある大沼に寄る。
ここは白鳥が集まるらしいが、時期がわからなかったので期待せずに行ってみた。
やっぱり冬に来るみたい。残念だなーと水辺を歩いていたら、なぜか2羽だけぽつんといた。
じりじり近寄っていくと、座っていたのに立ち上がるから、逃げられるか…と思ってたら、ウンチをボトッと落として再び座った。
おかげでかなり近くで写真を撮ることができたのである。
それにしても、用を済ませた同じ場所に座ってしまったら、せっかくの白いカラダが黒く染まってしまうのではないの?どうでもいいの?やはり白鳥は白でいてほしいものである。

宗谷岬は日本の果てだからか、観光バスが絶えず、最北端の石碑の写真もまともに撮ることができなかったので、あっさり退散。
サハリンも見えなかったしー。
近くにある宗谷丘陵をゆっくり走り、牛や馬などを激写して満足感。
ところで、最果ての地には図書館がない(ナビではなかった)。スーパーもほとんどない。てか、なにもない。バカにしてるわけではありませんよ、住人のみなさんすみません。
頑張ってスーパーを探し、少しの買い物をし、頑張っていい公園を見つけ、だらだらし、頑張ってお風呂を探し、チャポンと浸かる。
港あたりを歩いているひとは、100パーセント近く異国人だ。だから銭湯のドアに知らない言葉があったのね。英語でもなかったぞ。
写真は最果ての地を上から見下ろしてます。
今夜は寒いなあ。


昨日の走行キョリは195キロでしたから。わかりました?
コメント (4)
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