::::aiweb::::日本一周の旅

できる限りリアルタイムでの更新を目指します。
ましたました。

55日目  [ 稚内~礼文~]

2005年06月24日 | 北ニホン / ~05.07.22
2005,06,24

はい、野宿3日目のaiです、オハヨウゴザイマス。
稚内付近には道の駅がないので、必然的にテキトーな場所を探すしかなくなります。
昨夜は港近くの公園でした、寒かった…。クルマ、ひっくり返りそうな風だった。

今日は礼文、利尻に行くつもりだ。
昨日から予定を立ててみるものの、なかなかお金や時間の折り合いが難しい。
クルマを積んでいくのが理想ではあったが、半端ない値段によりあきらめる。
となると、足と宿がなくなるわけだ。両方とも現地調達できるのだが、なんにしても高くついてしまう。
となると、自前チャリを持っていったほうが、と思うが、チャリだと今度は時間が問題だ。
いろんな選択肢がある中、やはり身軽で行くという点を取り、日帰りで観光バスに乗る方向にした。

船とバスの連絡的に朝6時20分発のフェリーである。
5時に起きて急いで準備をする。
30分前に着きフェリーに乗り込むと、すでに2等室は座れないほどの人でいっぱい。
2時間立つのはしんどいな、と思い、甲板でバナナを食べながら考える。
結論。ほんの少しの隙間に入ることに成功。イエッ。
座っていると、だんだん船の揺れが激しくなってきた。
ヤバ…、と思い、狭い場所で横になるも、ヤバそうな気配は消えやしない。
一生懸命チガウコトを考えようと努力したものの、気持ち悪さは一向に良くならないのです。
きたーっ!ヨロヨロしながらトイレへ向かうと、なぜか長蛇の列…。
こらえながらしゃがんでいると、いろんなおばちゃん(しかいなかった)が、「気持ち悪いのかい?男性用のに行きな」と言ってくれ、そちらにヨロヨロと駆け込む。
てな感じで、これを長時間かけて2クールくらいすると、礼文に着くのであります。
荷物を見てくれていた夫婦がガムをくれたり、横になっていた人が譲ってくれたり、ニッポンも捨てたもんじゃない。みんなあじがとー。
ふらふらとフェリーを降りる。
もうどーでもいーよ…。バスなんか乗ったら死ぬよ。
そんな気分とはウラハラに、足は観光案内所へ行き、貸しバイクやら貸しチャリ、観光バスのことを聞き、結局バスに乗る…。
だって人に連れてってもらわないと、自分じゃ行けないと思ったんだもん!気持ち悪いのは変わらなかったけど!
乗ったら乗ったで、少しは落ち着いてきた。
先程の夫婦もこのバスに乗ったようで挨拶を交わしたり。
バスはガイドさん付きで、はじめは喋り方が耳につく感じだったが、慣れてくると話がなかなかおもしろかった。
彼女は島のひとらしく、観光客相手に島の状況を教えてあげたい、と、自分の身の上話を出してまで説明をする。
それがとても庶民的な話なので入りやすいのである。
物価が高くて、ガソリンはレギュラーでリッター¥150だとか、冬はフェリーが何日も欠航してしまうと、野菜の値段が高騰し、ネギ1本¥800したりすること、その代わりさかなや海のものはどれだけでも食べ放題。ウニなんかもね。
島のひとは親戚でできあがっているだとか、島のひとでなければできない話がおもしろかった。
そうこうしているうちに、礼文の要所をまわっていく。
一緒のバスは、引退組しかいないほどであった。
何人かが話し掛けてくれたり、体調の心配をしてくれたり、おかげで礼文も満喫できてホントによかった。
評価するとすれば、ボクは神威岬の方が好き。でも礼文もよかったぞ。

当初の予定だと利尻にも行き、利尻でも観光バスに乗ろうとしていたのだが、船酔いがけっこう酷くて疲れていたので、稚内へ帰ることにした。

船を待っていると、トホダーらしきひとを見つける。
早速声をかけると、静岡から来た北川くん27歳。ヒッチハイカーであった。
いろいろ話をし、ヒッチハイクのすごさを知る。
男だったら是非やってみたいもんだ。
彼とは反対方向に向かうようなので、稚内に着くと連絡先を交換し、握手をして別れる。
おもしろい話が聞けたし、船酔いもほぼなく無事着けたのは、確かに売店で買った船酔い止めのおかげかもしれんが、彼のおかげだと信じたい。
稚内に着いてからは何も考えていなかったので、クルマを停め、予定を立てているといつの間にか寝ていた。
それも3時間半!何度も起きたが、何度もまた寝て、本気になって起きたのは夜21時。ありゃりゃ。
急いでお風呂に行き、また眠るのでありました。

昨日の走行キョリは139キロ。どんだけでも眠る自分こわいぜ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする