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ましたました。

53日目  [羽幌~天塩~サロベツ~]

2005年06月22日 | 北ニホン / ~05.07.22
2005,06,22

昨日は初めて野宿だった。
というか、道の駅でもドライブインでもないってことなんですが。
留萌の黄金岬というところに無料キャンプ場があったのだが、これはなしだろ~というようなところで、他を探していたら、国道沿いのパーキングに水道、トイレ、芝生とベンチありのところを見つけたのである。しかも海沿い!
お風呂から戻ってくると、ヤスヒラくんがうれしそうに「明日の朝は蟹汁だ」と言う。
テントを張っていたら、知らないおじさんが、明日の朝蟹をもってきてやる、と言っていたらしいのだ。
そうかそうか、とそれぞれホクホク顔で寝たわけです。

朝起きると、すでに彼と見知らぬおじさんが犬をはさんで談話している。
おじさんにあいさつをして蟹を見ると、まだ生きてる!
すぐ近くにおじさんが仕掛けた網があるそうで、毎日捕っているとのこと。
彼はサバイバーなのでうれしそうだが、ボクとしては困ったナ~、食べられるかナ~と憂鬱であった。
ヤスヒラさん、鍋に生きたまま蟹と水を入れ、火にかける。
彼得意の味噌登場で、蟹味噌汁だ。
できあがった代物は、オレンジ色のアブラが浮いたあやしー食べ物…。ほんとに食べ物?
奴がウマイウマイと連発して食べているので、おそるおそる食べてみる。
ん~…、やっぱ無理っすわ…。
残念そうな悲しそうな顔をするヤスヒラくんだが、無理でした、ごめんよ。
今日は彼が友人のところへ行くというのでお別れである。
向かう方向が最終的に同じなのでまた会うだろうが、写真を撮って別れた。

さて、ものすごい久しぶりの一人だ。
ん~、久しぶりの一人だとなんだか物足りない感じ。
まずは洗濯物がたんまりになっていたので、コインランドリーを探して行く。
小さなお店の中で、ぐるぐるまわっている洗濯機の中を見ていたら、後ろから声をかけられてビクッとなった。
ここの人らしい。クルマを見て、「岐阜から来たの?すごいねえ。」と大量にアメをくれた。ありがとう!
それにしても暑すぎる…。道路わきに設置してある温度計は30度と表示しているね、見間違いかな?おかしいね、暑すぎるよね?
じっと洗濯物がまわるのを見ているだけなのに汗をかくのである。でぶ効果…?
おかげで、車内に干した洗濯物の乾きが早そうだ。
さてさて北上開始、道の駅のはしご。
おびら鰊番屋、ほっとはぼろ、富士見、てしお。
ついこないだ知ったのだが、道の駅のスタンプラリーって頑張れば景品があるのね。
ただの自己満足の為かと思ってたのでやってなかったけど、こんなことならやっとくんだった…。
旅してるとかなりの数の道の駅へ行くので、自然とたまるはずだ。知らなかった~。
今日はかなりテキトーに走っているので、行き先もきままだ。
看板にサロベツ原生花園の文字を見つけて、そっちに向かう。
ボクは旅をする中で、何が好きかというと自然だ。
歴史や建物が好きなひともいるだろうが、ボクは断然自然派だ。
原生花園なんかは好きでしょうがない。
クルマを停めていると、向かいに停めたバイクの人が、なぜかバイクごと立ちゴケ。
気付くと一緒になってバイクを起こしているボクが。
あれ?こんなにいいひとっぽいことするひとだったっけ?
なんだか自分が変わってきているのをほんの少しだけど垣間見た気がした。
ひとりでいると気付けないことを、ひとといることで気付かされる。ダメな部分も、良くなった部分も。
立ちゴケを手伝った自分は好きだ。
ずっとどんな時もこうでありたいですな。
どうやら近くに温泉があるようなので、早くから入ることにする。
今日はスーパーもないし、インスタント焼きそばを食べて寝た。
20時過ぎたというのに空が明るいよ。


昨日の走行キョリは130キロにゃー。
コメント
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