たつのこ半畳記 350

坐禅会情報・四季折々の様子を伝えるときどき日記。
令和3年に開創360年を迎えている起雲山大龍寺のブログです。

★お寺のご縁、もやもや。

2023年09月04日 | おはなし
ご葬儀の場で、それまで交流のなかったお寺さんとご縁をいただくことがあります。
たとえば、拙寺のお檀家さんに嫁いでこられたお嫁さんの実家が寺院だったり、
お檀家さんの娘さんの嫁いだ先が寺院だということがあります。

そのようなお檀家さんのご家庭でご訃報があると、
私が菩提寺の住職としてご葬儀を司祭し、親戚の住職さんは参列者となります。
ご葬儀の前後にご挨拶をさせていただく機会があると、ご親戚のお寺さんには
「若輩ではありますが菩提寺としてお勤めさせていただきますが、
 ○○寺さまにはご法助いただき有り難うございます。
 今後の年回法要なども遠慮なくご参列下さい。」
などとお伝えするようにしています。



そういえば、母や妻の実家も、寺院ではありません。
一般家庭(在家)の出身で、先祖のご供養をお願いしているお寺(菩提寺;ぼだいじ)があり、
そのどちらのお寺も、たまたまですが、宗旨は拙寺とおなじ曹洞宗です。
母や妻が拙寺に嫁いできた事によってお寺同士の交流も生まれています。
 

 
立場がかわって、喪主の親戚のひとりとしてご葬儀に参列したことも何度かあります。

ご葬儀の際には、喪主さんが私を菩提寺さんに紹介して下さいます。
その場では、菩提寺さんに快く迎え入れてくださることが常です。
ところが、後日、喪主さんが四十九日忌の打ち合わせをすると、
「次の法要からは、親戚のお坊さん(私のこと)は、呼ばないでね」
と釘を刺された…と伝え聞いたことがありました。
(特定されても困るので、もう何年も前の話です)

以来、その親戚のご法事に招かれても、私以外の家族が参列しています。
気付かないうちに、何かやらかしてしまったのだろうか…
それとも、同業の僧侶が参列するのは避けられることなのか…
というモヤモヤが残っています。
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