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ぶろぐのおけいこ

ぶろぐ初心者は書き込んでみたり、消してみたり…と書いて19年目に入りました。今でも一番の読者は私です。

波の上

2010-02-07 07:57:02 | PiTaPaより遠くへ

 二日酔いを自覚するほどではなかったけれど、その夜はそこそこ酒を飲みました。ホテルの問題ではなく私の体調なり気分の問題だと思うのですが、同じ夢を見て何度も目が覚めました。そのたびに窓の外を見てみますが、松山は飲み屋さんのネオンがついたままです。客があるのかないのかわかりませんが、タクシーもあちらこちらで客待ちをしています。このあたりのお店は何時まで営業を続けるのだろうと思います。
   那覇の夜は長いらしい。飲み屋さんの営業時間が10時までだというので、随分早い閉店だなと思っていたら、朝の10時までだったという本当のような嘘のような話がありますが、そんな話題が成り立つほど那覇の夜は長いわけですね。
 6時30分。その日の那覇の日の出は7時15分ですからまだ暗いのですが、町を歩いてみることにしました。ビーチや波上宮のある波の上方面をめざそうと思います。以前から一度、自分の目で見てみたかったのです。
 漸く飲み屋さんの営業が終わった様子です。アパホテルから松山公園を抜けて海まで歩いてみました。海辺では大規模な工事が行われている模様。看板を見ると那覇港臨港道路をつくる工事らしい。那覇空港から海をくぐって街中を通らずに浦添市方面へ抜ける道路を作っているそうです。今も波之上臨港道路がありますがさらにその海側に道路ができるようです。
 波之上臨港道路を那覇港方面に歩いていくと波上宮が見えてきます。が、この道路からは直接そちらには行けません。波の上ビーチがこの下にあるらしい。次の交差点を折れて海岸方面に歩いてみました。やはり工事現場ですが早朝のこと、入ってみました。半円状の海岸が人工的に作られています。新しい波の上ビーチになるのでしょうか。
 自動車教習所とホテル街の間を抜けて波上宮を訪ねてみました。ホテルの周辺にはやはり客待ちのタクシー。本当にどこにいてもタクシーには不自由しない町だと思います。 波上宮は神社風の建築なのに屋根は漆喰で固めた沖縄風。不思議な感じです。"昭和天皇のおことば"なんて碑があって、この土地で揉め事にならないのかなとちょっと心配。


 ここから波の上ビーチに下りてみましたが、砂浜に立っても目の前は波の上臨港道路の橋梁、さらに那覇港臨港道路の工事と、見晴らしがよくありません。少々かわいそうなビーチです。
 ビーチから上がると、ここにでもホテルがいっぱい。ビーチというような万人的な健康的な景色と信仰の対象とセクシャリティとが交じり合った猥雑ともいえる雰囲気です。以前に花村萬月の『守宮薄緑』を読んだとき、描かれた波の上ビーチのシーンにやや戸惑いましたが、実際の風景を見て納得しました。なるほどこんなところだったんだ。
 でも…。人工30万強の那覇市でこれだけの数のホテルの経営が成り立つのでしょうか。また心配してしまいます。
  1時間半ほどの散策でなんとなく街の地図が頭の中で出来上がったように思いました。




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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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沖縄シリーズ (ini)
2010-02-07 22:44:55
堪能させて頂いております。
那覇市の違った一面が見られるようで(実は行ったことないのですが ^^;)、興味深い記事です。
ホテルの印象が変わるという出来事も気になるし(^^)
旅行記を読んでいると旅行に行きたくなりますね。
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定期購読ありがとうございます (きすけぐみ)
2010-02-08 19:49:50
iniさま、いつもありがとうございます。

定期購読?をありがとうございます。短い短い沖縄での滞在を1日1記事で一生懸命書いております。引っ張りますよーっ。期待してもらっているホテルの印象の話。そんなに大層なものじゃないんで、期待はずれになるかも。お許しください。
しばらく続きますのでよろしくお願いします。
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