
2月8日~14日、冬の閑散期に観光客を呼び込もうと、奈良公園周辺で、「しあわせ回廊 なら瑠璃絵」が開催されました。夜間特別拝観が実施される春日大社、東大寺、興福寺を幻想的な光の道でつなぐというもので、今年で3回目になります。
12日に行ってみました。私は、幸いにも「なら瑠璃絵」を毎年見学できています。三社寺のハブにあたるのが新公会堂。ここでは冬七夕ツリーと呼ばれるツリーに願い事を書いた花たんざくを結わえつけます。
今年のイチオシは春日大社の参道で行われる「ミラーボーラーズ」と呼ばれるものらしい。「ここまで来て見ずに帰るという理屈はない」と、ボランティアスタッフが声を涸らしながら叫んでいました。行ってみると、これが若い人の集まるイベント会場なら違和感はないけれど、由緒正しき神社の参道の風景だとすれば、少々驚き。ミラーボールがいくつか吊り下げてあり、そこに光が当てられています。脇を固めるのは、見ようによってはお化けにも見える原色の光り物。木々に囲まれた砂利道の参道が、ふだんとは全く別の空間になっています。
奈良国立博物館の壁面をスクリーンにして、光と映像で「アートプロジェクション」が行われていました。博物館の横には池がありますので、池に写って倍増した風景もすばらしいものでした。
14日で最終日を迎えましたが、奈良は13日も14日も雨。最終日に向けての盛り上がりには少々可哀そうな第3回目だったかなと思います。また、来年、このイベントに会えることを楽しみにしましょう。
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