アラフィフで開業した呑兵衛診断士の日記

名古屋のお酒好きアラフィフ診断士が5年余りの企業内を経て開業!仕事したり呑んだりしながら書き連ねる日記です(*^^)v

大きい店で「とんがる」ことは危険なのだろうか。

2011年05月10日 18時40分01秒 | Weblog

久しぶりに、日比野の市場内にある「一力」で昼飯を食べました






やっぱり旨いです。お値打ちです。

そりゃ、漁港の市場で食べるようなものとはまた違うかもしれませんが、会社の合間に行ける店で、昼飯に旨い鮮魚を食べたいならここですね。

並んでる理由も分かります。



この店に行ったのは半分は仕事で


ここんところ、仕事でずーっと、とある飲食施設の営業支援をしております。

決してお客様が少ない店ではありませんが、なんせ施設が大きいので損益分岐点が高い


席数にして500席あまり。

飲食施設としては大きい方だと思いますが、チェーン店ではなく1店舗だけです。


詳しくは書きませんが、まぁともかく今より収益を上げましょうってことです。


悩んでいるのは店の方向性。

現在は、500席のお客様の要望に対して、全方位的に対応してるから、総花的なメニューになってます。

あれもこれもやろうとするあまり、冷凍物やレトルトに頼る面も大きい。

特別不味いものも無いけど、特別美味しいものも無い。

とある破綻したGMSの経営者の言葉を思い出します。

「うちにはなんでも置いてあるけど、お客様の欲しい物は一つも無かった。」





これと同じ状況になっている気がします。

500席を埋めるには、薄くても手を広げなければいけないのか?「とんがる」ことは危険なのか?

「とんがる(尖る)」

いわゆる差別化、動機付け。診断士勉強中には常に出てきた言葉です。

その「とんがる」方向性は危険なのか?



いや、やはり「とんがる」べきだと思います。

そりゃ、一部のお客様からは苦情を言われるかもしれません。


でも・・・


「これを食べるならこの店へ。」

古今東西、店の規模に関わらず、飲食施設の原則はコレだと思います。


冒頭の「一力」は市場の中にある強みとイメージを活かして「とんがって」いる好例だと思います。

小さい店ですけどね。




しかし、理論だけじゃなく、実践の場で提案するのはけっこう大変なこと


なにで「とんがる」のか?料理か?接客か?

理論だけでは店のスタッフは動かない。具体的にどうすれば「とんがる」ことができるのか?

「とんがる」ことを選択した結果が、以前よりマイナスになった時にどう対処するか?




この店なりの「とんがり」を創りだして成功させたい案件です。




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